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内装・店づくり

店舗の内装を決める際におさえておきたい5つのポイント!ジャンル別に変わるデザインの考え方

更新日:2024年7月29日

内装工事のイメージ

店舗の内装を考える際には、どのようなポイントをおさえればよいのでしょうか。店舗のジャンルによって決めるべき内装のテイストは異なりますが、曖昧なイメージを形にするのは意外と難しい場合もあるでしょう。

この記事では、内装を決める際の基本の考え方やジャンル別の内装デザインに加え、おさえておくべきポイントを5つ紹介します。

この記事でわかること

  • 店舗内装における基本的な考え方
  • 店舗ジャンル別の内装デザイン例
  • 店舗内装でおさえておくべき5つのポイント

目次

  1. 1 店舗の内装における基本の考え方
  2. 2 【ジャンル別】内装デザインの考え方
  3. 3 店舗の内装を決める際におさえておきたいポイント5つ
  4. 4 まとめ

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1 店舗の内装における基本の考え方

内装のイメージ

店舗の内装を決める際の基本的な考え方について見ていきましょう。

1-1 コンセプトを定義する

内装を決めるにあたり、まずは店舗のコンセプトを明確にすることが重要となります。

どんなお店にするか、ターゲットとなる層や店内の雰囲気、全体的なテイストなどを決定していきましょう。

例えば「小さな子どもがいても気兼ねなく来店できるお店」にしたい場合、ターゲットは子連れのファミリーとなり、ナチュラルで開放的なテイストにして店内にはプレイルームを設けるなど、内装に関するイメージも具体的に決定することができます。

また、工事業者へ内装を依頼する際や、求人採用する場合にも、コンセプトを明確にしておくことで、頭の中にあるイメージが共有しやすくなるでしょう。

1-2 要素を決める

内装に関するコンセプトやテイストが固まったら、イメージを実現するために必要な素材や配色などの要素を決めていきます。

内装を決める要素には、次のようなものが挙げられます。

  • 素材

    店舗のジャンルによって、そのテイストを実現するために必要な素材が異なります。ナチュラルな風合いを演出する場合は木材や天然素材などの使用が適していますし、シンプルで無機質な雰囲気にする場合はメタル素材を使用し壁面をコンクリート打ちっぱなしにするケースが多いでしょう。
  • 照明

    内装を決める際、照明をどのようなものにするかも重要な要素のひとつです。壁面からぶら下がるような形状のペンダントライトや、装飾の一部にもなるシャンデリア、特定の空間を強調できるスポットライトや間接照明など、照明にもさまざまな種類があります。
    選ぶ照明によって、同じ内装でも印象が異なります。照明によっては、天井の高さも物件を選ぶ際に重要な要素となるでしょう。
  • 配色

    同じ素材や照明を使っていても、配色によって大きく雰囲気が変わる場合もあります。ナチュラル系の店舗の場合はブラウンやベージュ、淡いグリーンなどのアースカラーがベースとなり、都会的な印象にする場合はモノトーンやビビッドな配色を選ぶ場合が多いでしょう。
    また、色を決める際は「ベースカラー」「メインカラー」「アクセントカラー」の3つを配色の目安とします
    ベースカラーは床や壁、天井などの広い部分に使い、メインカラーは棚やテーブルなどの大きな家具や備品に、アクセントカラーはクッションやラグ・小物などに使用します。
    それぞれの比率はベースカラー70%、メインカラー25%、アクセントカラー5%を目安とするのが一般的です。
  • 什器

    食器棚やカウンターといった什器を設置する場合、素材や配色に加えて形状についても意識して選ぶとよいでしょう。
    曲線を多用すると穏やかで優しいイメージとなり、角ばったスクエアなデザインは都会的な印象を作るのに役立ちます。
    同じ色やデザインでも、パステルカラーかビビッドカラーか、照明との相性や使う素材によっても与える印象が異なるため、イメージに近い組み合わせを見つけることが大切となります。

2 【ジャンル別】内装デザインの考え方

内装のイメージ

代表的な内装デザインの考え方について「シンプル系」「ナチュラル系」「ラグジュアリー系」「レトロ系」の4つに分け、それぞれジャンル別に見ていきましょう。

2-1 シンプル系

シンプル系の店舗では、店内にあまり多くの小物などは置かず、機能的で無機質なイメージにするのが一般的です。コンセプト例としては倉庫や工場のような雰囲気や、近未来的な雰囲気、空間重視のミニマルな雰囲気などが挙げられます。

モノトーンなど、できるだけ配色を抑えてシックでモダンな印象にするとイメージに近づけやすいでしょう。

2-2 ナチュラル系

ナチュラル系の店舗では、木目を基調とした自然の暖かみを感じる内装になるようにします。木目調でも深いブラウンにするか、白に近いベージュにするかなど、使用する木材の種類や明るさによってもイメージを変えることができます。

壁面にはレンガや石を使ったり、漆喰塗りにするのもよいでしょう。ナチュラル系の内装はDIYとの相性がよいのも特徴です。

手作りの風合いがナチュラルなイメージとマッチしやすく、施工にかかるコストも抑えることが可能となります。

アクセントには観葉植物やリネン、綿素材などが合うほか、金属素材との相性もよいでしょう。

2-3 ラグジュアリー系

ラグジュアリー系店舗では、高級感のあるスタイリッシュなイメージ作りが大切です。照明にはシャンデリアを使い、床や壁には大理石や鏡面などの素材もよく使われます。高い天井や大きな絵画なども、ラグジュアリー感の演出に役立つでしょう。

