ページの先頭です

クレジットカードの支払い方法を活用する

クレジットカードの分割払いとは?手数料の仕組みや利用方法を解説

更新日:2023年9月22日

クレジットカードの分割払いとは?手数料の仕組みや利用方法を解説

クレジットカードの分割払いとは、利用代金を複数回に分けて支払う方法です。支払回数は用意されたなかから自分で選べるため、無理のないペースで支払いができます。高額商品の購入で一度に支払う余裕がないときなどに便利ですが、分割手数料が発生するといった注意点もあります。

本記事では、クレジットカードの分割払いの仕組みや利用方法を解説します。あわせて手数料のシミュレーション方法やメリット・デメリットを紹介しているので、これから利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

引っ越しに向けて生活費を気にする男性 漫画イラスト

お金が足りないと嘆く男性 漫画イラスト

男性の心配する女性 漫画イラスト

一時出費についての悩みを話す男性 漫画イラスト

分割払いを提案する女性 漫画イラスト

分割払いについて詳しく説明すると伝える女性 漫画イラスト

ポイント高還元率のクレジットカード

JCBオリジナルシリーズ キャンペーン実施中

詳しくはこちら

クレジットカードの分割払いとは

クレジットカードの分割払いとは、代金の支払回数を3回以上に分ける場合の支払い方法です。クレジットカードには、1回払い・2回払い・分割払い・ボーナス1回払い・リボ払いなど、特徴が異なるさまざまな支払い方法があり、自分で選択して設定できます。

分割払いを利用する場面の例は、下の通りです。

  • 急に大きな金額の出費が発生した
  • 高額商品を購入したいが、1回払いでは支払えない
  • 今月は家計が苦しいが、どうしても欲しいものがある

分割払いは分割回数を自分で設定できるため、計画的な支払いをしやすいことが特徴です。

クレジットカードの分割払いの仕組み

分割払いの例

分割払いは分割回数を決め、利用代金を分けて支払います。その際、毎月分割した利用代金に手数料が上乗せされる仕組みです。

たとえば、10万円の買い物をして3回払いを選択したとしましょう。すると、毎月の支払金額は、分割した利用代金の約33,000円に手数料を加算した金額となります。

分割回数は、カード会社ごとに定められた範囲で自由に設定できます。最小分割数は3回が一般的ですが、カード会社によっては2回から分割することも可能です。一方で、最大分割数はカード会社によって異なり、24~36回を上限とすることが多くあります。JCBの場合は、24回まで可能です。

分割手数料は3回払いから発生し、分割数が多くなるほど上乗せされる手数料が増え、支払総額が高くなります。手数料を少しでも抑えたい方は、なるべく少ない回数で支払いを完了させるようにしましょう。

1回払い、2回払い、リボ払いの支払い方を話す女性 漫画イラスト

1回払い・2回払いと分割払いの違い

1回払い・2回払いと分割払いの違いは、法律の違いによる手数料の有無です。分割払いに関するルールは「割賦(かっぷ)販売法」という法律により定められています。

割賦販売とは、代金を2ヵ月以上にわたり2回以上の分割払いで支払うことを約束した売買方法です。この割賦販売は最小分割数を3回とする分割払いには手数料が定められていますが、2回払いには手数料がかかりません。

1回払い 非割賦販売 手数料なし
2回払い 割賦販売 手数料なし
3回以上の分割払い 割賦販売 手数料あり

リボ払いと分割払いの違い

リボ払いの例

分割払いは利用代金の支払回数を設定しますが、リボ払いは支払金額を設定する点が大きく異なります。

リボ払いとは、支払金額にかかわらず、あらかじめ設定した金額を毎月一定額ずつ支払っていく方法です。たとえば、「毎月2万円支払う」と設定したクレジットカードなら、10万円の買い物をしても毎月支払うのは2万円のみです。

リボ払いの注意点は、手数料がかかることと、完済までに長期間かかる可能性があることです。利用代金に手数料が上乗せされるため、繰り返し利用すると返済額が膨れ上がってしまう可能性があるので、計画的に利用しましょう。

クレジットカードには分割払いやリボ払いなどのほかにもさまざまな支払い方法があります。そのほかの支払い方法は次の記事で確認してください。

分割払いの手数料について

分割払いの手数料について話す女性 漫画イラスト

分割払いの注意点を話す女性 漫画イラスト

3回以上の分割払いをすると、手数料が発生します。クレジットカードの手数料は、キャッシングサービスやローンにおける「利息」と同じようなものです。つまり、分割払いを指定することは「購入代金の一部を、カード会社に肩代わりしてもらう」のと同じ形となるのです。

