クレジットカードの基本
クレジットカードの分割払いとは?手数料や利用方法、メリットを解説
更新日:2025年4月22日
クレジットカードの分割払いとは、利用代金を複数回に分けて支払う方法です。支払回数は用意されたなかから自分で選べるため、無理のないペースで支払いができます。高額商品の代金を一度に支払う余裕がないときに便利ですが、分割手数料が発生するといった注意点もあります。
本記事では、クレジットカードの分割払いの仕組みやメリット・デメリット、クレジットカード会社のシミュレーションによる手数料の計算結果について解説します。高額な買い物で利用することが多い分割払いは、還元率の高いカードを選ぶとポイントが多くたまりおトクです。記事内で紹介するおすすめの高還元率カードもぜひチェックしてみてください。
この記事でわかること
- 分割払いの手数料のシミュレーション
- 分割払いが利用できないときの原因と対処法
- 分割払いのメリットとデメリット
目次
クレジットカードの分割払いとは
クレジットカードの分割払いとは、代金の支払回数を3回以上に分ける支払い方法です。
クレジットカードには、1回払い・2回払い・分割払い・ボーナス1回払い・リボ払いなど、特徴が異なるさまざまな支払い方法があり、自分で選択できます。
分割払いを利用する場面の例は、下の通りです。
- 急に大きな金額の出費が発生した
- 高額商品を購入したいが、1回払いでは支払えない
- 今月は家計が苦しいが、どうしても欲しいものがある
分割払いは分割回数を自分で設定できるため、収入・支出に合わせた計画的な支払いをしやすいことが特徴です。
クレジットカードの分割払いの仕組み
クレジットカードの分割払いは分割回数を決め、利用代金を分けて支払います。その際、毎月分割した利用代金に手数料が上乗せされる仕組みです。
たとえば、9万円の買い物をして3回払いを選択したとしましょう。すると、毎月の支払金額は、分割した利用代金の3万円に手数料を加算した金額となります。
分割回数は、カード会社ごとに定められた範囲で自由に設定できます。最小分割数は3回が一般的ですが、カード会社によっては2回からも可能です。一方で、最大分割数は多くのカード会社で24回~36回を上限としています。JCBの場合は、「ショッピング分割払い」では3回~24回まで分割回数が選べます。
通常、分割手数料は3回払いから発生することが多く、分割数が多くなるほど上乗せされる手数料が増え、支払総額が高くなるのが一般的です。手数料を少しでも抑えたい方は、なるべく少ない回数で支払いを完了させるようにしましょう。
1回払い・2回払いと分割払いの違い
1回払い・2回払いと分割払いの違いは、法律の違いによる手数料の有無です。分割払いに関するルールは「割賦(かっぷ)販売法」という法律により定められています。
割賦販売とは、代金を2ヵ月以上にわたり3回以上の分割払いで支払うことを約束した売買方法です。クレジットカードの支払い方法でいえば、3回以上の分割払いなどが該当します。ただし、2ヵ月を超える1回払いや2回払いも、割賦販売法の規制対象に含まれています。
一般的には、3回以上の分割払いには手数料が定められていますが、1回払いや2回払いには手数料がかかりません。
2ヵ月未満の1回払い | 割賦販売法の規制対象外 | 手数料なし |
---|---|---|
2ヵ月を超える1回払いや2回払い | 割賦販売の規制対象 | 手数料なし※ |
2ヵ月を超える3回以上の分割払い | 割賦販売の規制対象 | 手数料あり |
- ボーナス2回払いでは手数料が発生するのが一般的です。
リボ払いと分割払いの違い
分割払いは利用代金の支払回数を設定しますが、リボ払いは支払金額を設定する点が大きく異なります。
リボ払いとは、支払金額にかかわらず、あらかじめ設定した金額を毎月支払っていく方法です。たとえば、「毎月1万円支払う」と設定したクレジットカードなら、10万円の買い物をしても毎月支払うのは1万円のみです。
リボ払いの注意点は、手数料がかかることと、完済までに長期間かかる可能性があることです。利用代金に手数料が上乗せされるため、繰り返し利用すると手数料が膨れ上がってしまう可能性があるので、計画的に利用しましょう。
クレジットカードには分割払いやリボ払いなどのほかにもさまざまな支払い方法があります。そのほかの支払い方法は次の記事で確認してください。
クレジットカードの分割払いの手数料とは?
