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集客・販促

飲食店の集客方法6選!ターゲット別の活用ノウハウや失敗しないためのポイント・事例など

更新日:2024年1月31日

集客アップのイメージ

飲食店で集客を増やすためには、どのような方法が有効なのでしょうか。集客方法について調べていても、自分の店舗に効果があるのかわからず迷ってしまうことも多いでしょう。

この記事では、飲食店の集客効果を高めるために知っておきたい基本のポイントに加え、実用的な集客方法の事例をターゲット別に解説しています。集客方法を実践する際の注意点も紹介していますので、自分のお店に合った集客方法を探す際のヒントとしてお役立てください。

この記事でわかること

  • 集客効果を高めるために、まず押さえておきたい点
  • 試しやすく、効果の出やすい6つの飲食店集客方法
  • 各集客施策を実践する際に、注意しておきたいポイント

目次

  1. 1 飲食店の集客効果を高めるために重要なポイント
  2. 2 【今すぐ試せる】ターゲット別飲食店集客方法6選
  3. 3 飲食店の集客方法を実践する際の注意点
  4. 4 まとめ

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1 飲食店の集客効果を高めるために重要なポイント

クーポンのイメージ

飲食店の集客効果を高めるために重要なポイントについて解説します。

1-1 飲食店における3つの基本

飲食店においては「QSC」と呼ばれる3つの基本が重要だとされています。QSCとはQuality(クオリティ) 、Service(サービス)、Cleanliness(クリンリネス)の頭文字を取ったもので、クオリティは料理や盛り付けなどの質を、サービスは接客対応を、クリンリネスは清潔さや衛生的であることなどをさします。

お店のPRや集客方法を積極的に実践する前に、QSCがしっかりと守られているか今一度確認してみましょう。

QSCが守られていない状態で集客方法を実践しても、お店に良い印象を持ってもらえない可能性もあります。味付けや提供する際の温度に注意を払っているか、丁寧な接客ができているか、清掃が行き届いていない部分はないかといった基本を大切にすることが重要です。

1-2 4つのターゲット層と「ペルソナ」

飲食店のターゲットには「非認知層」「潜在層」「顕在層」「顧客層」の4つの層があります。それぞれの概要は次の通りです。

非認知層 お店の存在や、同じジャンルのお店があること自体を知らない層
潜在層 お店のことは知らないが、同じジャンルのお店は好きな層
顕在層 お店のことを知っていて、気になっているが行った事はない層
顧客層 お店に行ったことがある層

ターゲット層が異なると、効果的な集客方法も異なる場合があります。例えば、お店のことを知っているが行った事はない顕在層に対しては、初回のみ半額キャンペーンなどを行うと初来店のきっかけとなりやすいでしょう。お店を利用したことのある顧客層にはポイントカードを配布し「15回来店でランチが1回無料」などの特典をつけると、リピートするモチベーションに繋がりやすくなります。

ターゲット層を想定する際、ペルソナを設定するとより効果的です。ペルソナでは、ターゲットとしたい人々の年代や趣味嗜好、家族構成や年収などについて、仮のモデルを設定していきます。

「お店のことは知らないが、同じジャンルには興味のある30代の会社員。コーヒーが好きで、映画や洋楽を好んで聞いている」など、4つの層とそれに対応するペルソナの設定をすることで、集客効果をより高めるのに役立ちます。

JCBでは、クレジットカードデータから店舗利用者の特徴を可視化するサービス『JCB Data Driver』を提供しております。ターゲット層の想定やペルソナ分析にご活用ください。

1-3 店舗の現状を把握する

飲食店の基本であるQSCに問題がなくても、顧客から「惜しい」「ここが残念」と思われている箇所がないか、客観的にお店の現状を把握することも大切です。

開業前のコンセプトが曖昧だったり、コンセプトと実際の店舗でのサービスがブレていたりすると、来店しても満足感を得にくくなってしまいます。過去のクレームや、人気メニューとそうでないものの分析なども行います。

ホスピタリティやサービス提供速度、盛り付けや価格など、店舗の現状を正確に把握して改善点を探るようにしましょう。

2 【今すぐ試せる】ターゲット別飲食店集客方法6選

ターゲットのイメージ

試しやすく、効果の出やすい飲食店の集客方法を6つピックアップしてご紹介します。

2-1 SNSを活用する

SNSによる集客は、今すぐ試せる全ターゲット向けの集客方法です。「SNSのアカウントは作ったが、忙しくてなかなか更新できない」という場合は、ハッシュタグ機能を使ったり、同じジャンルの飲食店へ行った投稿をしている人にいいねをつけたりしてみましょう。

お店の雰囲気がよくわかる画像や、メニューがおいしそうに見える動画などをこまめに投稿するのもおすすめです。「フォローと来店投稿でドリンクサービス」などのキャンペーンも、拡散力を高めるのに役立つでしょう。この場合、景品表示法など関連諸法の規制に抵触しないよう、十分注意の上企画・運用する必要があります。

近年、SNSの活用は集客と切り離せないほど重要となっています。郊外にある店舗でも、口コミだけで連日満員となる飲食店も珍しくありません。いわゆるSNS映えするメニューや内装などを検討するほか、お店のこだわりや強みなどがわかりやすい投稿を続けるのがポイントです。