手数料は、利用代金や支払回数によって異なります。高額な商品を、多くの分割数で支払うほど手数料が高くなっていく仕組みです。

なお、クレジットカードの手数料は「実質年率」という手数料率で表されます。単純に元金と手数料の割合を計算するものではなく、複雑な計算式によって成り立っています。クレジットカードの手数料について、より詳しく知りたい方は次の記事を確認してください。

分割払いの手数料はシミュレーションでわかる

分割払いで発生する手数料の計算は複雑なので、どのくらいの手数料が発生するのかを知りたい場合はシミュレーションを利用するのがおすすめです。

分割払いのシミュレーションについて解説する女性 漫画イラスト

ここでは、JCBカードの「ショッピング分割払い」「ショッピングスキップ払い」「ショッピングリボ払い」を利用した際の手数料を、シミュレーションをもとに紹介します。

どの支払い方法も「支払金額や支払いのタイミングをずらすことで手数料が発生する」という点では同じなので、比較しながら確認してください。

ショッピング分割払いのシミュレーション

ショッピング分割払いで、3回払い・10回払い・24回払いを利用した場合をシミュレーションで確認します。

例えば2023年8月5日に、10万円の商品を手数料率15.00%で購入した場合の結果は次の通りです。

支払回数 3回払い 10回払い 24回払い
支払日 2023年9月~2023年11月 2023年9月~2024年6月 2023年9月~2025年8月
支払元金 100,000円 100,000円 100,000円
支払手数料 2,327円 6,817円 16,178円
支払合計金額 102,327円 106,817円 116,178円

ショッピング分割払いの詳細はこちら

ショッピング分割払いのシミュレーションはこちら

ショッピングスキップ払いのシミュレーション

ショッピングスキップ払い

ショッピングスキップ払いとは、ショッピング1回払いの支払いを、最長6ヵ月先までの好きな月に変更できる支払い方法です。

ショッピングスキップ払いも手数料が発生するので、シミュレーションで確認しましょう。例えば、2023年8月5日に購入した10万円の商品の支払いを、手数料率年15.00%で1ヵ月・3ヵ月・6ヵ月先延ばしにした場合のシミュレーション結果は次の通りです。

支払期間 1ヵ月 3ヵ月 6ヵ月
支払日 2023年10月10日(火) 2023年12月11日(月) 2024年3月11日(月)
支払元金 100,000円 100,000円 100,000円
支払手数料 1,250円 3,750円 7,500円
支払合計金額 101,250円 103,750円 107,500円

ショッピングスキップ払いの詳細はこちら

ショッピングスキップ払いのシミュレーションはこちら

ショッピングリボ払いのシミュレーション

ショッピングリボ払いで、月々20,000円の定額コースを利用した場合をシミュレーションで確認します。

例えば2023年8月5日に、10万円の商品を手数料率15.00%で購入したときの支払合計金額は次の通りです。

支払元金 100,000円
支払手数料 3,565円
支払合計金額 103,565円

ショッピングリボ払いの詳細はこちら

ショッピングリボ払いのシミュレーションはこちら

分割払いの手数料を抑える方法

分割払いの手数料を抑える方法

シミュレーションをすると「思った以上に手数料がかかる」と不安を感じる方も多いかもしれません。ここでは、クレジットカードの手数料を抑えておトクに利用する方法を紹介します。

分割回数はなるべく少なくする

クレジットカードの分割払いは、分割回数が増えれば増えるほど手数料が高くなります。そのため、分割回数をなるべく少なくすることで手数料を抑えることが可能です。

クレジットカードによって異なりますが、可能なら手数料が発生しない2回払いを選択すると、手数料を支払わずに月々の支払金額を調整できるのでおすすめです。ただし、ショッピング利用後に分割回数を変更する「あとから分割払い」の場合は2回払いを選択できないため注意しましょう。

支払えるときに繰上返済を利用する

分割払いで支払っている代金の残高は、繰上返済で予定よりも早く完済することが可能です。

早期完済をすることで、これまで支払ってきた手数料の払い戻しを受けられます。しかし、カード会社によっては早期完済をするために、別途事務手数料がかかる場合もあるので、事前に確認しておくとよいでしょう。事務手数料がかかる場合は、払い戻される手数料から事務手数料を差し引いた金額が受け取れます。