クレジットカードで3回以上の分割払いをすると手数料が発生します。手数料は、キャッシングサービスやローンにおける「利息」と同じようなものです。つまり、分割払いを指定することは「支払いが終わるまでの期間、購入代金の一部をカード会社に立て替えてもらっている状態」と同じ形になるのです。
手数料は、利用代金や支払回数によって異なります。高額な商品を、多くの分割数で支払うほど手数料が高くなっていく仕組みです。
なお、クレジットカードの手数料は「実質年率」という手数料率で表されます。単純に元金と手数料の割合ではなく、複雑な計算式によって成り立っています。クレジットカードの手数料について、より詳しく知りたい方は次の記事を確認してください。
クレジットカードの手数料とは?利用者が負担する費用を解説
クレジットカードの分割払い手数料はシミュレーションで計算できる
分割払いで発生する手数料の計算方法は複雑なので、どのくらいの手数料が発生するのかを知りたい場合はシミュレーションを利用するのがおすすめです。
ここでは、JCBカードの「ショッピング分割払い」「ショッピングスキップ払い」「ショッピングリボ払い」を利用した際の手数料を、シミュレーションをもとにご紹介します。
どの支払い方法も「支払金額や支払いのタイミングをずらすことで手数料が発生する」という点では同じなので、比較しながら確認してください。
ショッピング分割払いのシミュレーション
ショッピング分割払いで、3回払い・10回払い・24回払いを利用した場合をシミュレーションで確認します。
たとえば2025年1月31日に、10万円の商品を手数料率15.00%で購入した場合の結果は次の通りです。
支払回数 | 3回払い | 10回払い | 24回払い |
---|---|---|---|
支払日 | 2025年3月~2025年5月 | 2025年3月~2025年12月 | 2025年3月~2027年2月 |
支払元金 | 100,000円 | 100,000円 | 100,000円 |
支払手数料 | 2,204円 | 6,694円 | 16,055円 |
支払合計金額 | 102,204円 | 106,694円 | 116,055円 |
ショッピングスキップ払いのシミュレーション
ショッピングスキップ払いとは、ショッピング1回払いの支払いを、最長6ヵ月先までの好きな月に変更できる支払い方法です。
ショッピングスキップ払いも手数料が発生するので、シミュレーションで確認しましょう。たとえば、2025年1月31日に購入した10万円の商品の支払いを、手数料率年15.00%で1ヵ月・3ヵ月・6ヵ月先延ばしにした場合のシミュレーション結果は次の通りです。
支払期間 | 1ヵ月 | 3ヵ月 | 6ヵ月 |
---|---|---|---|
支払日 | 2025年4月10日 | 2025年6月10日 | 2025年9月10日 |
支払元金 | 100,000円 | 100,000円 | 100,000円 |
支払手数料 | 1,250円 | 3,750円 | 7,500円 |
支払合計金額 | 101,250円 | 103,750円 | 107,500円 |
ショッピングリボ払いのシミュレーション
ショッピングリボ払いで、月々20,000円ずつ元金を支払うコースを利用した場合をシミュレーションで確認します。
たとえば2025年1月31日に、10万円の商品を手数料率15.00%で購入したときの支払合計金額は次の通りです。
支払元金 | 100,000円 |
---|---|
支払手数料 | 3,458円 |
支払合計金額 | 103,458円 |
お支払月 | 2025年3月 | 2025年4月 | 2025年5月 | 2025年6月 | 2025年7月 |
---|---|---|---|---|---|
お支払い金額(円) | 20,945円 | 21,019円 | 20,739円 | 20,509円 | 20,246円 |
クレジットカードの分割払いの手数料を抑える方法
シミュレーションをすると「思った以上に手数料がかかる」と不安を感じる方がいるかもしれません。ここでは、クレジットカードの手数料を抑えて、おトクに利用する方法をご紹介します。
分割回数はなるべく少なくする
クレジットカードの分割払いは、分割回数が増えるほど手数料が高くなります。そのため、分割回数を少なくすることで手数料を抑えられます。
クレジットカードによって異なりますが、可能なら手数料が発生しない2回払いを選択すると、手数料を支払わずに月々の支払金額を調整できるのでおすすめです。ただし、ショッピング利用後に分割回数を変更する「あとから分割払い」の場合は、2回払いを選べないため注意しましょう。
支払えるときに繰上返済を利用する
分割払いで支払っている代金の残高は、繰上返済で予定よりも早く完済することが可能です。しかし、カード会社によっては早期完済をするために、別途事務手数料がかかる場合もあるので、事前に確認しておくとよいでしょう。
なお、繰上返済には申し込みが必要です。JCBの場合、希望する返済のタイミングや支払い方法により、返済方法や申し込み方法が異なります。
リボ・分割・スキップ払いの「まとめ払い(繰上返済)」の詳細はこちら
分割回数や支払い方法を計画的に設定することで、手数料を抑えながら賢く活用できます。
