ネットキャッシングは、インターネットから申し込めるキャッシング方法です。突然の口座残高不足に困ることがないように、ネットキャッシングを活用しましょう。
ここでは、ネットキャッシングのメリットと注意点のほか、利用方法について丁寧に解説します。

ネットキャッシングには2種類ある

ネットキャッシングとは、申し込みから入金まで、すべてインターネット上で完結するお金の借り入れ方法です。ATMや店舗へわざわざ行かなくても好きな時間・場所から利用でき、直接口座にお金が振り込まれるので、「家賃の引き落としができない」「クレジットカードの利用が多かったので口座残高が足りない」といったときにも便利に活用できます。

ネットキャッシングには、「キャッシング機能が付いたクレジットカード」と「カードローン」の2種類があります。

クレジットカードのネットキャッシング

クレジットカードのネットキャッシングは、クレジットカードにキャッシング枠を付けると利用できるようになります。日ごろ使っているクレジットカードでキャッシングできる点は魅力ですが、金利が高めで、借り入れ可能額も低く設定されています。

カードローンのネットキャッシング

カードローンのネットキャッシングは、キャッシング専用のカードを使って利用します。専用のカードに申し込む必要はあるものの、一度作ってしまえば審査なしで使えます。金利も低く、借り入れ可能額も高めなので、定期的にキャッシングを使う場合は、カードローンのほうがメリットは大きいといえるでしょう。

ネットキャッシングのメリット

ネットキャッシングは、日々の暮らしの中で急に起きる「ちょっとお金が足りない」というシーンにおいて、とても便利なキャッシングの方法です。ここでは、ネットキャッシングの主なメリットを5つご紹介します。

お金を借りるためにATMや店舗へ行かなくてもいい

ネットキャッシングでは、インターネット上からキャッシングの申し込みをすると、直接指定口座に振り込まれます。わざわざATMや店舗に足を運ぶ必要はありません。

例えば、夜間に「翌日朝一の引き落としがあるのに、口座残高が足りない」と気付いたときや、「仕事でATMに立ち寄る暇がない」といったときは、焦ったり困ったりすると思います。それが、ネットキャッシングなら、パソコンやスマホを開けば、スピーディにその場で対応できるのです。

24時間いつでもお金を借りられる

ネットキャッシングは、インターネット上で24時間いつでも好きなタイミングで申し込めます。同じキャッシングでもATMや店舗での借り入れは利用できる時間が限られてしまいますが、ネットキャッシングならその心配はありません。いつでも思い立ったときに申し込める点は、ネットキャッシングの大きな魅力といえるでしょう。

お金を借り入れるときの審査が不要

ネットキャッシングにおいては、キャッシング枠のついたクレジットカードか、カードローン専用カードを保有していれば、借り入れごとに審査を受ける必要がありません。審査を受けた後の待ち時間や審査結果にやきもきさせられることなく、スピーディなキャッシングが実現するでしょう。

カードの現物がなくてもパソコン・スマホで借り入れが完結

お金の借り入れの申し込みが、パソコンやスマホから簡単にできるのもネットキャッシングの強みといえるでしょう。手続き時にクレジットカードやカードローン専用カードをわざわざ財布から取り出して、照会しながら入力するようなことはありません。電車に乗っているときや仕事中の休憩時間といった隙間時間に、周囲の人にお金を借りていることを知られずに申し込めるのは、ネットキャッシングならではのメリットです。

キャッシング専用のカードなら低金利・高い利用可能枠（限度額）

ネットキャッシングのなかでも、特にカードローン専用カードを使ったメリットとして、金利の低さと利用可能枠（限度額）の高さが挙げられます。

例えば、JCBのカードローン「FAITH」なら、年利4.40～12.50％、利用可能枠は最大500万円と低金利で高い利用可能枠の商品（JCB比）です。「金利が高いと、返済するときに大変だな…」という返済の不安も解消できるはずです。

ネットキャッシングのデメリット

いつでも手軽に必要なお金を借りられるネットキャッシングですが、デメリットがないわけではありません。ネットキャッシングを利用するうえで知っておきたいデメリットを4つご紹介します。

現金が必要な場合は不向き

ネットキャッシングは、基本的に指定口座へお金を振り込む方法で利用するキャッシングサービスです。そのため、「いますぐ現金が必要」という場合には適していません。

カード非保有だと借り入れに日数がかかる

ネットキャッシングは、基本的にキャッシング枠のついたクレジットカード、あるいはカードローン専用カードを持っていなければ利用できません。該当カードを持っていない人は、カードの発行やキャッシング枠の設定手続きから始めなくてはいけないため、借り入れまでにある程度日数を要します。「急にお金が必要！」となったときのために、あらかじめ準備しておきたいところです。

使用するカードによっては利息が高くなる

キャッシングの金利は、借り入れ金額に応じて15.00～20.00％の上限金利が設けられています。
2010年の貸金業法改正によって、キャッシングは以下のような金利となっています。

どんなカードでキャッシングをしても上限金利を超えることはありません。ただし、クレジットカードのネットキャッシングの金利は、上限に近い年17.00～18.00％であることが多く、高額な利息が発生することがあるので注意が必要です。

