取材・インタビュー
繁盛店に聞いた!SNS等を活用した新たな集客経路の確立と業務効率化を同時に実現した方法とは?
「O'denbar うまみ(オデンバー ウマミ)」
公開日:2024年9月26日

飲食店の集客手段といえば、未だグルメサイトがメインであるものの、近年では Google やInstagramから効率的に集客を行う店舗も増加傾向にあります。
そのようなトレンドをいち早くキャッチし、集客に成功しているのが「O'denbar うまみ(オデンバー ウマミ)」です。今回は、繁盛店の店長である深瀬さんに、どのように集客を成功させているのか、その具体的な方法や背景・今後の展望等のお話を伺いました。
目次
JCB加盟店様限定
無料ダウンロード
「すぐに使える!集客のための施策チェックリスト」を限定公開中!7つの観点で店舗の集客方法を見直すことができ、集客のために必要な準備や注意点などもご紹介しています。

ダウンロードはこちら
1 「O'denbar うまみ」の店舗概要とモットー

1-1 「うまみ」にとことんこだわった関西風おでん
店名「O'denbar うまみ」の由来である「うまみ」とは、世界で四大味覚と考えられてきた甘味・塩味・酸味・苦味に加え、5つ目の味覚として約100年前に日本人が発見し、新たに認められた要素です。

おでんはダシが根幹の料理です。そのため、店舗で提供しているダシにはこだわっており、複雑さや深みを持たせるためにさまざまな素材をブレンドしています。
※おでんは100円からご用意していますので、ぜひ、こだわりの味をご堪能ください。

また、おでん以外にも、魚メニューに力を入れています。お通し・チャージはなしで、おひとり様からも入りやすく、無料Wi-Fiも完備しています。ささやかな、しかし極上の“至福のひととき”を、モットーに日々営業しています。
2 店舗集客において抱えていた課題

2-1 大手グルメサイトに依存した集客
当初、集客は基本的に大手グルメサイトに依存している状況でした。まだ店舗を立ち上げたばかりのタイミングで、どこにどう力を入れればよいのかが手探りの段階だったため、手堅く集客につながる大手グルメサイトに頼らざるを得ませんでした。
2-2 毎月発生するグルメサイトの手数料支払いの負担
複数のグルメサイトで有料プランを利用していましたが、当時ネット予約システムがそこしかなかったので、予約数自体は多いものの、それに比例して手数料支払いも大きくなっていました。顧客単価の低いランチ帯の予約をはじめ、どうしても薄利になりがちな構図や、仮にウェブサイトやSNSなどでお店のことを知ってくれた人でも予約だけグルメサイト経由というケースを考えると、少しもったいないなという気持ちはありました。
2-3 Instagramの運用も手探りだった

Instagramは「1つのツールとしてただ使っている」という域を出ていなかったので、何をどうすることが正解かというのが不透明でした。そのため、推測で活動していた部分が多かったです。
3 JCB飲食店集客応援パッケージ導入の決め手

3-1 サービスを知ったきっかけはJCBスタッフからの紹介
JCB飲食店集客応援パッケージのことは、知り合いのJCBの方に教えていただきました。お客様として来店されたときに、店舗の状況をお話する中で「自社メディアをもっと強化しては?」と言われたことで、課題に気づきました。
その後、実際にサービスを紹介していただき、内容を知って「これはいいな」と思いました。月額費用も安く、さらに毎回の手数料がかからない点も良かったです。
3-2 Google 検索からの予約が増えはじめていた
JCB飲食店集客応援パッケージを紹介してもらったときは、Google の集客力が強くなり、徐々に結果としても表れはじめていた時期でした。特に、表参道店は店舗スタッフの努力の甲斐もあり、口コミ等でも高評価を多数いただけたことが予約増の要因の1つとなっており、これに加えてサービス導入で予約の利便性を向上させることができれば、さらなる集客効果につながるのではと考えました。
3-3 圧倒的な月額料の安さ、サポート体制の充実が導入の決め手
JCB飲食店集客応援パッケージ導入の決め手は、圧倒的な月額料の安さとサポート体制が充実していたことです。
サポート体制がしっかりしていたので、作業をはじめる前に具体的な手順が明確になったのは助かりました。当社は1店舗に1名の店主を配置しているのですが、どの店舗でも常に時間との闘いで、極力店舗業務に集中したいのが本音です。
何か困ったことがあったとき、JCB飲食店集客応援パッケージのヘルプデスクの方に「これどうしたらよいですか?」とか、「こんなことを考えているのですが、今のトレンド情報や参考事例などありますか?」と気軽に質問できるのでありがたいです。
元々プラスに感じていたJCBのブランド力に加えて、こうしたやり取りの積み重ねが信頼につながり、導入することを決めました。
4 JCB飲食店集客応援パッケージ導入による集客効果