さらに年会費永年無料のクレジットカードを持っていれば、維持費もかかることなくおトクに利用できるでしょう。
クレジットカードの分割払いの利用方法
クレジットカードでの分割払い方法を知ることで、計画的な支払いが可能になり、毎月の負担を軽減できます。具体的には、以下の2つの方法があります。
- 買い物時に分割する方法
- 「あとから分割払い」を利用する方法
買い物時に分割する方法
分割払いは、買い物時に分割で支払うことを伝えるだけで利用できます。
ただし、すべての店舗が分割払いに対応しているとは限りません。分割払いを利用したい場合は、お店に確認しておきましょう。利用する際は、分割回数を聞かれるので希望する回数を伝えましょう。
「あとから分割払い」を利用する方法
あとから分割払いとは、ショッピング1回払いを利用した後に、利用合計金額と手数料の合計を希望の分割回数へ変更できるサービスです。JCBでは「ショッピング利用後分割払い」といいます。
あとから分割払いのメリットは、一度決済したあとに、無理のない返済回数をじっくり検討できることです。
設定するには、クレジットカード会社のウェブサイトやアプリ、電話で手続きをします。JCBの場合は、会員専用WEBサービス「MyJCB」や、電話による問い合わせで設定が可能です。
クレジットカードの分割払いが利用できないときの原因と対処法
店頭で分割払いを利用しようとした際に、店員から「分割払いが利用できない」と告げられる場合もあります。
分割払いを利用できないときに、考えられる原因と対処法は次の通りです。
原因 | 対処法 |
---|---|
ご利用可能枠(限度額)に達している |
|
支払遅延により利用が停止されている | カード会社に連絡し遅延分を支払う |
カード自体が分割払いに未対応 | 分割払いに対応しているカードに新規入会する |
店舗自体が分割払いに未対応 | あとから分割払いを利用する |
ご利用可能枠(限度額)に達している場合、増枠申込、繰上返済を行うことで分割払いができるようになります。JCBでは、会員専用WEBサービス「MyJCB」にて設定・返済が可能です。
また、1回払いの繰上返済をすると、毎月の支払日より前にご利用可能枠(限度額)が回復し、手数料も抑えられます。
支払遅延により、クレジットカードの利用が停止されていることも考えられます。その場合には、カード会社に連絡し、金額を確認したうえで遅延分を支払いましょう。
カードが分割払いに対応していない場合は、分割払いに対応したカードの新規発行が必要です。あるいは、分割払いのご利用可能枠が設定されていない可能性もあるため、カードの設定状況を一度確認してみるとよいでしょう。
店舗が分割払いに対応していないときには、前述の「あとから分割払い」を使用して自分自身で希望の分割回数に変更できます。なお、店舗や商品によっては「あとから分割払い」ができない場合もあるので注意が必要です。
クレジットカードの分割払いを上手に利用するとメリットがある
クレジットカードの分割払いを上手に利用すると、カードの支払いを抑えて、必要な支出に備えられるメリットがあります。
進学、引っ越し、転勤など、どうしてもまとまった支出が発生するときはあるものです。クレジットカードで分割払いができると、そうしたライフイベントにも柔軟に対処できるでしょう。
クレジットカードの支払いを分割にしておけば、1回あたりの支払金額を抑えられるため、避けられない支出に回す余裕ができます。計画的な支出管理に役立てられるほか、いざというときの備えにもなるため、分割払いの利用がおすすめです。
クレジットカードの分割払いを利用するデメリット
便利に利用できる分割払いですが、上手に活用しなければデメリットが大きくなります。クレジットカードの分割払いを利用する際の、主なデメリットは次の2つです。
- 手数料がかかる
- 使い過ぎてしまう可能性がある
手数料がかかる
分割払いは利用合計金額が高くなるほど、もしくは、支払回数が多くなるほど手数料がかかります。高額な商品を複数回に分けて分割払いにすると、思った以上の手数料がかかってしまい、家計を圧迫する可能性もあります。
分割払いを利用する際は、まずシミュレーションで手数料がいくらになるのかを確認することがおすすめです。
使い過ぎてしまう可能性がある
1回あたりの支払金額を抑えられるため、つい「今月はまだ余裕がある」と思い、使い過ぎてしまう可能性があります。
分割払いはあくまで支払いを複数回に分けて完済を先延ばしにする方法です。完済までを見通して、計画的に利用しましょう。
分割払いも計画的に利用しやすいJCBカード
JCBカードは、会員専用WEBサービス「MyJCB」で、ショッピング利用後分割払いを設定できます。
また、MyJCBでは、利用明細の確認や、使い過ぎ防止に役立つ「使いすぎアラート・ブロック」の設定も可能で、クレジットカードを計画的に使いやすい点が魅力です。
分割払いができるクレジットカードに新規入会を検討している方にとって、特に使いやすい2枚を紹介します。
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- 2 Amazon、Amazon.co.jpおよびそれらのロゴは、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。
