自分にぴったりのクレジットカードをつくる
プラチナカードで家族カードを利用するメリット・入会条件や特典を解説
公開日:2024年9月18日
プラチナカードとは、ゴールドカードの上位にあたる、ステータスの高いクレジットカードです。プラチナカードの申し込みの際には厳しい入会審査があり、一般的なカードと比較すると年会費が高いこともあって、所有するハードルも高くなります。
しかし、プラチナカードの家族カードであれば、審査なく所有が可能です。プラチナカードの家族カードを利用するメリットや特典も踏まえて、申し込みを検討してみましょう。
この記事でわかること
- プラチナカードの家族カードの基本情報
- プラチナカードで家族カードを利用するメリット
- プラチナカードの家族カードを使うときの注意点
目次
プラチナカードの家族カード その魅力は?
プラチナカードとは、ゴールドカードよりステータスが高く、上質な特典・サービスが付帯されるクレジットカードのことです。プラチナカードは、一般的なカードよりも入会審査が厳しく、年会費も高い傾向にありますが、うまく活用すれば年会費の金額以上にメリットを得られます。
プラチナカードの「家族カード」は、契約者である本会員と同様の幅広い特典とサービスを利用できるカードです。
そもそも家族カードとは、本会員の家族が発行できるクレジットカードのことです。「ファミリーカード」とも呼ばれ、カードを所有する家族は、「家族会員」として扱われます。家族カードは単体で発行することはできず、あくまで本会員のカードの「追加カード/サブカード」として発行されるものです。
プラチナなどのステータスの高いカードは自分で所有するにはハードルが高くても、家族会員であれば気軽に本会員と同様の特典・サービスを受けられます。この点は、家族カードを持つ大きな魅力といえるでしょう。
プラチナカードの家族カードは誰でも持てる?
プラチナカードの入会審査では、勤務先や勤務年数、滞納履歴などが厳しくチェックされます。しかし、家族会員に対する審査はないため、勤務状況や収入は問われません。
家族カードを利用できる家族の範囲はクレジットカード会社によって異なりますが、一般的には本会員と生計が同じ配偶者、両親、18歳以上の子供(高校生を除く)が該当するため、本会員の家族として該当する方の多くが家族カードを持てる可能性があります。
家族カードの発行手数料や年会費はどうなる?
家族カードの年会費は、本会員より低く設定されていることが多く、枚数の制限はありますがカード会社によっては無料の場合もあります。そのため、家族が個別で入会してカードを持つよりも、家族カードを発行したほうが年会費を抑えられることが一般的です。
JCBプラチナの場合、家族カードの1枚目は無料、2枚目からは1枚につき3,300円(税込)の年会費がかかります。
家族カードのメリットデメリット。発行条件や審査について解説
プラチナカードの家族カードを持つメリット
一般的に、クレジットカードは一般カード、ゴールドカード、プラチナカード、ブラックカードの順にステータスが高くなります。年会費は高くなりますが、ご利用可能枠(限度額)やポイント還元率が高く、特典・優待サービスも充実している点がステータスの高いカードの特長です。
プラチナカードはステータスが高い分、一般カードよりも審査基準は厳しめですが、審査のない家族カードでも本会員と同様の旅行、グルメ、保険などにおいてさまざまな特典を受けられ、JCBカードでは、ポイントもおトクにためられます。
ここからは「JCBプラチナ」の特典について、家族カードの視点から紹介していきます。
厳選されたレストランのコース料理が1名分無料に
JCBプラチナの優待サービスのひとつに、日本国内の幅広いレストランをおトクに利用できる優待サービス「グルメ・ベネフィット」というものがあります。本会員だけでなく、家族会員が1名以上含まれているグループであれば、サービスの対象となります。
「グルメ・ベネフィット」の内容は、日本国内にある、和洋中、フレンチ、イタリアンなどの幅広いジャンルのレストランが対象で、所定のコースを2名以上で予約すると1名分が無料になるというものです。家族や恋人の誕生日や記念日、お世話になった方との会食などで、上質なレストランの料理を優待価格で楽しめます。
空港ラウンジサービスを利用できる
JCBプラチナの本会員と家族会員は国内の主要空港、およびハワイホノルルの国際空港内にあるラウンジを無料で利用でき、主に以下のようなサービスが利用可能です。
- ドリンクサービス
- 新聞・雑誌の閲覧
- Wi-Fi/無線LAN
旅行や出張が多い家族会員の方は、JCBプラチナの家族カードを所有してこれらのラウンジを利用すれば、大勢の利用者で混雑している空港でも快適に待ち時間を過ごせます。同伴者も1名は無料で利用可能(※)なので、複数人でも出発の時間までくつろいで過ごせるでしょう。
