クレジットカードの基本
クレジットカードの切り替え・乗り換え方法は?おすすめのタイミングやめんどくささ解消法も紹介
更新日:2025年8月21日
クレジットカードは、有効期限が近付くと自動的に更新され、新しいカードに切り替えとなります。基本的にはカード番号は変わらず、有効期限が新しくなったカードが届くことが一般的です。
なお、既存のカードを更新して使い続けることもできますが、上位カードへのアップグレードや、新しいカードへの乗り換えという選択肢もあります。更新のタイミングはカードを見直すよい機会です。今の自分のライフスタイルや利用目的に合っているかを考えて、よりおトクに使えるカードを探してみましょう。
この記事でわかること
- クレジットカードの切り替え・乗り換えにおすすめのタイミング
- クレジットカードの切り替え・乗り換えの流れ
- 新しいクレジットカードが届いたときにすべきこと
目次
クレジットカードの切り替えと乗り換えの違い
クレジットカードの「切り替え」と「乗り換え」は、厳密には意味が異なります。クレジットカードの切り替えは、既に持っているカードと同じカード会社のなかで、別のカードにすることを指します。一方、乗り換えは、今メインで使っているカードを他社のカードに変えることです。
クレジットカードの切り替えでは「既存カードの更新」と「上位ランクのカードへのアップグレード」などがあります。更新は新しいカードが自動的に送られてくるため手続きが不要なことが多く、使い慣れているカードをそのまま使えるのがメリットです。
しかし、長年同じカードを使っていると、ライフスタイルと合わなくなっている場合もあります。現在の生活や使い方に合うポイントやサービスを展開しているカードであれば、もっとおトクになるかもしれません。
昨今ではオンライン上で手続きできることが増えており、窓口に行ったり、書類を書いたりすることは減ってきています。
クレジットカードの種類や利用する店舗によっては、現在よりも高いポイント還元率を狙える可能性があります。さらに、〇%キャッシュバックなど、うれしい入会キャンペーンがあるかもしれません。
有効期限が近付いたタイミングで、新しいカードへの切り替えや乗り換えを検討してみましょう。具体的なメリットや注意点について順番に解説していきます。
クレジットカードの切り替えや乗り換えでメリットを得るには
クレジットカードを変える際は、メリットの見極めが大事です。切り替えや乗り換えでメリットを得るには、現在のカードよりも「ポイント還元率が高い」など、自分の状況に合ったカード選びが大切です。以下2つの観点を押さえて、検討してみましょう。
ポイント還元率が高いカードを選ぶ
ポイントを気にする方は、別のカードに変えるタイミングでポイント還元率の高いカードを選ぶことが重要です。毎月決まった出費がある場合、カードを変えるだけでより多くのポイントを獲得できるでしょう。
切り替えの場合は、上位カードにアップグレードしてポイント倍率を上げることがおすすめです。たとえば「JCBゴールド」では、スターバックス カードへのオンライン入金・オートチャージ プレミアム会員限定でポイント還元率が20倍になります。
乗り換えの場合も、現在使っているカードよりポイント還元率が高いものがおトクです。自分の生活圏を見直して、よく使うお店でポイントがたまるカードを選びましょう。「JCB カード W」は、お店でも公共料金でも、どこで使ってもポイント還元率が1%(※1)です。パートナー店ならポイントが2倍、3倍などの高倍率となり、Amazon.co.jpなら最大4倍、2%のポイントが還元されます。
- 1還元率は商品により異なります。
- Amazon、Amazon.co.jpおよびそれらのロゴは、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。
特典・優待が充実しているカードを選ぶ
クレジットカードに付帯する特典・優待は、特定の店舗での割引や旅行傷害保険などさまざまです。飲食店やホテルの割引など、ポイント以外でおトクになるカードもあります。切り替えや乗り換えのタイミングで、自身のライフスタイルに合うものを選び直しましょう。
「JCB カード S」なら、クラブオフの優待で20万ヵ所の施設が最大80%OFFで利用できます。既に「JCB カード S」や「JCB カード W」をお持ちであれば「JCBゴールド」に切り替えることで、空港ラウンジ無料やミシュランガイド掲載店の予約、最高1億円を補償する付帯保険など、より多くの優待サービスが受けられます。
現在使っているカードからの乗り換えをお考えでしたら、どこで使ってもポイント還元率の高い「JCB カード W」がおすすめです。よく利用するコンビニやカフェ、飲食店などがパートナー店であれば、さらなるポイントアップが見込めます。
クレジットカードの切り替えや乗り換えで気を付けたい点は?
クレジットカードの切り替えや乗り換えにおいて、気を付けたいことは次の3点です。
- 定期支払いの変更手続きを忘れない
- ポイントがどうなるかを確認する
- 利用残高の一括払いに注意する
定期支払いの変更手続きを忘れない
クレジットカードの種類を変更し、新しいカードに変えた場合は、カード番号や有効期限、セキュリティコードが変更されます。公共料金の支払いやショッピングサイト、サブスクリプションなど、前のカード情報が登録されているサービスの変更手続きを行いましょう。カード情報の変更を忘れて支払いが滞った場合、電気や水道、スマートフォンといった利用中のサービスが停止になることがあります。
これまで使っていたカードを更新し、カード番号が変わった場合は、定期支払いに関して変更手続きが必要になる場合があります。詳しくは各サービスの公式サイトやサポート窓口で確認してください。
年払いのサービスは手続きを忘れがちなので、過去1年分のクレジットカードのご利用代金明細を確認しながらの手続きをおすすめします。
クレジットカードの有効期限とは?見方と更新前にしておくこと
ポイントがどうなるかを確認する
クレジットカードを切り替えるとき、同じクレジットカード会社のカードであれば、たまったポイントは新しいカードに引き継がれることが一般的です。ただし、事前に移行手続きが必要な場合もあるので、あらかじめ確認しましょう。