繰上返済には申し込みが必要です。JCBの場合、希望する返済のタイミングや支払い方法により、返済方法や申し込み方法が異なります。

リボ・分割・スキップ払いの「まとめ払い(繰上返済)」の詳細はこちら

分割回数や支払い方法を計画的に設定することで、手数料を抑えながら賢く活用することができます。
さらに年会費永年無料のクレジットカードを持っていれば、維持費もかかることなくおトクに利用可能です。

ポイント高還元率のクレジットカード

JCBオリジナルシリーズ キャンペーン実施中

詳しくはこちら

分割払いの利用方法

分割払いは、買い物時に分割で支払うことを伝えるだけで利用できます。

ただし、すべての店舗が分割払いに対応しているとは限りません。分割払いを利用したい場合は、お店に確認しておきましょう。利用できる場合は、分割回数を聞かれるので希望する回数を伝えましょう。

「あとから分割払い」の利用方法

あとから分割払い

あとから分割払いとは、ショッピング1回払いを利用した後に、利用合計金額と手数料の合計を希望の分割回数へ変更できるサービスです。JCBでは「ショッピング利用後分割払い」といいます。

あとから分割払いは、自分の好きな時間に、無理のない返済回数をじっくり検討できることがメリットです。

設定するには、クレジットカード会社のウェブページやアプリ、電話にて手続きができます。JCBの場合は、会員専用WEBサービス「MyJCB」や、電話による問い合わせで設定が可能です。

あとから変更できるお支払い方法の詳細はこちら

分割払いが利用できないときの原因と対処法

店頭で分割払いを利用しようとした際に、店員から「分割払いが利用できない」と告げられる場合もあります。

分割払いを利用できないときに、考えられる原因と対処法は次の通りです。

原因 対処法
限度額に達している
  • 支払日を過ぎて枠が回復するまで待つ
  • 増枠設定をする
  • 繰上返済をする
支払遅延により利用が停止されている カード会社に連絡し遅延分を支払う
カード自体が分割払いに未対応 分割払いに対応しているカードに新規入会する
店舗自体が分割払いに未対応 あとから分割払いを利用する

クレジットカードの分割払いを利用するメリット

ここでは、クレジットカードの分割払いを利用するメリットを紹介します。

1回あたりの支払金額を抑えられる

分割払いを利用すると1回あたりの支払金額を抑えられるため、高い支出があっても無理のない範囲で支払いができます

「今しか買えない限定品が欲しいのにお金がない」「予定外の出費で来月の支払いが厳しい」と言った場合にも役立ちます。

計画的な支出管理に役立てられる

分割払いは支払回数を自分で設定できるため、支払いの完了時期を決めて支出管理がしやすくなります

「来年にマイホームの購入を控えているから、それまでに分割払いの支払いを終わらせておこう」など、見通しを持ちつつ計画的な管理が可能です。

分割払いの良さを知る男性 漫画イラスト

分割払いのメリットを話す女性 漫画イラスト

クレジットカードの分割払いを利用するデメリット

便利に利用できる分割払いですが、デメリットもあります。クレジットカードの分割払いを利用するデメリットは次の通りです。

手数料がかかる

分割払いは利用合計金額が高くなるほど、もしくは支払回数が多くなるほど手数料がかかってしまいます。高額な商品を複数回に分けて分割払いにすると、思った以上の手数料がかかってしまい、家計を圧迫する可能性もあります。

あとから分割払いを利用する際は、まずシミュレーションで手数料がいくらになるのかを確認することがおすすめです。

使い過ぎてしまう可能性がある

1回あたりの支払金額を抑えられるから、つい「今月はまだ余裕がある」と思い、使い過ぎてしまう可能性があります。

分割払いはあくまで支払いを複数回に分けて完済を先延ばしにする方法です。完済までを見通して、計画的に利用しましょう。

分割払いも計画的に利用しやすいJCBカード

JCBカードは、会員専用WEBサービス「MyJCB」で、あとから分割払いを設定できます

また、会員専用WEBサービス「MyJCB」では、利用明細の確認や、使い過ぎ防止に役立つ「使いすぎアラート」の設定も可能でクレジットカードを計画的に使いやすい点が魅力です。

分割払いができるクレジットカードに新規入会を検討している方にとって、特に使いやすい2枚を紹介します。

いつでもポイントが2倍たまる「JCB カード W」

買い物にあわせてポイントがたまりやすいクレジットカードを勧める女性 漫画イラスト

ポイントをためることにおトクを感じる男性 漫画イラスト

ポイントがたまりやすいクレジットカードを紹介する女性 漫画イラスト

JCB カード Wは高校生を除く18~39歳限定で申し込める、年会費が永年無料のクレジットカードです。39歳までに入会しておけば、40歳以降も年会費が永年無料で利用できます。コストを抑えておトクにクレジットカードを利用したい方にぴったりです。

