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資金・お金

エステサロン開業には何が必要?資格や資金、成功させるための具体的なステップを紹介

公開日:2025年3月28日

エステサロンのイメージ

エステサロンの開業にあたっては何を準備すればよいのか、やりたい施術やプランは頭にあっても、必要な資金や資格、届出などについてはわからない人も多いでしょう。
この記事では、エステサロンに必要な資格や資金に加え、エステサロン開業までの大まかな流れについてわかりやすく紹介しています。開業から経営まで、エステサロンを成功させるポイントについても紹介していますので、開業を検討する際の参考としてお役立てください。

この記事でわかること

  • エステサロン開業に必要な資格や資金の目安
  • エステサロン開業時の大まかな流れ
  • エステサロンを成功させるためのポイント

目次

  1. 1 エステサロンに必要な資格や資金
  2. 2 エステサロン開業までの流れ
  3. 3 エステサロンを成功させるポイント
  4. 4 まとめ

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1 エステサロンに必要な資格や資金

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エステサロンの開業に必要な資格や資金などについて見ていきましょう。

1-1 特に資格がなくても開業できる

エステサロンの開業にあたって、取得するべき特別な資格はありません。ただし、提供する施術の種類によっては、別途資格取得が必要なケースもあります。
例えば、まつ毛パーマやまつ毛エクステなどの施術には美容師の資格が必須となります。フェイシャルエステでシェービングなど刃物を使った施術を行う場合には、理容師の資格が必要となります。まつ毛パーマやシェービングなどの施術を行わない場合は、美容師や理容師の免許は不要です。
また、取得が必須ではないものの、取得しておくとお店の信用度アップや宣伝につながるエステティシャンの資格としては、次のようなものがあります。

  • AJESTHE認定エステティシャン
    日本エステティック協会が開催しているエステティシャン資格のひとつです。エステティシャンとしての基礎的な知識や技術、サービス提供能力を有していることを認定する資格となっています。
    資格取得には筆記、実技試験に加え、1年以上の実務経験または協会認定校での一定コース修了が必要となります。
    日本エステティック協会の資格には、この他に「AJESTHE認定上級エステティシャン」「AJESTHE認定トータルエステティックアドバイザー」「AJESTHE認定フェイシャルエステティシャン・AJESTHE認定ボディエステティシャン」などがあります。
  • CIDESCOディプロマ
    国際的なエステティシャン育成機関CIDESCO(シデスコ)の資格です。CIDESCOは"Comité International d’Esthétique et de Cosmétologie"の頭文字を取ったもので、日本語では「エステティックおよびコスメトロジー国際委員会」と訳されます。
    CIDESCOディプロマエステティシャンの国際資格のひとつで、CIDESCOの国際認定校で一定以上のカリキュラムを修了して試験に合格するか、2年以上の実務経験を経て試験に合格することで取得できます。
    CIDESCOの資格には、この他に「アロマセラピーディプロマ」「スパセラピーディプロマ」「衛生管理資格」などがあります。

もちろん、こうした資格を取得しなくてもエステサロンの開業は可能です。

1-2 開業に必要な資金の内訳

エステサロン開業時に必要となる資金の内訳は次の通りです。

  • 物件契約費
    エステサロンを開業する際の店舗契約時に必要となる費用です。自宅で開業するか、店舗で開業するか、マンションで開業するか、店舗の規模や条件などによっても契約にかかる費用は異なります。
  • 内装工事費
    店舗の内装外装、配線や水回りなどの工事にかかる費用です。店舗の大きさや、前回のオーナーもサロンを開業していて、使える設備が残っている居抜き物件かどうかなどによっても、かかる費用は異なります
  • 施術用機器
    エステサロンで施術を行うのに必要な機器類の購入費、またはレンタル代です。機器の種類や台数によって異なります。
  • 備品購入費
    ベッドや椅子、タオル、ガウン、手袋、コットン、衣類収納用クローゼットなど、施術に必要な備品を購入する費用です。パソコンやタブレットなどの機器も含まれる場合があります。
  • 広告宣伝費
    看板やチラシ、のぼり、名刺などを作成するのに必要となる費用です。店舗のウェブサイトを作る場合には、デザイン料やサーバー代などもかかります。
  • 施術練習費
    施術する際に使用する機器の操作に慣れていない場合、練習のための費用が必要となる場合があります。従業員の練習用として、ローションやオイル、コットンなどが必要な場合もあるでしょう。
  • 資格取得費
    資格が必要な施術を行う場合や、信用度を高める目的で資格を取得する場合には、認定校で学ぶための学費や受験料などが必要となります。

費用の目安としては
・自宅で最低限の設備で開業する場合:60~100万円
・マンションの1室で開業する場合:150~300万円
・10坪程度の路面店を借りて開業する場合:200~600万円
程度となるでしょう。