クレジットカードの乗り換えでは、違うカード会社になるためポイントは引き継げません。元のカードを使わなくなる場合は、有効期限を迎える前にポイントを使い切ったほうがよいでしょう。
利用残高の一括払いに注意する
クレジットカードの支払い方法として分割払いやリボ払いを選択していた場合、切り替えや乗り換えのタイミングで一括払いを請求される場合があることに注意しましょう。金額が大きいと家計を圧迫する可能性もあります。
なお、切り替えに限り、一部のカード会社では、残高を新しいカードに引き継げるサービスを提供していることがあります。
クレジットカードの切り替えや乗り換えにおすすめのタイミング
クレジットカードの切り替えや乗り換えは、適切なタイミングに行うことをおすすめします。主なタイミングはこの3つです。
年会費が発生する前
年会費が発生する前は、クレジットカードを変えるタイミングに適しています。年会費は先払いのため、もし新たなカードへの乗り換えを検討しているのであれば、カードの年会費が発生する前がよいでしょう。
年会費が発生するタイミングは、一般的には有効期限を超えた後です。有効期限は一律で決まっているものではなく、入会時期によって異なるため注意が必要です。年会費がかかるクレジットカードを使用している場合は、年会費の支払い月ではなく有効期限を確認してください。乗り換えが完了したら、年会費が発生する前に解約手続きを行うとよいでしょう。
新規入会やアップグレードのキャンペーン中
クレジットカードを乗り換える場合は「新規入会キャンペーン」の内容をチェックしましょう。「初年度年会費無料」「ポイント進呈」「◯%キャッシュバック」など、入会時限定でさまざまなキャンペーンを行っていることがあります。せっかく新しいカードにするのであれば、キャンペーンでおトクになるカードがおすすめです。
上位カードへの切り替えの場合も、「アップグレードキャンペーン」を実施しているタイミングがおトクです。たとえばゴールドカードに切り替え後、「切り替え初年度の年会費無料」などです。キャンペーンを実施しているかは、カードの管理画面にログインして確かめるとよいでしょう。
引越や結婚・転職などライフスタイルが変わる前
生活環境や利用シーンが変わるタイミングで、より自分に合ったカードへ変更するのもおすすめです。たとえば、結婚などで家計を一層気にするようになったら、ポイント還元率の高いカードを検討するとよいでしょう。
また、子供の成長に伴い、まとまったお金が必要なことが増えてきます。そのようなときは、ご利用可能枠が大きく、家族で使える特典・優待が充実したカードにするのもよい選択肢です。
このように、ライフスタイルや家庭環境の変化は、カードの切り替えや乗り換えのきっかけのひとつになるでしょう。なお、引っ越しによる住所変更や結婚によるカード名義の変更は、切り替えや乗り換えの有無を問わず、ただちに手続きしましょう。
切り替え・乗り換えの流れとめんどくささ解消法
ここで、クレジットカードの切り替えや乗り換えの流れをチェックしましょう。新しいカードを作った後に、めんどうに感じやすいのが「公共料金などの支払い設定変更」です。一連の流れとともに、めんどくささを解消するためのコツをご紹介します。
カード切り替えの場合の流れ
- カード番号が変わるか確認する
- カード番号が変わる場合、支払い先の設定を確認する
- 支払いが切り替え前のカード番号になっているものをメモしておく
- カードの切り替えを申し込む
- 新しいカード番号がわかったら、メモしておいた支払先の設定を変更する
- 切り替え前のカードはハサミなどでカットして廃棄する
カード乗り換えの場合の流れ
- カードでの支払いになっているものをメモしておく
- 新しいカードを申し込む
- 新しいカード番号がわかったら、メモしておいた支払い先の設定を変更する
切り替えと乗り換えの流れは大きく変わりませんが、そのなかでも特に重要なポイントを詳しくご説明します。
カード払いにしているものをメモしておくこと
切り替えや乗り換えに伴い、クレジットカード番号や有効期限が変わるときは支払い設定のやり直しが必要です。
特に重要なのは、支払い設定の変更を忘れないことです。もし、退会や有効期限切れで以前のカードが使えない状態になっていたら、支払いができなくなってしまいます。
しかし、この変更はなかなかめんどうなものです。「どの支払いにカードを使っていたかわからない」ということになったら非常に大変です。このときのめんどうくささを解消する一番のコツは、「カード払いにしているものをメモしておく」ことです。
クレジットカードでの支払いは、ご利用代金明細で履歴が確認できます。公共料金、サブスクリプション、ネットショップなど定期的に支払っている内容を確認して、メモしておきましょう。前月だけでなく1年分を確認して、年払いとなっているものを見逃さないことが大切です。メモをしておくことで、新しいカードが届いたときにすぐ手続きができるほか、支払い漏れを防ぐことができます。
新しいカードを受け取った後も一定期間は前のカードも持っておく
切り替えや乗り換えで新しいカードを受け取った後も、一定期間は前のカードも持っておくと安心です。
クレジットカードの切り替えと乗り換えの場合、新しいカード情報を支払い先に設定する必要があるため、手続きの時間が必要です。前のカードが有効期限内であれば2つのカードがどちらも使える状態のため、その間に手続きを済ませるとよいでしょう。
前のカードを解約すると、履歴を確認できなくなる可能性があります。ひとつずつ思い出して丁寧に手続きしなければならないため、「一定期間は前のカードも使える状態で持っておく」のがコツとなります。
切り替え前のカードを処分する
最後に、不正利用を防ぐために切り替え後には古いカードを処分します。名前・会員番号・磁気テープ・ICチップ・有効期限・セキュリティコードなどの重要なデータが記載されている箇所は、ハサミなどで切断しましょう。切断したカードの破片は複数回に分けて捨てると、復元して不正利用される心配が少なくなります。
JCBなら上位カード「JCBゴールド」への切り替えがおすすめ
現在「JCB カード W」や「JCB カード S」を使っている方は、よりサービスレベルが上がる「JCBゴールド」への切り替えがおすすめです。
ワンランク上の特典・優待が充実した「JCB ゴールド」