- 同伴者は有料となります。同伴者料金はラウンジにより異なります。各ラウンジ受付にてご確認ください。
- JCBザ・クラス、JAL・JCBカード プラチナ、ANA JCBカード プレミアム、JCBプラチナ(JCBオリジナルシリーズ)の個人会員またはJCB CARD Biz プラチナ会員のお客様に限り、同伴者1名まで無料で利用できます。
- 一部有料のサービスがあります。
国内外の人気宿泊施設を優待付きで利用できる
JCBプラチナに付帯されているサービスとして、日本全国の人気宿泊施設の豊富なプランが優待特典付きで利用できる「JCBプレミアムステイプラン」があります。本会員または家族会員1名以上を含むグループであれば利用でき、全国各地の宿泊施設の、魅力的な宿泊プランを受けられます。
旅行はもちろん、出張や帰省などでワンランク上の宿泊施設に泊まりたいときなどにもぴったりのサービスです。
また、日本国内だけでなく、世界各地の豪華宿泊施設にも特典付きで宿泊できる「海外ラグジュアリー・ホテル・プラン」というサービスもあります。ハワイの歴史ある高級リゾートや、パリ中心部のフィットネスセンター・スイミングプールが用意されたホテルなど、さまざまな施設に優待付きで宿泊できます。このサービスは、本会員または家族会員を1名以上含むグループなら申し込むことが可能です。(※)
- ホテルによっては、本会員の方からのお申し込み、および本会員の方を1名以上含むご宿泊が必要な場合があるため、お申し込みの際にご確認ください。
24時間365日コンシェルジュデスクに相談できる
JCBプラチナの家族会員は、24時間365日無料であらゆる相談ができる「コンシェルジュデスク」の利用も可能です。秘書に任せるような感覚で、国内外のホテル予約、飛行機や列車、レンタカーの手配、旅行中のトラブル相談や各種サービスなど、幅広いサポートを受けられます。
たとえば、大切な記念日に「雰囲気のよいレストランを予約したい」といった相談ができたり、旅行の際に「子供も一緒に楽しめる場所に行きたい」「ペットも連れていける施設を探したい」などの要望に沿ったプランの提案をしてもらえたりと、さまざまなサポートが受けられます。また、急な出張や予定変更などにより、忙しいなかで飛行機のチケットやホテルの手配をしなければならなくなったときにも、コンシェルジュデスクに電話で相談すれば、チケット・ホテルの予約はもちろん、レンタカーの手配から接待でのお店選びや予約まで、可能な限り要望に対応してくれます。
幅広い場面で役に立つコンシェルジュデスクへの相談サービスを、24時間365日いつでも無料で利用できるため、プラチナカードを家族カードで利用することは、大きな魅力といえるでしょう。
さらに、MyJCBアプリからレストランの予約や、ゴルフ場の手配などを相談できる「デジタルコンシェルジュサービス」もあります。場所を気にせずにスマートフォンを使ってアクセスでき、コンシェルジュサービスを電話での相談より気軽に利用できます。レストランやゴルフ場のお気に入り登録もできるため、気になったレストランやゴルフ場を後から好きなタイミングで吟味し、場面に合ったものを選ぶことも可能です。
プラチナカードの家族カードを使うときの注意点
さまざまな特典、優待サービスを受けられるプラチナカードですが、家族カードを使う際にあらかじめ押さえておきたい注意点があります。
ご利用可能枠(限度額)を意識して使う
一般的に、家族カード利用分の支払いは契約者(本会員)の口座と一括で扱われ、家族カードの引き落とし口座は本会員と別に設定することはできません。ご利用可能枠(限度額)についても、本会員と家族会員で共有されます。たとえば、本会員のカードのご利用可能枠(限度額)が50万円の場合、家族会員が40万円分カードを使うと、ご利用可能額は差額の10万円となってしまいます。
もし、ご利用可能枠(限度額)を超えてしまうと、一般的には次の引き落とし日までクレジットカードを利用できなくなってしまいます。カード会社に引き上げを申請し、ご利用可能枠(限度額)を増やしてもらえる方法もありますが、審査があるため希望通りにいくとは限らないことに注意が必要です。
ご利用代金明細をこまめにチェックする
家族カードを利用すると、本会員のご利用代金明細に利用額が記載され、複数人の利用額が明細に残るため、カードの不正利用があっても気付けない恐れがあります。家族が使った金額だと思っていたら、実は不正利用だったということもあり得るため、誰が何に使ったかを把握し、ご利用代金明細をこまめに確認したほうがよいでしょう。
JCBカードでは、利用通知や利用制限の設定を行えるサービス「My安心設定」があるため、ぜひご活用ください。
JCBカードの「My安心設定」とは?