1-3 開業後に必要な資金

開業時にかかる初期費用だけでなく、開業後には家賃や消耗品費、水光熱費、レンタル料や通信費などの諸経費がかかります。
店舗運営に必要な資金を差し引いて、生活できるだけの資金も残しておかなければなりません。
お店の規模や購入する美容器具などによって開業に必要な資金は大きく異なることを理解した上で、開業後も半年程度は生活費を含めた運転資金が確保できるよう、余裕を持って自己資金を準備することが大切です。

2 エステサロン開業までの流れ

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エステサロン開業までの大まかな流れについてご紹介します。

2-1 事業計画を作る

まずは、どのようなエステサロンにするのかについてコンセプトを明確にします。女性向けか男性向けなのか、ターゲットとなる年代や悩みへのアプローチ、コース設定や料金プランなど、細かな部分まで考えましょう。
「駅から近く通いやすいサロン」にするか「郊外でゆったりとリラックスしてもらえるサロン」にするのかによって、選ぶ物件が異なってくる場合もあります。
若い世代向けならリーズナブルなプラン、ミドルエイジ以上向けなら高級感のある機器類を使用した効果が実感できるプランなど、こうした方針によって導入するケア製品や機器、インテリアも異なってきます。
事業計画は、次に紹介する資金調達で融資を検討する際にも重要となるため、しっかりと作成するようにしましょう。

2-2 資金調達

初期費用だけでなく、開業後の経費や生活費をカバーするだけの運転資金も含めて準備するようにします。自己資金だけでは不安な場合は、融資や助成金などを活用するのもひとつの方法です。融資制度や助成制度などは、都道府県によって利用できる制度が異なるため、詳しくは最寄りの地方自治体で確認してみましょう。

2-3 物件を探す

事業計画やコンセプトをベースに、郊外か繁華街か、ビルの上下階か路面店かなど、コンセプトに合った物件を見つけます。

2-4 内装、外装工事業者へ見積りを依頼する

内装や外装工事が必要な場合は、業者の選定を行います。エステサロンの工事実績のある業者を複数ピックアップし、相見積りを取って検討するようにしましょう。

2-5 開業届の提出

個人事業主としてエステサロンを開業する場合は、店舗を管轄する税務署へ開業届を提出します。
まつ毛パーマやまつ毛エクステなど、美容師としての施術を行う場合は、保健所へ美容所の届出が必要となります。
エステサロンでお客様へコーヒーやお茶などを提供することは可能ですが、お酒や食事を提供する場合は別途営業許可が必要となるため注意しましょう。

2-6 開店準備~オープン

機器類の購入やベッド、更衣室の配置、動線やストック場所の確保など、開店までに必要な準備を整えます。
決済方法やレジ、お店の予約方法などは後回しになりがちなため、開業までに準備を忘れないようにします。

3 エステサロンを成功させるポイント

エステサロンを成功させるポイントとしては、次のような点が挙げられます。

3-1 最初は小規模からスタートする

いきなり大きな店舗でたくさんの機器を購入し、従業員を何人も雇って経営を始めると、初期費用が大きくなるだけでなく、軌道に乗せるまでにかかる運転資金も多額となってしまいます。
自己資金に余裕がある場合を除き、最初は自宅やマンションの1室を利用し、機器もユーズドやレンタルなどを活用してワンオペで行うなど、小規模なサロンからスタートすることをおすすめします。サロン経営が安定してきたら少しずつ機器や従業員を増やしていくようにしましょう。

3-2 SNSを活用する

よいエステサロンを経営していても、誰にも知られなければ集客することができません。知人や家族への口コミ、近隣へのチラシ配布などと併せて、SNSを積極的に活用していきましょう。
施術内容やビフォーアフターがわかる動画などを投稿することで、遠方や海外にもサロンを周知することが可能となります。
Instagramや Google などを活用して予約管理を行うことも可能です。アカウント作成、投稿管理や撮影、編集など手間はかかりますが、力を入れて損はない宣伝ツールです。

3-3 業界や国内の動向、顧客データなどこまめにチェックする

エステサロン業界の動向や国内のトレンドなど外部の情報収集に加え、来店された顧客データの分析など、店舗内の情報分析の両方をこまめにチェックするようにしましょう。新しい施術や流行の機器、プランリニューアルなどに役立てることができます。

3-4 エステサロンで活用できるJCBのサービスをご案内!

JCBでは、加盟店の皆様向けに、エステサロンで活用できるさまざまなサービスを提供しています。

「JCB加盟店Oh!ENサイト」は加盟店様の声を大切にし、加盟店様のビジネスを応援する情報発信サイトです。店舗運営に役立つノベルティのプレゼントやサービスの紹介を行っています。ぜひサイトをご確認ください。

4 まとめ

エステサロンの開業には特別な資格も必要なく、自宅でも開業できるため、小規模な開業やワンオペ経営などに向いています。契約する店舗の規模や条件、購入する機器の値段などによって開業時に必要な費用は大きく異なりますが、開業後の運転資金も考慮して、最初は小規模なお店からスタートするのがおすすめです。しっかりとコンセプトを作り、開業のサポートに役立つツールも活用してエステサロンの開業を目指しましょう。

※Google は Google LLC の登録商標です。
※InstagramはMeta Platforms, Inc.の登録商標です。

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