JCB カード Wは、JCBカードのなかでも特にポイント還元率が高いのが特徴です。国内・海外のどこで利用しても、Oki Dokiポイントが2倍たまります。JCBオリジナルシリーズパートナーで利用すればさらにポイントが高還元になり、おトクに買い物ができます。

JCBオリジナルシリーズ

  • 1 Starbucks eGiftの購入は21倍、スターバックス カードへのオンライン入金・オートチャージは11倍です。店舗での利用分・入金分はポイント倍付の対象となりません。
  • 2 Amazon、Amazon.co.jpおよびそれらのロゴは、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標または登録商標です。
  • 3 一部対象とならない店舗があります。法人会員の方は対象となりません。
  • JCB カード Wを利用するとカード特典の+1倍が加わるため、上に記載のポイント倍率が適用されます。
  • 掲載内容は予告なく変更となる場合があります。

ポイント倍率は2024年2月時点の情報です。
事前にポイントアップ登録が必要です。優待店により特典・条件等が異なります。最新情報はJCBオリジナルシリーズサイトをご確認ください。

JCBオリジナルシリーズサイトはこちら

たまったポイントは他社ポイントやマイルに移行できるほか、1ポイント3円でキャッシュバックも可能です。Amazon.co.jpでの買い物では、ポイントの移行手続きをすることなく、1ポイント3.5円分で利用できます。

  • ポイント移行商品などの申し込み可能ポイントは商品により異なります。

年会費無料で優待も充実「JCB カード S」

年会費無料で優待も充実している「JCB カード S」が新登場!

JCB カード Sは、18歳以上で本人または配偶者に安定継続収入のある方、または高校生を除く18歳以上の方が申し込みできます。

年会費は永年無料なので、初めてのクレジットカードや2枚目のクレジットカードにおすすめです。

JCB カード Sは年会費が無料なうえに、充実した優待サービスがついています。「JCB カード S 優待 クラブオフ」は、国内外20万ヵ所で利用できる割引優待サービスです。グルメ、レジャー、映画館やカラオケなどのエンタメ、ホテル、テーマパークなどで割引を受けることができます。

他にも、パートナー店での最大20倍のポイントアップ、旅行傷害保険やJCBスマートフォン保険をはじめとした各種保険も付帯しています。

いまなら新規入会限定のおトクなキャンペーンも実施中!

クラブオフについて詳しくはこちら

よくある質問

クレジットカードの分割払いは最大何回までできますか?

カード会社によって異なりますが、24~36回を上限とするケースが多いです。JCBカードの場合、最大24回払いまで分割ができます。

分割払いで購入したものを返品しました。支払いはどうなりますか?

代金と返金分が、利用明細上で清算される場合が多いです。

JCBの場合、商品の購入と返品が同月の締め日前なら、代金が清算されます。一方、商品の購入後、締め日を過ぎてから返品した場合は、翌月以降にほかの支払いから返金分が清算されます。

分割払いができないときに、考えられる原因は?

分割払いをできないときに考えられる原因は、次の通りです。

  • カードの限度額に達している
  • 支払遅延により利用が停止されている
  • カード自体が分割払いに対応していない
  • 店舗自体が分割払いに対応していない

それぞれの対処法は「分割払いが利用できないときの原因と対処法」で確認してください。

分割払いをするデメリットは?

手数料がかかることと、つい使い過ぎてしまう可能性があることです。

あとから分割を利用する場合は、シミュレーションで手数料がいくらかかるかを確認するとよいでしょう。また、完済までの支払いを見通して計画的に利用することが大切です。

初めての1枚を選ぶなら
JCBカードがおすすめ!

JCB カード W
JCB カード W
年会費永年無料!
39歳以下の方限定カード
Oki Dokiポイントは常に2倍
JCB カード S
JCB カード S
年会費永年無料!
サービスも充実のJCBのスタンダードカード
  • 掲載内容は予告なく変更となる場合があります。
監修者 高柳政道
【監修者】

氏名:高柳政道(たかやなぎ まさみち)
資格:一級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP、DCプランナー2級

一級ファイナンシャル・プランニング技能士を取得後、2020年5月に金融コラムニストとして独立。企業に属さないFPとして投資商品の選び方を中心に情報を発信。
資産運用・生命保険・相続・ローンなど、多岐に渡るジャンルの執筆及び監修業務を手掛け、関わった記事数は500を超える。

関連記事を見る

ページの先頭へ