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- 掲載内容は予告なく変更となる場合があります。
ポイント倍率は2025年3月時点の情報です。
事前にポイントアップ登録が必要です。優待店により特典・条件等が異なります。最新情報はJCBオリジナルシリーズサイトをご確認ください。
たまったポイントは他社ポイントやマイルに移行できるほか、1ポイント3円でキャッシュバックも可能です。Amazon.co.jpでの買い物では、ポイントの移行手続きをすることなく、1ポイント3.5円分で利用できます。
- Amazon、Amazon.co.jp、Amazonパートナーポイントプログラムおよびそれらのロゴは、Amazon.com,Inc.またはその関連会社の商標または登録商標です。
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よくある質問
-
クレジットカードの分割払い、メリットとデメリットを知りたい
-
分割払いのメリットは月々の支払いを抑えられることで、分割払いのデメリットは手数料がかかることです。
あとから分割払いを利用する場合は、シミュレーションで手数料がいくらかかるかを確認するとよいでしょう。また、完済までの支払いを見通して計画的に利用することが大切です。
-
何回まで分割できる?手数料を無料にできる?
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分割払いでは、分割回数2回までは手数料が無料で、3回以上にすると手数料が発生することが一般的です。
また、分割回数の上限はカード会社によって異なりますが、24回~36回とするケースが多いです。JCBカードの場合、最大24回払いまでの分割が可能です。
-
分割払いができない原因は?
-
分割払いができないときに考えられる原因は、次の通りです。
- カードのご利用可能枠(限度額)に達している
- 支払遅延により利用が停止されている
- カード自体が分割払いに対応していない
- 店舗自体が分割払いに対応していない
それぞれの対処法は以下よりご確認ください。
-
分割払いで購入したものを返品しました。支払いはどうなりますか?
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代金と返金分が、利用明細上で清算されることが一般的です。
JCBでは、商品の購入と返品が同月の締め日前なら、代金が清算されます。一方、商品の購入後、締め日を過ぎてから返品した場合は、翌月以降にほかの支払いから返金分が清算されます。
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分割払いは信用情報に悪影響がある?
-
分割払いを利用するだけでは信用情報に傷がついたり、悪影響を及ぼすことはありません。ただ、支払いが遅れると信用が落ち、「クレジットヒストリー」(クレジットカードの利用履歴やそれにもとづく信用情報)に影響を及ぼす可能性があります。
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- 【監修者】
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氏名:張替 愛(はりかえ あい)
資格:AFP・2級ファイナンシャル・プランニング技能士FP事務所マネセラ代表。保険や投資信託などの金融商品を販売せずに、お客様の味方となってアドバイスを行うお金の専門家。共働きや海外転勤がある家庭を中心に、年100件前後の個別相談を行う。専門分野は教育費・住宅購入・資産運用・ママのキャリアなど。コラム執筆や監修、オンライン・動画によるマネー講座などでも活躍中。2児の母でもある。
著書『~共働き800万円以下の夫婦でもハッピーライフ~プチ贅沢を楽しみながらムリなく資産を増やす』(ビジネス教育出版社)
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クレジットカードの分割払いは、買い物をしたときに支払いを複数回に分けることで、毎月の支出額を抑えられる便利なサービスです。しかし、基本的には分割回数が3回以上になると手数料を支払わなければいけません。大きな買い物が続いて何回も分割払いを利用する場合は特に注意が必要です。完済までの期間や発生する手数料を把握するのが難しくなり、「思ったより手数料が高くついた」「分割払いで買った分の返済が厳しいので、次の買い物でもまた分割払いを使う」とった事態を招きやすくなります。そのため、買い物は家計に無理がない範囲に収めることを心がけ、支払回数は1回払いや2回払い、ボーナス一括払いなど、手数料がかからないものを選ぶようにしましょう。
クレジットカードの分割払いの支払回数は、通常は途中で変更できません。買い物のときに分割回数を決めるのが難しいと思ったら、急いで決めることは避けて、後から分割回数を指定するのがおすすめです。その際は、カード会社のシミュレーションなどを使って、毎月の返済金額や返済期間、手数料の総額などを確認し、無理のない返済計画を立てましょう。