2-4 レトロ系

どこか懐かしさを感じさせるアンティークなテイストのレトロ系店舗も、フォーカスする時代やエリアによって微妙な違いがあります。レトロ系の代表的なコンセプトには、次のようなものが挙げられます。

  • 大正レトロ

    大正時代にフォーカスしたコンセプトの内装です。大正時代は15年間という短い期間ながら日本へ西洋文化が大きく流入した時代でもあり、レトロな中にも高級感のあるインテリアや、ダークな色調などが特徴となっています。
    装飾の繊細な調度品や重厚感のある調度品に加え、格子柄や矢羽根柄など和テイストのファブリックを合わせることで、大正レトロ感を演出できます。
  • 昭和レトロ

    昭和レトロなテイストを演出する際は、大正レトロよりも庶民的で懐かしさのあるコンセプトとなります。
    昭和レトロでは、西洋文化がより身近なデザインとして日本に取り入れられた高度経済成長期頃がコンセプトになることが多く、くるみボタンのソファや花柄の家電製品、ロボットや宇宙飛行士のモチーフ、ブラウン管のテレビや黒電話といった小物を取り入れると昭和レトロが演出しやすいでしょう。
  • 北欧系レトロ

    北欧系レトロは、昭和レトロとシンプルでモダンなイメージが融合したようなインテリアが特徴です。北欧らしく木目の家具が使われることも多く、少しナチュラルなテイストも入っているのが一般的です。
    「ジャパンディ」と呼ばれる、北欧と和のテイストが融合したインテリアも注目されており、さまざまな要素を持ちながら暖かみと清潔感のある内装が近年人気となっています。

このほかにも「ナチュラルレトロ」や「シンプルラグジュアリー」など、さまざまな要素と組み合わせることでデザインの幅が広がり、オリジナリティのある内装にすることが可能です。

テイストに合ったポスターや小物などを揃えると、コンセプトを強調するのに役立つでしょう。

3 店舗の内装を決める際におさえておきたいポイント5つ

店舗の内装を決める際におさえておくべきポイントを5つご紹介します。

3-1 立地に合った内装にする

取得した物件が位置するエリアにフィットする内装にすることで、立地の特徴や魅力を活かした集客に繋げやすくなります

例えば、住宅街に位置する店舗の場合、先鋭的なデザインよりも、暖かみがあり年代を問わず利用できる、居心地のよい内装にすることで、近隣からの集客を獲得できるでしょう。

また、専門学校や大学の近くなど、若者が多い立地ではコストパフォーマンスを意識しつつ、トレンドや「SNS映え」が狙える内装にしてみるのもよいでしょう。

店舗周辺の環境や利用が見込まれるターゲットを想定した内装にすることで、立地のメリットを活かした営業が可能となります。

3-2 ニーズを反映させる

内装を決める重要なポイントとして、ターゲット層から「こういうお店があったらいいと思っていた」「行ってみたい」と思わせるような店舗内装になっているか、という視点はとても重要です。

手間と費用をかけて開業するとなると、どうしても自身の考えやイメージにこだわりたくなりますが、ニーズがあるかをよく検討して決めるようにしましょう。

国内や近隣からのニーズ以外に、インバウンド需要も意識するようにしましょう。海外からの観光客が多数利用するようになれば、売上向上に大きく貢献する可能性があるからです。

例えば、内装に和のエッセンスを少し取り入れる、POPや案内板を多言語対応にするといった対策が挙げられます。

JCBでは、加盟店の皆様をサポートする多言語対応ツールを提供しています。

ボードを指さして海外のお客様とコミュニケーションがとれる指さしボードは、レジ周りのコミュニケーションを円滑にし、幅広い層の顧客へ活用することが可能です。

また、クレジットのブランドロゴと多言語が記載されたステッカーは決済可能なカードブランドがわかりやすく、インバウンドと国内需要の両方に活用することができます。

ぜひ多言語対応の取り入れにご活用ください。

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3-3 統一感を持たせる

「シンプルナチュラル」「レトロモダン」など、2つ以上のテイストを融合させた内装にする際は、ちぐはぐな印象にならないように注意しましょう。

壁紙と什器、家具やインテリアには統一感を持たせ、小物や配色も全体を俯瞰して見た際にしっくりと馴染んでいることが大切です。

イメージに近いテイストで成功している店舗の内装や立地などをチェックして、実際の内装に活かすようにしましょう。

3-4 リサーチを行う

店舗の立地やターゲット層、トレンドなどの最新動向をチェックして分析を行うことで、ニーズを掴んだ店舗の内装にすることができます。

現在流行しているものは何か、これから流行しそうなものは何かなど、常にアンテナを張って興味を持ち、店舗経営に活かせるようにしましょう。

3-5 工事費用や期間を考慮する

内装工事の費用や期間にまつわる相場は、店舗のジャンルや使用する素材、家具などによって大きく異なってきます。

予算内で賄えるか、開業までのスケジュールに間に合いそうかなど、全体の流れを踏まえた上で内装工事の内容を決めていくことが大切です。

3-6 多様なビジネスシーンをサポートする「JCB法人カード」のご案内

店舗内装でかかる費用の管理や会計処理をスムーズに行うなら、法人カードの利用がおすすめです。

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4 まとめ

店舗の内装を決める際には、コンセプトを明確にしたうえで、内装を構成する要素や素材、テイストなどを決めていくことが大切です。内装業者へ依頼する際にも、頭の中のイメージを具体的に伝えられるようにしておきましょう。

立地やニーズを活かした内装にしたり、コストも考慮しながらしっかりと集客を狙える内装に仕上げましょう。

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