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国民年金はクレジットカードで支払い可能!変更する方法やメリットを解説
更新日:2024年3月29日
国民年金保険料はクレジットカードで支払うことができます。クレジットカードで納付することで、ポイントがたまる、払い忘れを防止できるなど、さまざまなメリットがあります。
本記事では、国民年金をクレジットカードで支払うメリットと手続き方法、注意点を解説します。おすすめのクレジットカードもあわせて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
- 国民年金をクレジットカードで支払う方法
- 国民年金をクレジットカードで支払うメリット
- 国民年金をクレジットカードで支払うときの注意点
目次
国民年金をクレジットカードで支払う方法
以下の国際ブランドに該当するクレジットカードであれば国民年金保険料の支払いが可能です。
- JCB
- VISA
- Mastercard
- ダイナースクラブ
- アメリカン・エキスプレス(アメックス)
クレジットカードで国民年金を支払うには、まず年金事務所の窓口へ「国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申出書」を提出しなければなりません。提出方法には、電子申請、直接窓口へ持参、郵送から選べます。
基礎年金番号や個人番号がわかる書類と支払いをするクレジットカードの番号を準備のうえ、書類を作成しましょう。
なお、手続きからクレジットカード納付開始まで2ヵ月程度かかる場合があります。納付開始月は、ハガキで通知されるので、クレジットカード納付が開始されるまでは従来通りの方法で納付しましょう。
手続きが完了したら、クレジットカード納付が開始します。
国民年金をクレジットカードで支払うメリット
国民年金保険料をクレジットカードで支払うと、以下のメリットがあります。
国民年金保険料は支払い方法に関わらず、前倒しで納付すると前納割引が受けられます。なるべく保険料を抑えたい方は前納を検討してみましょう。
ポイントがたまる
クレジットカードで支払いをすれば、利用金額に応じたポイントがためられます。
1年間の国民年金保険料は「16,590円(令和4年度)×12ヵ月=199,080円」なので、ポイント還元率が1%のクレジットカードで支払えば、199,080円×1%=1990円分のポイントが獲得できます。ポイント還元率は利用するクレジットカードによって異なるので、実際にどのくらいおトクになるのかを試算してみましょう。
払い忘れを防げる
クレジットカード払いでは、預金口座から自動で引き落としが行われるので、払い忘れを防止できます。現金払いでは、コンビニエンスストアや金融機関、郵便局などで納付期限内に直接支払いに行かなければならないので、支払い忘れてしまう可能性があります。手続きを一度行ってしまえば、毎月自動的に引き落とされるので、納付忘れを防止できます。
利用明細で家計管理がしやすい
日々のお買い物や光熱費などの支払いと、国民年金の支払いをクレジットカードにまとめると、家計管理がよりスムーズになります。
また、ウェブ明細サービスに対応したクレジットカードを利用すれば、スマートフォンやパソコンなどで利用明細をいつでも確認できるので、使い過ぎや利用可能枠(限度額)の到達が防止できます。
現金を持ち合わせていなくても支払える
国民年金保険料をクレジットカード払いにしておけば、現金を持っていなくても納付が可能です。また、コンビニエンスストアや金融機関に行く必要がないため、外出する時間を節約できるメリットもあります。
前払い(前納)すると割引が適用されておトク
国民年金のクレジットカード納付には、以下の4つの方法があり、事前に支払うと割引が受けられます。
納付方法 | 2年前納 | 1年前納 | 6ヵ月前納 | 毎月納付 |
---|---|---|---|---|
1回あたりの納付額 | 387,170円 | 194,720円 | 98,310円 | 16,520円 |
割引額 | 14,830円 | 3,520円 | 810円 | - |
立替納付日 | 4月末日 | 4月末日 | 4月末日および10月末日 | 納付対象月の当月末日 |
- 1回あたりの納付額は令和5年度の金額です。
毎月納付と比較すると、1年前納付は3,520円、2年前納は14,830円も割引されるため、長期的に考えるととてもおトクになります。
国民年金をクレジットカードで支払うときの注意点
国民年金保険料をクレジットカードで支払うときは、以下の4つの注意点を押さえておきましょう。
ポイントがたまらないクレジットカードもある
普段のショッピング利用や公共料金の支払いでポイントがたまるクレジットカードでも、国民年金保険料はポイント付与対象とならない場合があります。クレジットカードを申し込む前にポイント付与対象となっているかを必ず確認しましょう。
なお、JCBカードは国民年金保険料の支払いもポイント付与対象としています。国民年金をクレジットカードで支払ってポイントをためたい方は、JCBカードでの支払いをご検討ください。
手続きに時間がかかる
クレジットカード納付の申出書を提出してから手続きが完了するまでに2ヵ月程度かかる場合があります。納付開始までは、従来通りの支払い方法となるので、忘れないように納付しましょう。
支払い回数は1回払いのみ
クレジットカードで納付する場合の支払い方法は1回払いのみ有効です。分割払いやリボ払いが利用できないため1度に納付できる金額を選んでから支払うようにしましょう。
利用可能枠を超えると支払いができない
クレジットカードの利用可能枠(限度額)を超えると、引き落としができないため国民年金保険料の支払いができなくなってしまいます。クレジットカードで大きな買い物をしたり、前納を利用したりする際は、利用限度枠を超えてしまわないように注意しましょう。前納する月や、クレジットカードでの支払いが多くなる際は、あらかじめ利用可能枠の増枠を検討しておきましょう。
クレジットカードの限度額とは?仕組みと増枠する方法を解説
クレジットカード情報が変更されたときは再度手続きを行う
住所や氏名の変更、クレジットカードの更新などでカード情報が変わった場合には、年金事務所に「国民年金保険料クレジット納付(変更)申出書」を提出する必要があります。カード情報が変わったことに気付かず、納付期限までに支払いができなければ延滞金が発生する可能性があるので注意しましょう。
