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デポジットとは?支払い・返金の方法とクレジットカード利用時の注意点
公開日:2023年2月24日
デポジットとは「一時的な預り金」や「保証金」を指す言葉であり、未払いを防ぐ目的により主に海外で導入されています。たとえばホテルで宿泊する際、チェックイン前にデポジットを支払い、チェックアウトの際に返金処理が行われます。
店舗により異なりますが、デポジットは現金またはクレジットカードで支払うことが可能です。支払う際の注意点などを把握して、海外での旅行や出張の際はスムーズに手続きを進めましょう。
この記事でわかること
- デポジットの意味と必要性
- デポジットを支払う方法と返金方法
- クレジットカードでデポジットを支払うときの注意点
目次
デポジットとは「一時的な預かり金」「保証金」のこと
デポジットを求められる機会が多いのは、海外のホテルを利用するときです。日本ではデポジットを求められることは少なく、海外旅行で初めて支払いをした方もいるでしょう。
デポジットは、サービスの利用料金の未払いを防ぐことが目的です。保証金として一時的に支払っているお金であるため、サービス利用後は返金手続きが行われます。
身近なシーンでデポジットを支払う例として、交通系ICカードを新規発行した際のデポジットがあります。新規発行の際に2,000円を支払ったあと、払いもどし希望時、この預り金(デポジット)500円が返金されます。
デポジットが求められるシーン
デポジットを支払う機会が多いのは海外のホテルですが、ほかにもレンタカーの利用時や飲食店で支払うことがあります。
飲食店の場合、日本でも導入されている店舗が増えているようです。主に、飲食店を予約したのにもかかわらず、来店せず支払いをしないケースへの対策です。本来、客が支払うぶんを店舗がカバーしなければならず、店舗側の損害を防ぐことを目的に導入しています。
デポジットの支払い・返金方法
デポジットを支払う方法は、現金(現地通貨)とクレジットカードの2種類です。いずれの支払い方法でも返金されます。
ここでは、ホテルでデポジットを支払う例として見ていきましょう。
現金で支払う場合、チェックイン時に一定額を現地通貨で支払い、チェックアウトの際に返金されます。クレジットカードを持っていない方やクレジットカードでデポジットを支払いたくない方は、現金での支払いを行います。
クレジットカードの場合、支払いではなくカード情報を控えることでデポジットが行われるケースもあるようです。この場合、支払いをしていないため返金手続きはありません。
クレジットカードが有効かを確かめる「プリオーソライゼーション」
クレジットカードの情報を控えることでデポジットとする宿泊施設もありますが、「プリオーソライゼーション」と呼ばれる方法でデポジットを求めるケースもあります。
プリオーソライゼーションとは、クレジットカードを使い事前に宿泊料金、または一定額を支払うデポジットのことです。これは、利用客が支払いに利用しようとしているクレジットカードが、有効であるかを確かめるために行われます。
プリオーソライゼーションの場合も、サービス利用分以外は返金されます。現金と異なるのは、返金まで数日を要する点です。ホテルによりキャンセルのタイミングは異なるため、クレジットカードの締め日を超えた場合、一度請求されたのち返金される「相殺」になるケースもあります。
また、ホテルの備品を紛失・破損させたとき、プリオーソライゼーションのデポジットから支払いを行い、まかなえないぶんを追加で請求されることもあるようです。
デポジットをクレジットカードで支払うときの注意点
クレジットカードのデポジットを支払うときは、3つのポイントに注意しましょう。
利用可能枠(限度額)を確認する
利用可能枠(限度額)とは、クレジットカードを利用した際にショッピングで利用できる上限金額です。
デポジットの場合、数日分の宿泊料金を支払うことが予想されます。利用可能枠は上限に近い状態だとデポジットが支払えない、ほかの支払いに利用できない可能性があります。
上限を超えるとそのクレジットカードでは決済できなくなるため、旅行や出張の前に利用可能枠を確認しておきましょう。
利用可能枠を増やしたいときは、クレジットカードの「増枠」をご検討ください。なお、増枠には審査があります。
クレジットカードの限度額とは?仕組みと増枠する方法を解説
返金処理されているか確認する
プリオーソライゼーションでデポジットを支払ったとき、サービスの利用後に返金されていることを確認しましょう。デポジットで支払った額と返金額に相違がないかどうかも確認が必要です。
デポジットやカード決済をした際に受け取る明細やレシートは、返金が行われたことを確認するまで保管しておきましょう。
ただし、海外でクレジットカードを利用した際は、為替相場や手数料の影響により、実際に支払った金額と返金額に差異が生じる場合もあります。
利用できる国際ブランドを確認する
対応しているクレジットカードの国際ブランドは、利用するサービスによって異なります。ホテルであれば予約サイトや公式ウェブサイトに利用できる国際ブランドが記載されていることもあるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
不安な方は、異なる国際ブランドのクレジットカードを予備として持っておくとよいでしょう。
クレジットカードの国際ブランドの特徴や種類とは|5大ブランドの違い
デポジットにも利用できるJCBのクレジットカード
国際ブランド「JCB」に対応しているホテルや飲食店などのサービスであれば、ショッピングのお支払いはもちろんデポジットのお支払いにも利用可能です。
海外旅行や出張を予定しており、デポジットをクレジットカードで支払いたい方や、2枚目のクレジットカードを持っておきたい方は、早めに準備をしておきましょう。JCBでは、入会手続きから審査まで最短5分で完了し、会員専用WEBサービス「MyJCB」でカード番号が確認できます。
旅行傷害保険やサービスが充実した「JCBゴールド」

