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集客・販促

モバイルオーダーとは?メリット・デメリットや事例、導入検討時のポイントを説明

公開日:2024年8月30日

モバイルオーダーのイメージ

飲食業界においては、大型のチェーン店だけでなく、個人経営の店舗でもモバイルオーダーシステムを導入する店舗が近年増えてきています。モバイルオーダーシステムを導入する際には、どのようなメリットやデメリットが考えられるのでしょうか。そもそもモバイルオーダーとはどのようなものか、導入する際にチェックするべきポイントなども知っておきたいところです。

この記事では、モバイルオーダーシステムの概要やメリット・デメリット、モバイルオーダーのサービス導入を検討する際のポイントなどについてわかりやすく解説しています。飲食店の店舗運営をサポートするその他サービスについても紹介しますので、 新規導入や業務効率化を検討する際の参考としてお役立てください。

この記事でわかること

  • モバイルオーダーの概要と種類
  • モバイルオーダーのメリット・デメリット
  • 業態や導入コストを踏まえたモバイルオーダー導入検討のポイント

目次

  1. 1 モバイルオーダーとは
  2. 2 モバイルオーダーのメリット・デメリット
  3. 3 モバイルオーダー導入を検討する際のポイント
  4. 4 まとめ

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1 モバイルオーダーとは

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モバイルオーダーの概要を、確認していきましょう。

1-1 スマートフォンやタブレットから注文可能なサービス

モバイルオーダーとは、スマートフォンやタブレットを使って注文をすることです。モバイルオーダーのサービスを店内外で利用できるシステムは、モバイルオーダーシステムと呼ばれます。

従来も、電話やインターネット経由で出前の注文をし、出来上がり予定時間にテイクアウトできるサービスなどはありました。

近年ではテイクアウトだけでなく、店舗内の飲食で利用できるモバイルオーダーサービスが増えています。

1-2 モバイルオーダーの種類

モバイルオーダーにはいくつか種類があり、大きくは次の3つに分けられます。

  • テイクアウトタイプ

    持ち帰り商品をモバイルオーダーしてテイクアウトする方法です。利用者は事前に注文して指定された時間にピックアップすれば、待つことなくテイクアウトすることができます。オーダー時に決済も完了できるため、支払いもスムーズです。店舗にとっても、混雑緩和やレジ対応の手間を省けるメリットがあります。
  • イートインタイプ

    モバイルオーダーした商品を店内で飲食する方法です。テーブル席に設置されたタブレットを使用する方法と、テーブルに設置されたQRコードをスマートフォンで読み込み、リンク先のオーダーシステムを使用して注文する方法があります。タブレットやスマートフォン上で決済まで完了できるタイプのオーダーシステムもあり、利用者はオーダーや決済時に店員を待つことなく飲食が可能です。
  • キャッシュオンタイプ

    カフェやハンバーガーショップ、ファストフード店など、前払い式の飲食店で利用するタイプのモバイルオーダーシステムです。
    店頭に設置されたタッチディスプレイや、QRコードなどでオーダーし、決済完了後に注文したメニューを受け取ることができます。

2 モバイルオーダーのメリット・デメリット

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ここでは、飲食店側から見たモバイルオーダーのメリットとデメリットについて、さらに詳しく見ていきましょう。

2-1 モバイルオーダーのメリット

モバイルオーダーを導入する飲食店側のメリットとしては「業務効率化」「人件費削減、あるいは人手不足のカバー」が挙げられます。モバイルオーダーの導入によって

  • 注文を取る(サイズ、オプションなどの確認作業含む)
  • 追加注文、取り消しなどのリクエストを受ける

そのため、店舗スタッフは料理/ドリンクの提供や清掃など、ほかの業務に注力することができます。

また、キャッシュオンタイプや、決済まで対応しているタイプのオーダーシステムの場合は、レジ対応も不要となります。業務効率化が進むことにより、人手が足りない繁忙時間も、少ない人数で営業しやすくなるでしょう。

また、モバイルオーダーでは他の人を気にせず自分のペースでじっくり商品を選べることで、ついで注文が促され、客単価UPが見込めるケースもあります。メニューの画面表示順などを変更することで、利益率の高い商品や多くの在庫を抱えてしまっている商品を目立たせることができる点も、メリットとして挙げられるでしょう。