My安心設定とは、お客様自身でカードの利用通知や利用制限、口座残高不足の通知を設定できるサービスです。カード利用の都度、もしくはカード利用の合計額が設定金額に到達したとき、リアルタイムでお知らせすることで使い過ぎを防止できます。
また、自身が契約するカードだけでなく、家族カードにおいても、ショッピングやキャッシングサービスの利用を一時的に制限することが可能です。さらに、次回の支払い時に口座残高不足の恐れがある場合は、お知らせが来る設定にもできるので、うっかり支払いが遅れてしまうことを防げます。
家族で質の高いサービスを利用できるJCBのクレジットカード
JCBオリジナルシリーズの家族カードは、新規発行時に2枚まで同時に申し込めます。(※)
- カードの種類によっては同時申し込み不可または1枚のみとなることがあります。カード発行後に会員専用WEBサービス「MyJCB」から追加で申し込みください。
家族会員でJCBカードを使うと、本会員のサービスを家族で受けられることに加えて、Oki Dokiポイントをためやすく、合算しての使用も可能です。本会員だけでなく、家族会員にとっても魅力的な特典・優待であるかを確認して、一家に合うカードを選びましょう。
ワンランク上のグルメや宿泊を楽しめる「JCBプラチナ」
JCBプラチナは、20歳以上(学生を除く)が申し込みできる年会費27,500円(税込)のカードです。
レストランのコースメニューが1名様分無料になる「グルメ・ベネフィット」や、世界の空港ラウンジ等を無料で利用可能な「プライオリティ・パス」、24時間・365日利用可能な「プラチナ・コンシェルジュデスク」など、プラチナカードならではのサービスが付帯しています。
JCBプラチナを利用して一定の条件を満たすと、JCB最高峰のブラックカード「JCB ザ・クラス」の招待が届く可能性があります。将来的にブラックカードを持ちたい方は、JCBプラチナを検討してみましょう。
よくある質問
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プラチナカードの家族カードの申し込み方法を教えてください
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プラチナカードの家族カードの申し込み方法には2パターンあります。ひとつは、本会員が既に所有しているクレジットカードに追加発行する方法です。ほとんどのカードの場合、スマートフォンやパソコンの会員サイトやアプリ上で申し込めます。JCBプラチナの場合、カードの種類を問わず、MyJCBで家族カードの申し込みが可能です。
もうひとつは、新規でクレジットカードを発行する際に家族カードを同時に発行する方法です。タイミングが合えば、同時に申し込むほうが追加で発行するより簡単でしょう。
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ご利用代金明細を会員ごとに確認できますか?
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カード会社やカードの種類によっては、家族カードのご利用代金明細を、家族会員ごとに個別で確認できます。JCBの場合、家族会員それぞれがMyJCBに登録し、IDとパスワードを設定すれば、各自の専用ページにログインすることで自分が利用したご利用代金明細を閲覧可能です。
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夫婦で家族カードを持つ場合、どのようなカードがよいですか?
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二人ともよく旅行をする、よく外食をするなど、夫婦共通の趣味に合った特典や優待サービスが受けられるカードを選ぶとよいでしょう。ポイントを重視するのであれば、ポイント還元率の高いカードがおすすめです。夫婦ふたりで利用することで、ポイントがたまるスピードも倍になる可能性が高まります。
ハイステータスな1枚を
持ちたい方におすすめのカード
プラチナカードならではのサービスが充実
- 掲載内容は予告なく変更となる場合があります。
- 【監修者】
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氏名:楠本 学(くすもと まなぶ)
資格:1級ファイナンシャル・プランニング技能士 AFP 証券外務員一種資格金融商品を販売しない独立系ファイナンシャルプランナーとして、資産運用・家計管理・住宅購入・保険見直しなど、次々と押し寄せる不安の波を、お客様の立場に立って将来にわたり安心できるアドバイスを行っている。
FP志望者の育成・教育にも携わっており、FP試験対策本も出版。日本FP協会主催「CFP30周年記念プロモーション動画コンテスト 最優秀賞受賞」
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プラチナカードの家族カードは、特典の共有が大きなメリットです。空港ラウンジの利用、旅行傷害保険、コンシェルジュサービスなどを家族全員で享受でき、ポイントも効率的にたまります。しかし、家族カードにも年会費がかかる場合があります。また、家族カードの利用額が本会員の限度額に含まれるため、誰がどれだけ使ったのかを把握しておくことが大切です。