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集客・販促

美容室の集客を成功させる5つの方法!最新事例を踏まえて課題別に紹介

公開日:2024年8月30日

美容室の経営では「集客を成功させることが難しい」といわれることがあります。どのような点が集客において課題となりやすいのか、美容室の集客を成功させるためにはどうすればよいのかについてお悩みの方も多いのではないでしょうか。

美容室集客に有効な方法や対策の最新事例を理解することで、自分のお店に何が足りないかを把握し、適切な集客方法を選ぶ際のヒントを得やすくなります。

この記事では、美容室の集客が難しいとされる理由や、集客を成功させるためのポイントなどについて分かりやすく解説しています。具体的なPR方法についても紹介するので、集客方法を検討する際の参考にしてみてください。

この記事でわかること

  • 美容室の集客が難しいといわれる理由
  • 美容室の集客を成功させるための4つのポイント
  • 美容室の集客を成功させるPR方法

目次

  1. 1 美容室の集客が難しいといわれる理由
  2. 2 美容室の集客を成功させるためのポイント
  3. 3 美容室の集客を成功させるPR方法5選
  4. 4 まとめ

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1 美容室の集客が難しいといわれる理由

美容室の集客が難しいとされる理由として、次のような点が挙げられます。

1-1 リピーターの獲得が難しい

独立行政法人中小企業基盤整備機構が運営している、経営課題を解決するサイト「J-Net21」が2023年7月に行った調査によると、国内在住の20~60代以上の1,000人のうち、美容室の利用頻度がもっとも多かったのは「2~3ヵ月に1度」です。2~3ヵ月に1度の利用が33.1%と全体の3割以上を占めており、3ヵ月~半年に1度(12.4%)や半年よりも少ない頻度(13%)1度も利用したことがない(14.3%)、かつて利用したことがある(12.8%)などを合わせると、全体の85%以上が1ヵ月に1度も来店しないことがわかっています。

2008年に実施された同調査と比較すると美容室の利用者は増加傾向にあるものの、後で触れるように美容室の店舗数も増加傾向にあるため、依然として集客に関する課題を抱える店舗は少なくないと予想されます。他店よりも競争力のある施術やサービス、魅力がないと「また行こう」という動機に繋がりにくく、2回目以降の来店が期待できないケースもあります。

利用機会が増加傾向にあるとはいえ、頻繁に利用するユーザーが少なく、美容室数も多いため「リピーター獲得が難しい」「リピーターになったとしても利用頻度が低い」といった現状が、集客を難しくする理由の1つとして考えられるでしょう。

1-2 新規顧客を獲得しづらい

厚生労働省が2022年に実施した生活衛生に関する統計によると、2022年度の美容所数は269,889となっていました。2018年の美容所数である251,140からの推移では、年々増加傾向であることもわかっています。

美容室の利用者数が増えても、美容室の数が多いと顧客の獲得競争は激しくなりやすく、新規顧客の獲得に対するハードルも高くなるでしょう。

また、上で挙げたJ-Net21の統計では、美容室を選ぶ際「低価格。スピードや手軽さ」を基準に判断している人が25.3%ともっとも多く、次いで「スタッフの人柄、店内の居心地の良さ」が22%、「家や職場、最寄駅といった生活圏内からの距離」が18.2%となっていました。

低価格で勝負して新規獲得を目指した場合、クーポンや初回のみの大幅値引きといった対応方法もありますが、正規の価格と大きな差が出る場合、2回目以降の利用に至らず、新規顧客を獲得してもリピーターを逃したり、客単価低下を招き、忙しいのに利益率が上がらない可能性も出てくるでしょう。

新規顧客を獲得してリピート率も上げ、満足度を高めてもらうためには、最新の動向を押さえた集客方法を実践することが大切となります。お店の強みに合った方法を実践できれば、新規顧客やリピーター獲得に繋げることは十分に可能です。

美容室の集客を成功させるために、どのようなポイントを押さえればよいのか、さらに詳しく見ていきましょう。

2 美容室の集客を成功させるためのポイント

美容室の集客を成功させるために押さえるべきポイントを紹介します。

2-1 競合店との差別化を図る

競合店との差別化を図るためには、まず自分のお店が持っている強みや競争力について明確化することが大切です。

「どこにも負けない」と自信を持ってアピールできる点はどこか、他店と比べてどういった点に魅力があるのかがわかっていれば、その魅力を周知することで集客に繋げやすくなります。

お店の強みを明確にしたら、競合店や人気店のリサーチも行います。どのようなサービスを行っているのか、どんなプランが人気なのかなどを把握することで、集客を成功させるヒントを得やすくなるでしょう。