JCBゴールドは、JCBブランドの安心感・信頼感に加えてステータスの高さが魅力のゴールドカードです。WEB明細サービス「MyJチェック」に登録し海外利用をすると還元率が2倍になるほか、国内外の旅行傷害保険やJCBスマートフォン保険が充実しています。また、国内の主要空港、およびハワイ ホノルルのラウンジを無料で利用できるなど、国内旅行や出張が多い方に最適です。
またJCBゴールドを保持していれば、一定条件を満たした方限定でワンランク上のサービスが受けられる「JCBゴールド ザ・プレミア」への招待が届きます。クレジットカードを育てて、今後さらにステータスの高いカードを持ちたい方にもおすすめです。
もっとおトクなカードに乗り換えるなら、JCB カード WやSがおすすめ
見直しのタイミングで、もっとおトクなカードへの乗り換えをご検討中でしたら「JCB カード W」や「JCB カード S」がおすすめです。いずれも年会費永年無料で、パートナー店でのポイントアップや優待サービスが充実しています。
18〜39歳限定!ポイント高還元が魅力「JCB カード W」

JCB カード Wは高校生を除く18~39歳限定で申し込める、年会費が永年無料のクレジットカードです。39歳までに入会しておけば、40歳以降も年会費が永年無料で利用できます。コストを抑えておトクにクレジットカードを利用したい方にぴったりです。
JCB カード Wは、JCBカードのなかでも特にポイント還元率が高いのが特徴です。国内・海外のどこで利用しても、Oki Dokiポイントが2倍たまります。JCBオリジナルシリーズパートナーで利用すればさらにポイントが高還元になり、おトクに買い物ができます。
- 1 スターバックス カードへのオンライン入金・オートチャージ、Starbucks eGiftが対象です。店舗でのご利用分・入金分はポイント倍付の対象となりません。
- 2 Amazon、Amazon.co.jpおよびそれらのロゴは、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。
- 3 一部対象とならない店舗があります。法人会員の方は対象となりません。日本国内に限ります。
- 4 JCB カード Wを利用するとカード特典の+1倍が加わるため、上に記載のポイント倍率が適用されます。
- 掲載内容は予告なく変更となる場合があります。
ポイント倍率は2025年7月時点の情報です。
事前にポイントアップ登録が必要です。優待店により特典・条件等が異なります。最新情報はJCBオリジナルシリーズサイトをご確認ください。
たまったポイントは他社ポイントやマイルに移行できるほか、1ポイント3円でキャッシュバックも可能です。Amazon.co.jpでの買い物では、ポイントの移行手続きをすることなく、1ポイント3.5円分で利用できます。
- Amazon、Amazon.co.jp、Amazonパートナーポイントプログラムおよびそれらのロゴは、Amazon.com,Inc.またはその関連会社の商標または登録商標です。
- ポイント移行商品などの申し込み可能ポイントは商品により異なります。
年会費無料で優待も充実「JCB カード S」