なお、JCBカードは指定代理納付者に指定されており、更新後のカード情報が日本年金機構に自動通知されるため、カード更新時の手続きが原則、必要ありません。手続きを忘れないか不安を感じたり、面倒に感じたりする方は更新手続きが必要がないカード会社を選びましょう。
国民年金の支払いにも利用できるおすすめのJCBカード
国民年金保険料の支払いにも利用できるおすすめのJCBカードを紹介します。JCBカードは、クレジットカードの毎月のご利用合計金額1,000円(税込)につき、Oki Dokiポイントが1ポイントたまります。国民年金保険料もポイント付与対象となるので、国民年金をクレジットカードでおトクに支払いたい方におすすめです。
JCBでは、入会手続き完了から最短5分で審査が完了し、MyJCBアプリでカード情報を確認できる申し込み方法もあります。カード本体が届く前にカード情報を確認できるため、到着を待たずに国民年金保険料のクレジットカード申し込みが可能です。
ポイント高還元率!年会費永年無料のJCB カード W
JCB カード Wは高校生を除く18~39歳限定で申し込める、年会費が永年無料のクレジットカードです。39歳までに入会しておけば、40歳以降も年会費が永年無料で利用できます。コストを抑えておトクにクレジットカードを利用したい方にぴったりです。
JCB カード Wは、JCBカードのなかでも特にポイント還元率が高いのが特徴です。国内・海外のどこで利用しても、Oki Dokiポイントが2倍たまります。JCBオリジナルシリーズパートナーで利用すればさらにポイントが高還元になり、おトクに買い物ができます。
- 1 スターバックス カードへのオンライン入金・オートチャージ、Starbucks eGiftが対象です。店舗でのご利用分・入金分はポイント倍付の対象となりません。
- 2 Amazon、Amazon.co.jpおよびそれらのロゴは、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。
- 3 一部対象とならない店舗があります。法人会員の方は対象となりません。日本国内に限ります。
- JCB カード Wを利用するとカード特典の+1倍が加わるため、上に記載のポイント倍率が適用されます。
- 掲載内容は予告なく変更となる場合があります。
ポイント倍率は2024年11月時点の情報です。
事前にポイントアップ登録が必要です。優待店により特典・条件等が異なります。最新情報はJCBオリジナルシリーズサイトをご確認ください。
たまったポイントは他社ポイントやマイルに移行できるほか、1ポイント3円でキャッシュバックも可能です。Amazon.co.jpでの買い物では、ポイントの移行手続きをすることなく、1ポイント3.5円分で利用できます。
- Amazon、Amazon.co.jp、Amazonパートナーポイントプログラムおよびそれらのロゴは、Amazon.com,Inc.またはその関連会社の商標または登録商標です。
- ポイント移行商品などの申し込み可能ポイントは商品により異なります。
年会費無料で優待も充実「JCB カード S」
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JCB カード Sは、18歳以上で本人または配偶者に安定継続収入のある方、または高校生を除く18歳以上の方が申し込みできます。
年会費は永年無料なので、初めてのクレジットカードや2枚目のクレジットカードにおすすめです。
JCB カード Sは年会費が無料なうえに、充実した優待サービスがついています。「JCB カード S 優待 クラブオフ」は、国内外20万ヵ所以上で利用できる割引優待サービスです。グルメ、レジャー、映画館やカラオケなどのエンタメ、ホテル、テーマパークなどで割引を受けることができます。
ほかにも、パートナー店での最大20倍のポイントアップ、旅行傷害保険やJCBスマートフォン保険をはじめとした各種保険も付帯しています。
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よくある質問
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国民年金以外の税金などもクレジットカードで支払いができますか?
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国民年金以外の税金などもクレジットカードで支払えます。住民税や自動車税種別割などは、自治体によって対応が異なるので、自治体のウェブサイトで確認しておきましょう。なお、住民税などは決済手数料がかかる場合もあります。
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国民年金を前納したあとに就職をしました。支払った保険料はどうなりますか?
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年金事務所に「国民年金保険料還付請求書」を提出すれば、支払った保険料が還付されます。なお、手続きから還付までは1ヵ月程度かかります。
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国民年金の納付をコンビニで行う場合クレジットカード払いできますか?
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国民年金の納付をコンビニで行う際にクレジットカードでの支払いはできません。コンビニでの支払いは現金のみになります。国民年金の納付は、銀行や郵便局、市区町村の窓口でも行うことができますが、これらの場所でも一般的には現金での納付が求められます。
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- 【監修者】
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氏名:高柳政道(たかやなぎ まさみち)
資格:一級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP、DCプランナー2級一級ファイナンシャル・プランニング技能士を取得後、2020年5月に金融コラムニストとして独立。企業に属さないFPとして投資商品の選び方を中心に情報を発信。
資産運用・生命保険・相続・ローンなど、多岐に渡るジャンルの執筆及び監修業務を手掛け、関わった記事数は500を超える。
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