例としては、近隣の美容室が対応していない施術を取り入れる、同じプランで低価格や短時間でのサービス提供を取り入れるといった対策が挙げられます。

次に紹介するターゲットの明確化も掛け合わせることで「自分のお店だからできる」といえる対策が見つけやすくなるでしょう。

2-2 ターゲットを明確にする

お店におけるターゲットとは、お店の利用者層、顧客層のことをさします。自分の美容室はどんなターゲット向けのサービスを提供しているのか、実際に利用しているのはどんな人かについて明確にすることで、ターゲットに合った集客方法が選べるようになります。

年代や性別、どのような髪の悩みを持っているか、年収や趣味嗜好、出かける場所や価値観など、細かくペルソナを設定することで、ターゲットの理解が深まります。

ペルソナとは、サービスを提供するターゲットについて、具体的に設定された人物像をさします。

「45歳の既婚者で会社員。子どもはなく、都心のマンションに夫婦で暮らしている。最近白髪と髪の傷みが気になっており、ヘアカラーの頻度は下げたいが、トレンドは意識していたい。」

など、実在の人物として細かい部分まで想定することで「どんなサービスが喜ばれるか」を考えやすくなり、顧客の満足度や売上向上にも役立てることができます。

2-3 基本の接客も大切にする

リサーチやマーケティングをしっかりと行う一方で、美容室の基本となる施術や接客の技術を磨くことも大切です。接客では、一方的でなくお客様が心地良いと感じるコミュニケーションができているかをチェックしましょう。居心地のよさを提供し、信頼関係を気づけるかどうかは、リピーターの獲得にも影響してきます。

技術面では、競合店に負けないよう最新の施術やトレンドを学び続けることに加え、インバウンド需要への対策も意識してみましょう。

ホットペッパービューティーアカデミーが2019年に実施した統計によると、3回以上日本を訪れている中国や台湾、韓国などからの旅行者のうち、2割以上が日本で美容に関するサービスを受けた経験を持つことがわかっています。

日本のカット技術に興味のある外国人も少なくないため、簡単な英語対応ができるようになっておくことをおすすめします。

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2-4 広く周知する努力も必要

施術プランのバリエーションや技術を磨くことも大切ですが、誰にも知られなければ集客に繋げることは難しくなります。お店の強みや魅力を広く周知するためのPR活動も重要です。

お店の集客を成功させるPR事例としては、どのような方法があるのでしょうか。

3 美容室の集客を成功させるPR方法5選

美容室の集客を成功させるためのPR方法を5つ紹介します。

3-1 ウェブページ、公式サイトの開設

公式サイトを開設し、コンセプトや強み、魅力などを発信する方法です。ウェブページ作成業者へ依頼すると費用がかかりますが、無料で作成できるものもあります。来店時や予約時にはなかなか伝えられないお店の考えや魅力などが伝わるページづくりを心がけましょう。

ただし、ウェブページや公式サイトを作っただけでは、閲覧される機会は多くありません。次に紹介するポータルサイトやSNSなどを入り口として、公式サイトへの流入を狙うようにします。

3-2 美容系ポータルサイトへの登録

美容系ポータルサイトへの登録は、集客手段として効果を得やすいため、おすすめできるPR方法の1つです。

出稿時に費用がかかる、クーポン系サイトの場合はリピーターが獲得しにくい、といったデメリットがあるため、設定したターゲットやペルソナへの訴求力や費用対効果も考慮して利用するようにしましょう。

3-3 SNSを活用する

無料で登録でき、宣伝も可能なSNSは積極的に活用しましょう。SNSの投稿から人気店となった美容室も多く、年代や施術内容を問わず人気となる可能性を秘めています。

SNSへ投稿する内容は、施術に関するビフォーアフター動画などがおすすめです。画像や動画の加工編集や、投稿に関する知識が必要となりますが、成功すれば近隣はもちろん、遠方からの顧客獲得の可能性も広がります。

3-4 チラシ配布、広告出稿

オンラインだけでなく、オフラインによる広告も大切です。チラシ配布や地域雑誌への広告出稿など、インターネットが苦手な世代や近隣住民への周知に効果的な方法であるため、オンラインと並行して行うのがおすすめです。

3-5 Googleビジネスプロフィールへの登録

Googleビジネスプロフィールとは、検索エンジンであるGoogle上にお店の情報などを登録できる無料ツールのことです。

Googleビジネスプロフィールへ登録すると、Google検索で上位表示されやすくなるメリットがあります。

無料で利用できるため、SNSと同様に活用しておきたいPR方法の1つです。

3-6 「集客のための施策チェックリスト」のご案内

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4 まとめ

美容室の集客においては、利用頻度が一定以上高まらない一方で新規出店数の増加も加わり、リピーターや新規顧客の獲得が難しく、集客に悩む経営者の方も少なくありません。お店の強みを活かしたPR方法など、お店に合った適切な対策を検討することで、集客を成功へと導きましょう。

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