4-1 公式Instagramのフォローから直接予約へつながる点もメリット
Instagramから直接予約できるのも大きなメリットです。お客様が投稿してくれることも多く、それがさらなる効果を生んでいます。特に、表参道は若年層の多い街なので、JCB飲食店集客応援パッケージ導入による効果が非常に高かったです。
予約導線がスムーズになったことで、店舗の公式Instagramをフォローしてもらいやすくなりました。一度フォローしてもらえれば次回以降の予約にも便利ですし、日々の投稿から来店喚起もしやすくなったので、Instagramをベースにファンを増やしていくという仕組みが出来つつあると感じています。
4-2 Google からの予約数が増え、毎日更新することで集客効果も向上
Google からの予約が圧倒的に増えました。また、外国人のお客様の予約も増えました。お客様にとって、グルメサイトを挟まない予約導線はメリットだと思います。
当社では、Google のページも毎日更新しています。例えば、予約が少ないときは「ハイボール、レモンサワー300円」といった特典をリアルタイムに掲載し、即日予約を増やす努力をしています。先日もカウンター席が2名様分空いていてちょうど野球のオールスター戦が開催されていたので「野球中継あり」と書いたところ、お客様に来店していただけました。
システム面で予約が便利になることは間違いないのですが、こうした細かな運用を加えていくことで、よりサービス導入の価値が高まるのではと考えています。
表参道店では、Google ページに英語メニューや、最近では中国語メニューも導入しました。結果、予約がさらにしやすくなり、大きな効果を感じています。
4-3 昨対比120~130%の来店数を実現
導入した表参道店の来店数は、昨年同期比で20~30%程度増加しました。
おでん業態の閑散期である夏は昨年厳しい集客状況でしたが、今年は予約のご連絡をもらってもお断りする日があるくらいご好評いただいています。もちろん、その他施策や店舗努力もプラスに働いていると思っていますが、それでもJCB飲食店集客応援パッケージを導入して本当に良かったと感じています。
5 JCB飲食店集客応援パッケージ導入による店舗運営への影響

5-1 電話対応が減り、業務に集中しやすくなった
Google やInstagramからの予約が増えたおかげで、電話対応の時間が減り非常に助かっています。これは大きなメリットです。
予約対応は店主がおもに担当しています。私も含め他の店舗でも店主が料理を作っているので、電話対応が減ることで調理が滞ることがなくなりました。
5-2 Instagramの質が向上し、全店舗の運用レベルが平準化
JCB飲食店集客応援パッケージを導入したことをきっかけに、各スタッフが公式Instagramの運用自体に興味を持ちはじめ、試行錯誤するようになりました。
日々情報が変わることで集客成果に影響するため、常に感度を高めることを意識してInstagramの運用に取り組みました。特に表参道店は地下の店舗であるため、店主の顔を知りたいと思うお客様が多く、動画で顔を出すといった販促活動を行ったりしました。
また、ヘルプデスクの方にご紹介いただいたInstagramプロデュースのサービスでは、投稿内容やコンセプトなどいろいろなことを教えていただき、「なるほど」と納得することばかりでした。ここで得た知見は他の店舗でも実施できるため、全社的なInstagram運用の平準化やアカウントの質向上につながり、これもサービス導入による大きな成果の1つだったと思います。
5-3 Instagramがスタッフ間の情報共有ツールとしても機能
当社では、アルバイトのスタッフが毎日Instagramのストーリーズを投稿していますが、投稿内容をほかのスタッフがしっかり見るようになりました。例えば「今日これが入荷しました」といったストーリーズに対する質問が増えたことや、「来店されたお客様にこれを勧めてください」といった内容を自然に理解して、自ら対応してくれるようになりました。
アルバイトのスタッフが店舗のInstagramをフォローしているため、情報共有がスムーズになりました。このような意識の変化を大いに感じています。現在は、スタッフにInstagramへ注力するよう伝えています。
5-4 スタッフごとにゴールを設定し、達成する流れを構築
当社では、繁盛している店舗をベンチマークし、新しいスタッフも含めて常に検証する習慣をつけるよう努めています。スタッフが、自分で設定したゴールをいかに達成するか、日々取り組んでいます。
具体的には、リーチ数、フォロワー数、動画アップ時のエンゲージメントなど、KPIを個人ごとに設定して運用しています。特に、表参道店の店主はコミュニケーション能力が高く、1ヵ月で100人ほどInstagramのフォロワーを増やしました。現在フォロワー数は約900人で、キャンペーン等の告知をした際の反響も比例して増えてきたように感じています。
5-5 店内にPOPを用意しInstagramのフォローを促進

