クレジットカードを便利に活用する
韓国で使えるクレジットカードとは?種類や審査、便利な使い方を解説
公開日:2023年2月2日
韓国では、街中にある多くの店舗がキャッシュレス決済に対応しています。そのため、韓国を旅行する際はクレジットカードが活躍します。現金の場合は現地通貨への両替が必要になりますが、クレジットカードであれば両替の必要がなく、支払いもスムーズです。
この記事では、韓国で利用できる支払い方法、韓国でクレジットカードを利用するメリット、事前に知っておきたいポイントなどを解説しています。韓国に行く予定がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- 韓国のクレジットカード・電子マネー事情
- 韓国で使えるクレジットカードの種類
- 韓国でクレジットカードを使う前に知っておきたいこと
目次
韓国はクレジットカードが使える場所が多い!
韓国では、JCB、VisaやMastercardといった国際ブランドのクレジットカードが利用できます。国際ブランドとは、さまざまな国や地域で利用できる決済システムのネットワークを持つクレジットカードブランドを指します。ホテル・飲食店・コンビニ・百貨店・タクシーなど、多くの場所でクレジットカード払いが可能です。
韓国のクレジットカード・電子マネー事情
韓国は、世界の主要国のなかでもキャッシュレス決済の利用者が多い国です。韓国のキャッシュレス決済比率は2020年の時点で93.6%(Euromonitor Internationalからの参考値)と高い水準となっており、韓国政府が行っている施策が理由のひとつといわれています。
一方で、日本のキャッシュレス決済比率は2021年時点で32.5%と、韓国の3分の1程度の比率となっています。
韓国でキャッシュレス決済をするのであれば、クレジットカードもしくは現地で作成する交通系ICなどを利用することになります。日本で利用されている電子マネーは韓国では利用できないので注意しましょう。
韓国でクレジットカードが使えない場所
キャッシュレス決済が普及している韓国ですが、屋台や露店など規模の小さい店舗では、クレジットカード払いができない可能性があります。このような場合は現金で支払うことになるため、空港などで現地通貨に両替して、現金も用意しておきましょう。
韓国で使えるクレジットカードの種類
ここでは、韓国で使えるクレジットカードの種類を解説します。
国際ブランド
冒頭でも説明したように、国際ブランドとは、さまざまな国や地域で利用できる決済システムのネットワークを持つクレジットカードブランドのことです。韓国で利用できるクレジットカードの国際ブランドは、JCB、Visa、Mastercard、American Express、銀聯(ぎんれん)です。
これらの国際ブランドのクレジットカードお持ちであれば、韓国にいる間も活用できます。
クレジットカードの国際ブランドの特徴や種類とは|5大ブランドの違い
韓国独自のキャッシュレス決済
クレジットカード以外にも、韓国の国内限定で利用できる交通系ICカードやキャッシュレス決済サービスがあります。T-money、cashbeeといった交通系ICカードを使うと、韓国でバスや地下鉄を利用する際に乗車券を購入する必要がなくなるほか、乗り換えの際に割引が適用されます。
韓国でクレジットカードを利用するメリット
韓国でクレジットカードを利用すると、支払いがスムーズになったり、海外旅行に関する保険を利用できたりするなどのメリットがあります。
現金での支払いよりスムーズ
韓国で現金を利用する場合、日本の通貨を韓国の通貨に両替をしたり、紙幣や硬貨を出して支払ったりする必要があります。クレジットカードであれば、現金と比較してスムーズに支払いができます。韓国はキャッシュレス決済に対応している店舗が多いため、少額の買い物でもクレジットカードを利用しやすいでしょう。
海外旅行保険が利用できる
クレジットカードは、年会費が無料のカードでも、海外旅行中のトラブルを補償する保険が付帯されていることが多いです。たとえば、海外旅行傷害保険が付帯されているクレジットカードであれば、旅行中の病気やケガの際に、程度に応じた補償を受け取れます。
海外旅行傷害保険に関しては、次の記事で詳しく解説しています。
クレジットカード付帯の海外旅行保険とは|補償内容や使い方を解説
キャッシングを利用できる
韓国ではクレジットカード決済に対応している店舗は多いものの、屋台や露店など、キャッシュレス決済が導入されていない店舗も存在します。この場合は現金で支払う必要があるため、現金の用意がないと困るケースもあるでしょう。
クレジットカードで現地通貨を引き出せる海外キャッシングサービスが利用できれば、急に現金が必要になったときに対応できて便利です。キャッシングサービスの利用方法は次の通りです。
- 旅行前に海外キャッシングの利用可能枠(限度額)の設定を行う
- 海外のATMまたは現地金融機関の窓口で現地通貨を引き出す(※)
- 後日、レート換算された利用金額に手数料を加算した金額が支払口座から引き落とされる
- ATMの利用には、暗証番号の事前確認が必須です。