利用可能枠（限度額）に制限があることも

ネットキャッシングの利用可能枠（限度額）は、個々の審査結果に応じて決められます。便利ではありますが、いくらでも借りられるわけではないことに注意すべきでしょう。

クレジットカードのネットキャッシングの場合、ショッピング枠内にキャッシング枠が含まれるケースが多くなっています。仮に、「ショッピング枠100万円、キャッシング枠50万円」のクレジットカードでは、ショッピングとキャッシングの合計で100万円が利用可能枠。ショッピングで70万円使っていたとすると、キャッシングでは30万円が利用可能枠となります。
ちなみに、カードローンはショッピング枠がないためこのような制限がなく、利用可能枠（限度額）まで借り入れ可能です。

ネットキャッシングの利用方法を解説

ネットキャッシングを実際に利用する際には、どのように行えばいいのでしょうか。続いては、クレジットカードとカードローンを使った場合、それぞれの手順について解説します。

クレジットカードのネットキャッシングの手順

クレジットカードでネットキャッシングをする場合、キャッシング枠が元々付いているかどうかによって手順が変わります。

キャッシング枠が付帯されているカード

キャッシング枠が付いているカードを持っていれば、クレジットカード会社のWEBサイトのマイページやアプリからネットキャッシングの申し込みができます。マイページで希望金額と返済方法（キャッシングリボ払い・キャッシング1回払い）を選択し、申し込み内容の最終確認をするだけで、カードの設定口座に希望した金額が振り込まれます。

キャッシング枠が付帯されていないカード

キャッシング枠が付いていないカードは、キャッシング枠の設定から始めましょう。クレジットカード会社のWEBサイトのマイページやアプリから、キャッシング枠の申し込みを行います。審査に通れば、キャッシング枠が設定されてネットキャッシングが利用できるようになります（一部、キャッシング枠がつけられないカードもあります）。

カードローンのネットキャッシングの手順

カードローン専用カードのネットキャッシング申し込みも、クレジットカード会社のWEBサイトのマイページや専用アプリから行います。
基本的な手順は、キャッシング枠が付いたクレジットカードのネットキャッシングと同じ。希望額と返済方法を選択すると、カードの設定口座に希望した金額が振り込まれます。

ネットキャッシング利用時の注意点とは？

ネットキャッシングを利用するにあたって気を付けたい、3つのポイントをご紹介します。ネットキャッシングを安全に使えるよう、覚えておくといいでしょう。

タイミング次第で振り込みが翌営業日になることがある

ネットキャッシングは、申し込むタイミングによって口座への入金時間が変わります。カード会社が営業していない夜間に申し込んだ場合、振り込みが翌営業日になることもあります。
申込受付時間と振込時間は、カード会社によって異なりますので、急ぎの場合はお持ちのカードについて事前に確認しておくことをおすすめします。

カードローンのネットキャッシングの手順

カードローン専用カードのネットキャッシング申し込みも、クレジットカード会社のWEBサイトのマイページや専用アプリから行います。

振込時間の例（JCBの場合）

• お振り込み時間は金融機関の都合により異なる場合があります。
• 平日9：00AM～2：30PM以外の受付分は、申し込み手続き完了後であっても、与信状況に変化があった場合は、貸金業法上お振り込みできない場合があります。
• 平日2：31PM～2：35PMは申し込みのタイミングにより当日のお振り込みになる場合があります。
• システムの不具合その他の事由により、取引ができない、または遅延することがあることを承諾のうえお申し込みください。
• JCBにご登録のお支払い口座名義と、金融機関の口座名義が一致しない場合は利用できない場合があります。
  例：JCB登録名義（ヤマモト カズオ）⇔金融機関口座名義（ヤマモト カヅオ）
  JCB登録名義（ミヤザキ タロウ）⇔金融機関口座名義（ミヤサキ タロウ）
  JCB登録名義（サトウ ハナコ）⇔金融機関口座名義（ヤマダ（旧姓） ハナコ）等
• システムの都合上、本サービスによる借り入れの当日に繰上返済できない場合があります。

いざというときのために備えるには事前申込が必要

ネットキャッシングを利用するには、クレジットカードのキャッシング枠をつけるか、カードローンを申し込んでおく必要があります。カードローンの審査は、申し込みから最短で即日審査完了するものもあるため、大きな負担にはならないでしょう。
ネットキャッシングは、「すぐに口座へお金を入れておく必要に迫られている！」というときにこそ役立つもの。念のための事前の申し込みをおすすめします。

キャッシングリボ払い・キャッシング1回払いの支払い方法は用途に応じて決める

ネットキャッシングの支払い方法は、1回払いもしくはリボ払いのいずれかを選択できます。1回払いは利息を抑えて利用できるため、「給料日まで残高が足らず、それまでのつなぎとしてお金が必要」といったときに便利です。

一方のリボ払いは、毎月の支払い金額を一定化することで負担を抑えられるので、「月々の計画的な支払いによって高額な商品を購入したい」ときなどに向いているでしょう。なお、WEBサイトのマイページ等から支払い金額を増額できたり、支払い方法を一括返済に変更できたりするカードもあります。

ネットキャッシングの仕組みを理解し、自分に合った使い方を

ネットキャッシングは、「引き落とし金額に対して口座残高が足りない」といったときに、非常に便利なキャッシング方法です。ただし、高い利息が発生してしまうこともあるため、できるだけ金利の低いサービスを活用したり、一括払いで返済したりするなど、使い方を工夫したいところです。

例えば、JCBのカードローン「FAITH」（年利4.40～12.50％、借入限度額は最大500万円）は、申し込みはWEBで完結できます。そして、カードお届け後、インターネット・電話での申し込みによって、最短数十秒で希望金額をお振り込みします。毎日の暮らしをもっと便利で快適なものにするためにも、JCBのネットキャッシングサービスを活用してみてはいかがでしょうか。

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