当社では、Instagramフォロー時にドリンクサービスを行っています。これによりフォロワーを増やすだけでなく、コミュニケーションの機会も増えます。スタッフのコミュニケーション力向上にもつながるので、その動機付けとして非常に効果的です。
アルバイトにもこういった施策の意図を説明しており、一人ひとりに「やらされている」感がありません。むしろ、Instagramのフォロワーを増やす目標を掲げると、アルバイトから「もっと情報を修正した方がいいんじゃないですか」と提案してくれることもあり、主体性が生まれたと感じています。
5-6 インバウンドやInstagram集客に力を入れたい店舗には特におすすめ
JCB飲食店集客応援パッケージは、どのような店舗でも活用できると思います。特に、インバウンドによる集客が期待できる場合は、絶対に導入すべきです。
また、すでにInstagramを運用しているけれどあまり効果がない場合や、これからはじめるという店舗も、ぜひやった方がよいと思います。店主のSNSに対する感度が上がり、意識の変化も期待できます。当社のスタッフは比較的若いメンバーが多いですが、平均年齢が比較的高い会社では、InstagramなどSNSのリテラシーが低いケースも多いです。そのため、サービスに関する話を聞くだけでも、意識がかなり変わると思います。
お客様からの紹介や、会社の飲み会需要に集客を依存しがちな店舗も多いと思いますが、新規顧客を増やしたいと考えているお店は、ぜひJCB飲食店集客応援パッケージを導入すべきではないかと思います。
当社の場合、表参道店で効果があったので全店に導入しました。現在、3ヵ月間無料で試していますが、代官山店や赤坂店はそのまま契約する予定です。
6 今後の展望

6-1 グルメサイト依存の集客から Google・Instagramの集客へ脱却を図りたい
以前は、集客の間口が大手グルメサイトしかなかったような状況でしたが、サービス導入も手伝って Google をはじめとしたその他の集客経路も徐々に育ってきました。「Google で見たけれど食べログから予約した」というケースも、Google から直接予約できる導線が確立できたことで、来店契機がより鮮明になりました。当社としては、JCB飲食店集客応援パッケージをさらに活用することで、大手グルメサイトに依存し過ぎている現状を見直し、脱却を考えています。
Google やInstagramからの予約をメインにするために、現在はストーリーズにリンクを貼って「予約できます」と案内しているのみですが、今後はInstagramで積極的にイベントを企画し、そこから集客していきたいです。
例えば、当店で提供している日本酒やワインの蔵元さんを呼んで蔵元会を開催したり、周年記念イベントとしてスペシャル割引キャンペーン(昨年の表参道店では日本酒とワインをすべて半額にするキャンペーンを行いました)を実施するなど、こうした各種企画をInstagramで告知していきたいです。
今後もお客様の利便性や満足度アップに向けて、スタッフ一同、またJCBの力も借りながら取り組んでいきますので、こちらの記事をご覧いただいた皆様のご来店、心よりお待ちしております。
- 記事の情報は当社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その確実性を保証したものではありません。
- 記事は外部執筆者の方等にも制作いただいておりますが、その内容は執筆者本人の見解等に基づくものであり、当社の見解等を示すものではありません。
- また、一部、当社または当社関係会社にて取り扱いのない商品に関する内容を含みますが、商標登録されている用語については、それぞれの企業等の登録商標として帰属します。
- なお、記事の内容は、予告なしに変更することがあります。
JCB加盟店様限定
無料ダウンロード
「すぐに使える!集客のための施策チェックリスト」を限定公開中!7つの観点で店舗の集客方法を見直すことができ、集客のために必要な準備や注意点などもご紹介しています。

ダウンロードはこちら