なお、海外でクレジットカードのショッピングやキャッシングを利用する際には、利用金額に換算レートが加わり、さらに手数料がかかります。次の章で詳しく説明します。
韓国でクレジットカードを使う前に知っておきたいこと
ここでは、韓国でクレジットカードを使う前に知っておきたい手数料と、サブカードの必要性を解説します。
一定の率を加えた換算レートで日本円に換算される
日本のクレジットカードを使って海外で買い物やサービスを利用すると、利用代金分を日本円に換算するときにレート換算された金額に手数料が加算されます。
JCBのクレジットカードを利用した場合、支払総額は次のように計算されます。
- 利用代金は、韓国での利用金額の場合は「ウォン」
- 基準レートは「円」
海外キャッシング1回払い(海外キャッシングサービス)については、換算日の基準レートを換算レートとして日本円に換算します。
基準レートは日々変わり、手数料に関しては国際ブランドごとに異なります。基準レートは利用代金の引き落とし日ではなく「利用代金の支払い処理が行われた日」になるので認識しておきましょう。
予備のクレジットカードを持っておくとよい
海外に持っていくクレジットカードが一枚のみの場合、現地でカードの不具合が起きたり、万が一紛失や盗難にあったりすると、支払いに使えなくなってしまいます。万が一の事態に備えて予備のクレジットカードを用意しておくと、引き続きクレジットカード払いができて便利です。
持っているクレジットカードが一枚のみの方は、このような事態に備えてサブカードを作ることも検討してみましょう。サブカードを作る際は、持っているクレジットカードと異なる国際ブランドのものを発行するのがおすすめです。
韓国でも便利でおトクなJCBカード
JCBは日本国内外に3,900万店以上の加盟店が(※)あり、ハワイ・グアム・中国・台湾・韓国をはじめ、さまざまな国や地域でJCBカードが使えるお店が増えています。韓国でも使える店舗は多いです。
- 2022年3月末時点
また、JCBカードには海外旅行に便利な保険が付帯しています。
- 旅行傷害保険(国内/海外)
- 航空機遅延保険(国内/海外)
- ショッピングガード保険(国内/海外)
- スマートフォン保険
- 券種によって付帯サービスの内容が異なります。
また、JCBではカード番号を券面に記載しない「JCBのナンバーレスカード」(NL)が登場しました。カード番号が漏れることで不正利用のリスクが高まるため、ナンバーレスにすることによって海外でも安心して利用できます。
JCB カード W

「JCB カード W」は、JCBカードのなかでも特にポイント還元率が高いカードです。国内外のどこで利用しても、ポイントがいつでも2倍になり、JCBオリジナルシリーズパートナーで利用すればさらにポイントがたまります。
- 1 Starbucks eGiftの購入は21倍、スターバックス カードへのオンライン入金・オートチャージは11倍です。店舗での利用分・入金分はポイント倍付の対象となりません。
- 2 Amazon、Amazon.co.jpおよびそれらのロゴは、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標または登録商標です。
- 3 一部対象とならない店舗があります。法人会員の方は対象となりません。
- JCB カード Wを利用するとカード特典の+1倍が加わるため、上に記載のポイント倍率が適用されます。
- 掲載内容は予告なく変更となる場合があります。
ポイント倍率は2023年8月時点の情報です。
事前にポイントアップ登録が必要です。優待店により特典・条件等が異なります。最新情報はJCBオリジナルシリーズサイトをご確認ください。
JCB カード Wの海外旅行傷害保険では、最高2,000万円の補償を受けられます。(※4)
- 4 JCB カード W、JCB カード W plus Lで事前に「搭乗する公共交通乗用具」または「参加する募集型企画旅行」の料金をお支払いになった場合、海外旅行傷害保険が適用されます。
また、JCB カード Wは年会費が永年無料であることも魅力です。申込対象として18歳以上39歳以下の年齢制限がありますが、入会後は40歳を過ぎても継続して年会費無料で利用できます。そのため、39歳以下で、旅行に関する保険が付帯されたカードをコストをかけずに所有したい方にもおすすめです。
JCBゴールド

JCBゴールドは海外旅行傷害保険など、旅行に関する補償や特典が充実しているカードです。年会費が11,000円(税込)となっていますが、オンラインからの申し込みなら初年度の年会費が無料になります。(※1)
JCBゴールドは、MyJチェックを登録すると海外でのご利用でOki Dokiポイント2倍になり、韓国で買い物をした際にもおトクにポイントをためられます。ためたOki Dokiポイントは、Amazon.co.jpでのショッピングなど、さまざまな場所で利用できます。
また、JCBゴールド会員があれば、国内の主要空港、およびハワイ ホノルルの国際空港内にあるラウンジを無料で利用できる「空港ラウンジサービス」が付帯しているため、フライトの待ち時間を有意義に過ごせます。さらに、世界1,100ヵ所以上のラウンジをUS35ドル(一部空港ラウンジはUS27ドル)で利用できる「ラウンジ・キー」は、韓国の空港ラウンジでも利用できます。