「JCBゴールド」は、JCBブランドの安心感・信頼感に加えてステータスの高さが魅力のゴールドカードです。WEB明細サービス「MyJチェック」に登録し海外で利用するとポイント還元率が2倍になります。
また、国内外の旅行傷害保険、ショッピングガード保険、JCBスマートフォン保険が付帯しており、補償内容や補償限度額が、一般カードよりも充実している点が特徴です。
旅行障害保険(死亡・後遺障害の場合) | 海外 | 最高1億円(※1) |
---|---|---|
国内 | 最高5,000万円(※2) | |
ショッピングガード保険 | 海外 | 年間最高500万円(1事故につき自己負担額3,000円) |
国内 | 年間最高500万円(1事故につき自己負担額3,000円) | |
JCBスマートフォン保険 | ディスプレイ破損 年間最高50,000円(1事故につき自己負担額10,000円)(※3) |
- 1 「搭乗する公共交通乗用具」または日本出国前に「参加する募集型企画旅行」の料金をJCBゴールドでお支払いになった場合、最高補償額は1億円。JCBゴールドでのお支払いがない場合には、補償の対象となりません。
- 2 「搭乗する公共交通乗用具」、「旅館、ホテル等の宿泊施設」、「参加する募集型企画旅行」の料金を事前にJCBゴールドでお支払いになった場合、国内旅行傷害保険が適用されます。
- 3 JCBスマートフォン保険の詳細は、下のページをご覧ください。
JCBスマートフォン保険ご案内サイト(L23210494)についてはこちら
また、国内の主要空港、およびハワイ ホノルルの国際空港内にあるカードラウンジも利用可能で、航空機に乗る機会が多い方にも向いています。
JCBゴールドを保持していれば、一定条件を満たした人限定でワンランク上のサービスが受けられる「JCBゴールド ザ・プレミア」への招待が届きます。クレジットカードを育てて、今後さらにステータスの高いカードを持ちたい人にもおすすめです。
年会費無料で優待も充実「JCB一般カード」

JCB一般カードは、18歳以上で本人または配偶者に安定継続収入のある方、または高校生を除く18歳以上の方が申し込みできます。
JCB一般カードには、国内外の旅行傷害保険、ショッピングガード保険、JCBスマートフォン保険が付帯しています。JCBスマートフォン保険とは、ディスプレイ破損の修理費用が年間最高30,000円(1事故につき自己負担額10,000円)補償される保険です。
旅行障害保険(死亡・後遺障害の場合) | 海外 | 最高3,000万円(※1) |
---|---|---|
国内 | 最高3,000万円(※2) | |
ショッピングガード保険 | 海外 | 年間最高100万円 |
国内 | - | |
JCBスマートフォン保険 | ディスプレイ破損 年間最高30,000円(1事故につき自己負担額10,000円)(※3) |
- 1 MyJチェック登録のうえ、JCB一般カードで日本出国前に、「搭乗する公共交通乗用具」または、「参加する募集型企画旅行」の料金をお支払いになった場合、海外旅行傷害保険が適用されます。
- 2 MyJチェック登録のうえ、JCB一般カードで事前に、「搭乗する公共交通乗用具」、「旅館、ホテル等の宿泊施設」、「参加する募集型企画旅行」の料金をお支払いになった場合、国内旅行傷害保険が適用されます。
- 3 JCBスマートフォン保険の詳細は、下のページをご覧ください。
JCBスマートフォン保険ご案内サイト(L23210494)についてはこちら
よくある質問
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デポジットとはなんですか?
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デポジットとは、「一時的な預り金」、「保証金」を意味する言葉であり、顧客がサービスを提供する店舗に支払うお金です。
支払いを求められるのは主に海外でサービスを利用するときで、ホテルの宿泊やレンタカー利用時などに、一定額支払う仕組みとなっています。支払ったデポジットは、サービスの利用後に返金されます。
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なぜデポジットを支払わないといけないのですか?
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デポジットが求められる理由には、サービスの利用料金の未払いを防ぐ目的があります。たとえば、ホテルに宿泊したのにもかかわらず料金を支払わず立ち去る、といったトラブルを未然に防ぐ役割を果たすのがデポジットです。
また、クレジットカードが支払いに利用できるか・有効であるかを確かめるために行われる「プリオーソライゼーション」では、実際に一定額を支払う(仮チャージ)方法でデポジットとする店舗もあります。
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デポジットはどのように支払いますか?
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デポジットは現金またはクレジットカードで支払うことができます。
店舗によっては現金のみでデポジットに対応しているケースがあるため、利用前に確認しておくのがおすすめです。
クレジットカードの場合、支払いをせずカード情報を控えることで、デポジットとするケースもあるようです。
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支払ったデポジットはどうなりますか?
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現金、クレジットカードいずれの場合も、支払ったデポジットは返金されます。
現金の場合はサービスの利用後、クレジットカードの場合はサービス利用後に、店舗がキャンセル処理を行い数日後に返金されます。
ホテル利用時、備品を紛失や破損した際は、デポジットから損害分を差し引かれることも考えられるでしょう。さらに、デポジットだけでまかなえないぶんは、追加で請求されることもあります。
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- 掲載内容は予告なく変更となる場合があります。

- 【監修者】
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氏名:高柳政道(たかやなぎ まさみち)
資格:一級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP、DCプランナー2級一級ファイナンシャル・プランニング技能士を取得後、2020年5月に金融コラムニストとして独立。企業に属さないFPとして投資商品の選び方を中心に情報を発信。
資産運用・生命保険・相続・ローンなど、多岐に渡るジャンルの執筆及び監修業務を手掛け、関わった記事数は500を超える。
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