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株式会社ほねごり

店舗での経費精算業務が毎月2時間削減され、空いた時間を接客時間に活用!
新卒採用140人と急成長を遂げる組織を支えるJCBの決済ソリューション

企業概要

企業名:株式会社ほねごり
業種:医療、福祉
従業員数:602名(2025年4月)

ほねごりは、鍼灸接骨院事業を展開する企業で、現在45店舗を運営しています。患者様が来院後に「元気に、明るくなって、笑顔で帰る」ことを重視した"パワースポット"の提供をモットーとしています。ロードサイドを中心に出店し、地域に密着した医療サービスを展開。全面ガラス張りの明るい店内や、清潔感のある空間づくりにもこだわり、どの方でも利用しやすい店舗づくりを心がけています。

株式会社 ほねごり
管理本部 経理財務部 部長
山本 昂様

こちらの企業が導入しているソリューション

JCBコーポレートカード

法人口座からお引き落とし。カードご利用代金をまとめて貴社にお支払いいただく法人カードです。

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導入した背景

導入前の課題

  • 店舗では経費利用の度に必要な申請書類の作成が、接客時間を圧迫
  • 経理財務部では毎月各店舗から届く400枚程の申請書類の処理が負担
  • JCBコーポレートカード導入により改善が図れるも、事業拡大と共に異動が増加しカード名義変更の手間が新たに発生

導入効果

  • 店舗での経費精算業務が毎月2時間削減され、空いた時間を接客時間に活用
  • 申請書類がなくなり、管理本部での処理時間が4日から1日に短縮
  • さらに部署名義コーポレートカードの導入によりカード名義変更の手続きが不要になり、業務負担を軽減

導入の決め手

  • JCBコーポレートカード導入で小口現金の支払いを簡易にできる
  • カードに利用上限額を設定することで万一の不正利用が発生した際のリスクを軽減できる
  • 会社の急成長に伴い発生した課題もJCBの多様なソリューションで解決してくれる

インタビュー内容

直営の接骨院を各地に展開、業界も驚く急成長を続ける

——貴社の事業概要、急成長している理由を教えてください。

山本 昴様(以下、敬称略):
弊社は、鍼灸接骨院「ほねごり接骨院グループ」として、都内、神奈川県を中心に、45店舗(2025年2月現在)を展開しています。ロードサイドを中心に店舗を構え、地域に密着した形で運営を行っています。店舗づくりにもこだわりがあり、全面ガラス張りで中も見渡せる明るい空間づくりや、毎日の清掃に手を抜かず清潔感を維持することなどを徹底してきました。

おかげさまで年々店舗数、スタッフ数ともに増えており、2025年度は140名もの新入社員が入社しています。鍼灸接骨院としては相当な大規模な採用人数だと考えていますが、年間10店舗以上の出店計画もあり、今後も拡大を続けていく予定です。

——接骨院の経理部門ならではの難しさはありますか。

山本:
経理業務についてのフローを、現場のスタッフに伝えるのはなかなか手間のかかる点です。
弊社は医療機関のため、保険診療と自費診療の両方を取り扱っており、消費税の適用なども含めて経理を経験していないスタッフには理解が難しい部分もあります。ですので、そこは管理本部側でフォローしながら、うまく研修できるような仕組みを作っています。入社時にまず研修を行い、その後1ヶ月後、2ヶ月後にも同様の研修を実施します。その後役職が上がるごとにも必要な研修を取り入れて、知識を深められる仕組みを構築しています。

また経理という部門には、正確性とともにスピード感が求められます。役員からははやいスピードで業績の報告を求められており、月次で最低2回の書類作成があります。店舗も従業員も増えていくなか、会社としての社会的責任も増大していることも感じており、さまざまな場面での業務改善が、常に求められる環境です。

煩雑な小口現金精算を効率化するためにJCB導入

——従来は、経費の処理にどのような課題がありましたか。

山本:
経費利用時の申請書類である「支払依頼書」の作成が、通常の業務を圧迫していました。各店舗で何か必要なものを購入する際には、事前に院長の許可をとってから、購入するスタッフが立て替えを行って購入します。その後、日付、購入した物、用途、金額を記入した支払依頼書を作成し、院長の承認印をもらって、それが管理本部に届きます。それから、管理本部でのチェックと手続きを経て、現金での精算がなされる流れが取られていました。

1店舗で発生する支払依頼書は、毎月15~20枚前後で、当時展開していた約25店舗から合わせて400枚ほどの依頼書が管理本部に届いていた計算になります。管理本部の膨大な作業量も問題だと認識していましたが、各店舗で支払依頼書を作成する時間が、本来優先されるべき接客時間をじわじわと削っていることに課題意識がありました。

——そこでJCBコーポレートカードを導入いただいたのですね。どのように検討を進められましたか。

山本:
コーポレートカードの導入を検討し始めたのは5年前(2020年)です。従来から取締役など一部でJCBの法人向けクレジットカード(JCB一般法人カード)を使用しており馴染みと信頼感があったため、他社カードを考えることはありませんでした。
導入にあたっては、カードを保有する従業員の範囲を一気に広げようという考え方でしたが、やはり自由に使えるクレジットカードを一斉に手渡すことへの不安感はありました。
そこで仮に不正利用が起こったら、どのぐらいの被害額が出るかを想定し、使用に影響が出ない範囲で法人としての利用上限額を設定しました。
また、コーポレートカードを使用することの利便性と危険性、各人に伴う責任について整理して、私が各店舗を訪れて店舗で働く社員に直接説明する機会を設けました。経理部長が店舗を訪問するのは珍しいかもしれませんが、管理本部の方針や考えを現場に直接届けることも重要だと思っています。