最高1億円(※2)が補償される海外旅行傷害保険が付帯しているので、旅行中のトラブルにも備えられます。付帯する保険を重視する方や、韓国を含め国内外に旅行や出張の機会が多い方は、JCBゴールドを検討してみましょう。
- 1 お切り替えの方は初年度年会費無料の対象となりません。
- 2 出発日が2023年3月31日(金)以前の旅行について、「搭乗する公共交通乗用具」または「参加する募集型企画旅行」の料金をJCBゴールドでお支払いになった場合、最高補償額は1億円。JCBゴールドでのお支払いがない場合には、最高補償額は5,000万円となります。募集型企画旅行は、日本出国前にJCBゴールドでお支払いした場合に限ります。出発日が2023年4月1日(土)以降の旅行について、「搭乗する公共交通乗用具」または「参加する募集型企画旅行」の料金をJCBゴールドでお支払いになった場合、最高補償額は1億円。JCBゴールドでのお支払いがない場合には、補償の対象となりません。
- 上の保険の内容は概要を説明したものであり、実際の保険金のお支払い可否は、普通保険約款および特約に基づきます。また、事故の内容によっては補償の対象とならない場合があります。
- カードにより補償内容が異なる場合があります。
韓国旅行でも使えるデビットカード

年齢条件や審査など、何らかの理由でクレジットカードを持てない方には、クレジットカードの代わりにデビットカードを作る選択肢もあります。
デビットカードとは、支払いと同時に、指定の銀行口座から利用金額が引き落とされる仕組みのカードです。15歳または16歳から申し込み可能で、基本的に審査がないため、学生や主婦(主夫)にもおすすめです。
JCBデビットカードは、日本はもちろん、韓国でも、JCB加盟店であれば利用できます。店舗のレジにJCBマークがなくても利用できる場合があるので、不明な場合は店舗のスタッフに確認してみましょう。
よくある質問
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韓国では日本で作ったクレジットカードを使えますか?
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支払いをする店舗が加盟している国際ブランドであれば利用可能です。国際ブランドとは、さまざまな国や地域で利用できる決済システムのネットワークを持つクレジットカードブランドのことです。韓国では、JCB、Visa、Mastercard、American Express、銀聯を使えるケースが多いです。
また、日本のクレジットカードを海外で利用すると、利用代金に換算レートが加算され、クレジットカードごとに定められた手数料がかかります。
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韓国ではどのような場所でクレジットカード決済ができますか?
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韓国ではキャッシュレス化が進んでいることもあり、ホテル、飲食店、コンビニ、アパレル、雑貨屋、百貨店など、多くの場所でクレジットカード決済が可能です。ただし、規模の小さい店舗や、屋台、露店などではクレジットカード決済に対応していない可能性もあるので、念の為に現金も用意してきましょう。
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韓国旅行ではどのようなクレジットカードが便利ですか?
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海外旅行に関する保険が充実しているものがおすすめです。たとえば、海外旅行傷害保険が付帯しているクレジットカードであれば、海外旅行中に起きたケガや病気に対して補償が受けられます。年会費無料のクレジットカードにも旅行に関する補償が付帯されているケースが多いので、検討してみましょう。
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- Apple Payは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
- Google Pay は、Google LLC の商標です。
- 掲載内容は予告なく変更となる場合があります。

- 【監修者】
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氏名:高柳政道(たかやなぎ まさみち)
資格:一級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP、DCプランナー2級一級ファイナンシャル・プランニング技能士を取得後、2020年5月に金融コラムニストとして独立。企業に属さないFPとして投資商品の選び方を中心に情報を発信。
資産運用・生命保険・相続・ローンなど、多岐に渡るジャンルの執筆及び監修業務を手掛け、関わった記事数は500を超える。