パネル操作画面の切り替えで、多言語対応など、インバウンド需要に対応しやすい点も、モバイルオーダーシステムの魅力の1つです。

2-2 モバイルオーダーのデメリット

導入メリットの多いモバイルオーダーですが、いくつかのデメリットもあります。

例えば、モバイルオーダーシステムを利用する際には、利用するシステムの種類や、使用するハード機器類によっても異なりますが、導入時にコストがかかる点が挙げられます。

タブレットでのモバイルオーダーの場合、店内にWi-Fiや充電環境を整備することも必要となります。

また、モバイルオーダーの操作や管理について、店内で一定の研修が必要となる点も注意が必要です。

店舗側だけでなく、顧客側にとっても、ターゲット層によっては「わかりにくい」など操作性がクレームの原因になる場合もあるでしょう。

モバイルオーダーシステムが紙のメニューよりも便利かどうかは、顧客や従業員のITリテラシー次第な側面もあるため、従来のターゲット層や従業員が中高年以上である場合には、導入について慎重に検討することが大切です。

年齢層が高くスマートフォン・タブレット操作に慣れていない顧客向けであったり、システムトラブルでサービス利用できなくなってしまうような緊急事態に備えて、従来の紙のメニューや伝票による注文方法も完全に廃止せず、運用として一部残しておくことをおすすめします。

また、モバイルオーダーした商品を店内で飲食し、最後にまとめてスマートフォンやタブレット上で決済する場合には、食い逃げを抑止できるオペレーションの構築も必要となります。

3 モバイルオーダー導入を検討する際のポイント

モバイルオーダーを導入する際におさえたいポイントについて紹介します。

3-1 業態に合ったシステムを採用する

モバイルオーダーのシステムには種類があるため、自分のお店や業態に合ったシステムを採用することが大切です。

例えば、ファストフードや持ち帰り専門ならテイクアウトタイプまたはキャッシュオンタイプ、居酒屋やレストランならイートインタイプなど、業態や経営形態に合ったサービスを導入するようにしましょう。

3-2 導入コストとメリットを比較検討する

モバイルオーダーシステムを導入する場合、初期費用や運用費用など、相応のコストがかかることになります。そのため、導入のメリットがどのくらい大きいか、導入しなかった場合と比較して、かけるコストよりもメリットが大きいかについてよく検討する必要があります。

導入時や導入後に発生し得るトラブルなどに対して、サポート体制が整っているかもチェックするべきポイントの1つです。休日や夜間などの営業時間中でもサポートが利用できるか、サポート方法もチャットやメールなどオンラインのみなのか、電話や対面でのサポートも利用できるかなどもチェックしましょう。

また、POS連携が可能なモバイルオーダーシステムかどうかも、飲食店にとっては重要なポイントです。POS連携不可の場合、レジで商品打ち込みが必要となるため、店員による打ち込み業務の手間が発生してしまうからです。

従来の営業スタイルではモバイルオーダーシステムのメリットが得難い場合であっても、今後若い層やインバウンド需要を新たに取り込んでいきたいといった方針であれば、導入を検討した方がよい場合もあります。

店舗の業態やターゲット、事業計画などもあわせて、導入を検討するようにしましょう。

3-3 既存の事業数値や顧客情報を把握する

「人件費が削減されると、利益率がどう変わるか」「モバイルオーダーを導入したコストと、業務効率化や人件費削減・客単価UPなどのメリットがどう関わっているか」といった適切な比較検討をするためには、既存の事業数値と顧客情報をよく把握しておくことが大切です。

駅に近く、新規顧客やサラリーマンの利用が多い店舗なのか、郊外に位置し高齢者や家族連れがゆったりと使用する店舗なのかなど、立地や周辺状況、ターゲットごとのトレンドなどもチェックすることで、より効果的なシステム導入が実現しやすくなるでしょう。

3-4 モバイルオーダー以外の業務についても見直す

モバイルオーダーシステムの導入で業務効率化を図っても、仕入れや予約、集客方法など、モバイルオーダー以外の業務に時間と手間がかかっている場合、それらも見直す必要があります。

店舗のDX化を進める、SNSの活用や支払い方法の選択肢を増やすなど、モバイルオーダーの導入にあわせて適宜施策検討することで、業務効率向上とコストカットが更に実現しやすくなるでしょう。

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4 まとめ

モバイルオーダーは、スマートフォンやタブレットを使って注文から決済まで対応可能な新しいオーダーシステムです。キャッシュオンやイートイン、テイクアウトなど、業態ごとに種類があり、導入すれば業務効率化や人手不足の軽減、インバウンド需要対応などさまざまなメリットがあります。導入コストや操作研修、顧客層によっては使いにくい場合があるといったデメリットもあるため、双方を比較しつつ、お店に合ったシステムを導入することが大切です。

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