2-2 チラシの配布、ポスター作成

SNSの活用と並行して、チラシの配布やポスターなどのアナログによる周知も行います。アナログな手法は近隣住民へダイレクトにPRできるメリットがある点や、高齢者などデジタルに慣れない顧客層への周知にも適しています。

クーポンやチラシ持参で割引できるサービスや、今後のイベント予定なども記載することで注目度を上げ、配布物が手元に置かれる可能性も高まります。

2-3 DM送付、SNSのフォロー特典

DM送付やSNSフォロー特典は、主に顧客層向けの集客方法です。リピーターの獲得は、新規顧客の獲得以上にお店にとって重要です。リピーターはお店のファンともいえる存在で、次回来店するかわからない新規の顧客よりも安定経営に繋げやすいメリットがあります。

リピート率を向上させるためには、定期的なDM送付や、来店回数に応じて特典が得られるポイントカードの発行などがおすすめです。SNSのポイントカード機能やフォロワー特典なども活用しましょう。何度も来店してくれる顧客層だけのお得感を出すのがポイントです。

2-4 季節限定、期間限定メニューの開発

全ターゲット向けの集客方法です。季節限定や期間限定メニューは、旬の食材を使用してリーズナブルでおいしいメニューにできるほか、期間限定にすることで実験的な試みにも挑戦しやすくなります。季節ごとにイベント感も出しやすいため、メニューの改善や新メニューの開発は定期的に行うようにしましょう。

2-5 イベント参加、出張販売を行う

非認知層、潜在層向けに適した方法の1つです。イベントへの出店や出張販売、他店とのコラボレーションなどにチャレンジすることで、遠方在住のターゲットへの周知や、新規の顧客獲得に繋げやすくなります。テイクアウトが可能なメニューなど、新商品誕生やオンライン販売に発展させるきっかけになる場合もあるでしょう。イベントによっては、運営や主催者がお店を宣伝してくれるメリットも期待できます。他店とのコラボレーションや横の繋がりが増える場合もあるため、気になるイベントやフェスなどがあれば出店を検討してみるのもおすすめです。

2-6 予約システムの確立

主に顕在層、顧客層に向けて予約を取りやすくすることも集客改善に繋がります。繁忙期になると、予約や問い合わせの電話やメールに対応できずに、顧客を逃してしまうケースもあります。電話でしか予約ができない場合、それだけで敬遠されてしまうリスクもあるでしょう。 「予約システムを使いこなせない」「どうすればよいのかわからない」といった場合は、オンライン上でスムーズに予約ができるサービスを利用するのも1つの方法です。

『JCB飲食店集客応援パッケージ』では、InstagramとGoogleから予約を受け付けできるシステムや、予約管理がスムーズにできるサービスなどが利用可能です。コストを抑えた予約管理機能やSNS強化ツールなど飲食店様の集客に必要なサービスをパッケージにして提供しています。

3 飲食店の集客方法を実践する際の注意点

飲食店の集客方法を実践する際に注意しておきたいポイントについても解説します。

3-1 どのくらい効果が出ているかをチェックする

「集客方法をいくつか実践したから」とやりっぱなしで満足して終わらせるのではなく、実践した結果どのくらいの効果が出たかをチェックしましょう。

実践したことの効果をチェックするにはPDCAサイクルの活用がおすすめです。PDCAとはPlan(計画・企画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善・対策)の頭文字で、 PDCAサイクルでは、計画した方法を実行し、実行した内容を評価して改善点を検討することを繰り返して、精度を高めていきます。「この方法は自分の店には合ってなかったな」「次はもっとこうしよう」など新たに発見できることも多いでしょう。

3-2 優先順位を決める

集客方法の実践に注力し過ぎて、肝心の営業面が疎かになってしまわないように注意しましょう。特に店主1人で経営している場合、イベント参加や出張販売は負担が大きく、人員が必要となる場合もあります。SNSの運用も、慣れないうちは時間がかかり、負担に感じてしまうケースも少なくないでしょう。「リピーターを大切にする」「新規獲得に集中する」など、優先する順位を決めておくことも大切です。

新しいことを企画するだけでなく、ポジショニングをはっきりさせることが集客に繋がるケースもあります。例えば喫煙スペースの設置は喫煙者に選ばれやすく、店舗内を禁煙とすれば非喫煙者に選ばれやすくなるでしょう。どちらかに舵を切ることで一方の集客は失われますが、もう一方の集客を増やしてリピート率を高めやすくなるでしょう。

「グルテンフリー」「砂糖不使用」などのメニューも、何でも食べたい人には選ばれにくくなるリスクがある反面、喜んで通ってくれるファンができる可能性を高めます。あえて特定の層に選ばれない勇気や、逆に強く好まれるコンセプトづくりが成功する場合もあるのです。

4 まとめ

飲食店での集客方法を考える際、メニューの質や接客、清掃が行き届いているかといった飲食店の基本ができているかをまずはチェックし、4つのターゲット層を把握して、お店のファンになってくれそうなペルソナを設定することが大切となります。

ターゲット層やペルソナに応じて効果的な集客方法は異なるため、通常の営業に支障が出ないよう配慮しつつ、プロのサービス活用も検討しながら、自分のお店に合った集客方法を見つけて実践していきましょう。

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