リスクよりもメリットがはるかに大きかった

——従業員の方々の反応はいかがでしたか。

山本:
手続きが楽になって助かっているという声がすぐに聞こえてきました。店舗での、支払依頼書作成の手間が減り、1店舗につき毎月2時間程度の時間短縮につながりました。手書きでは発生しやすいミスも、クレジットカードを介することでゼロになり、その点でも現場には喜ばれています。

月に2時間というと1日あたり10分、15分程度ですが、接客時間を確保するうえで、この短縮が助かっているという声も多く聞かれています。スタッフの多くは、柔道整復師や鍼灸師など国家資格を持った施術のプロであり、お客様と接したいというモチベーションがとても高いです。バックヤードの作業を効率化することで従業員満足度を高め、離職を防ぐという観点からもこうした環境整備は重要だと感じています。

——導入前に懸念されていた不正利用の問題は実際いかがでしょうか。

山本:
毎月のJCBからの明細をチェックすることで、使途が不明な支払いを見つけた場合には都度、購入者に確認を行うことができています。ただ、確認は年に数件程度で、しかも事前に自己申告で「間違えて会社のカードで決済してしまいました」と申し出があるケースがほとんどです。事前にしっかりと従業員向けに説明ができていたことでリスクを減らすことができており、導入によるメリットのほうがはるかに大きいと感じています。

——チェックを行う管理本部側の負担はいかがでしょうか。

山本:
管理本部には、より大きな業務改善の効果がありました。これまでは全店舗の支払依頼書の処理に、2人がかりで4日かかっていた作業が、わずか1日で完了できるようになりました。その分、私のタスクを他のスタッフと分担し、これまで以上に現場へ足を運んで、実態の様子を知ることができるようになり、より良い業務改善のサイクルが生まれています。

先ほどもお話ししましたが、2025年度は140名の新入社員を迎え入れ、社員は一気に600名以上まで増えました。さらに年間10店舗以上の出店計画もある中でも、経理部門は1名の増員で抑えられる予定です。このように経理部門の人員はほぼ増やさずに対応できたのは、JCBコーポレートカードの導入で業務効率化を進めてきた成果だと考えています。

部署名義コーポレートカードでさらに利便性が向上

(右)株式会社 ほねごり 管理本部 経理財務部 部長 山本様
(左)株式会社ジェーシービー 首都圏営業一部 中臣(なかとみ)

——昨年には新たに部署名義コーポレートカードを導入されました。どのような背景でしたでしょうか。

山本:
こちらはJCBのご担当者が、私たちの運用面での課題を知って提案してくださった施策です。これまで各店舗の院長の氏名で発行していたカードが、院長が変わるごとに名義変更が生じてしまい、その手続きが負担となっていました。弊社は、事業拡大とともに、昇進や異動が非常に多くなってきており、毎月5~6名の名義変更が発生している状態でした。
今回導入した部署名義コーポレートカードは、店舗名義で発行できるため、人事異動による名義変更が不要となり、業務負担が大幅に軽減され、大変助かっています。

——現在まだ残っている課題などがあればお聞かせください。

山本:
弊社としては、支払いの大部分をカード決済に移行していきたいと考えていますが、まだ実現できていない部分があります。たとえば施術に使用する医療用の消耗品の仕入れなどです。仕入れ先の規模が小さい場合は、請求書を受け取って毎月の振り込みで対応しているケースがあります。取引先の都合もあると思いますが、カード払いが可能な取引先が増えてくれば、弊社としても非常に助かります。

ビジネス拡大の源となる重要な業務に優先的に取り組むためにも、たとえば店舗の賃貸契約や、固定費の支払いなど、銀行振込が必要な取り引きもカード払い化に向けて取り組んでいきたいと思います。

——今後、経費精算業務の更なる効率化に向けたビジョンはございますでしょうか。

山本:
JCBカードとの互換性が高く、決済データが自動連携できるという点が決め手になって、昨年、経費精算システムの導入を決めました。それまで手作業で集計を行っていたため、生産性を向上させたいポイントの1つでした。各店舗への導入はまだこれからですが、経費精算業務も正確性とスピードが向上することを期待しています。

——今後の目標をお聞かせください。

山本:
部署名義カードの速やかなご提案をはじめ、頻繁にご連絡をいただけることを心強く感じています。カード決済は企業活動の重要なインフラの一部となっていますので、より生産性を高めて、働きやすさを追求するためにも、JCBさんの力を借りていきたいと考えています。
急成長を続ける会社組織を支えられる経理部として、私たち自身も進化を続けていきたいです。

(左)株式会社 ほねごり 管理本部 経理財務部 部長 山本様
(右)株式会社ジェーシービー 首都圏営業一部 中臣(なかとみ)

こちらの企業が導入しているソリューション

JCBコーポレートカード

法人口座からお引き落とし。カードご利用代金をまとめて貴社にお支払いいただく法人カードです。

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