年会費無料で優待も充実している「JCB カード S」
JCB カード Sは、18歳以上で本人または配偶者に安定継続収入のある方、または高校生を除く18歳以上の方が申し込みできます。
年会費は永年無料なので、初めてのクレジットカードや2枚目のクレジットカードにおすすめです。
JCB カード Sは年会費が無料なうえに、充実した優待サービスがついています。「JCB カード S 優待 クラブオフ」は、国内外20万ヵ所以上で利用できる割引優待サービスです。グルメ、レジャー、映画館やカラオケなどのエンタメ、ホテル、テーマパークなどで割引を受けることができます。
ほかにも、パートナー店での最大20倍のポイントアップ、旅行傷害保険やJCBスマートフォン保険をはじめとした各種保険も付帯しています。
新規入会限定のおトクなキャンペーンも実施中!
よくある質問
-
クレジットカードの切り替えや乗り換えにおすすめのタイミングはいつですか?
-
有効期限が近付いたとき、以下のタイミングであれば切り替えや乗り換えの検討をおすすめします。
- 年会費が発生する前
- 新規入会やアップグレードのキャンペーン中
- 引っ越しや結婚・転職などライフスタイルが変わる前
-
クレジットカードを切り替えたり、乗り換えたりしたら何をすればいいですか?
-
新しく届いたクレジットカードの裏面に署名欄があればサインをしましょう。また、公共料金やショッピングサイト、サブスクリプションなど、切り替え前のカードで登録している各種サービスの変更手続きが必要です。有効期限が過ぎたカードは細かく切断して処分します。
-
更新カードが届いた後、以前のカードはいつまで使えますか?
-
有効期限が近付いて更新カードが届いた場合、今までお使いのカードは有効期限まで利用できます。ただし、更新カードを利用した時点で前のカードは利用できなくなることがあるため注意しましょう。
なお、カード会社によっては新しいカードが届いた時点で前のカードの利用ができなくなることがあるため、カード会社の規約を確認しておくことをおすすめします。
今こそ安心のブランドJCB

安心とクオリティーを兼ね備えた1枚

39歳以下の方限定カード
Oki Dokiポイントはいつでも2倍

サービスも充実のJCBのスタンダードカード
- 掲載内容は予告なく変更となる場合があります。

- 【監修者】
-
氏名:張替 愛(はりかえ あい)
資格:AFP・2級ファイナンシャル・プランニング技能士FP事務所マネセラ代表。保険や投資信託などの金融商品を販売せずに、お客様の味方となってアドバイスを行うお金の専門家。共働きや海外転勤がある家庭を中心に、年100件前後の個別相談を行う。専門分野は教育費・住宅購入・資産運用・ママのキャリアなど。コラム執筆や監修、オンライン・動画によるマネー講座などでも活躍中。2児の母でもある。
著書『~共働き800万円以下の夫婦でもハッピーライフ~プチ贅沢を楽しみながらムリなく資産を増やす』(ビジネス教育出版社)
関連記事を見る
クレジットカードを切り替えたり乗り換えたりすることは、単なるカード変更ではなく、家計の無駄を見直す絶好の機会でもあります。年会費の有無やポイント還元率、付帯保険の内容などをチェックして、自分に合ったよりよいカードを選びましょう。
たとえば、年会費がかかっているにもかかわらずあまり使っていないカードを年会費無料のカードに乗り換えたり、特典をフル活用できるカードに切り替えたりすれば、年間で数千円〜数万円の節約につながる可能性があります。また、切り替えや乗り換えのタイミングでカードのご利用代金明細を見直すことで、重複したサブスクリプションや不要な定期支払いにも気付きやすくなります。家計を整える第一歩として、ぜひクレジットカードの見直しから始めてみてください!