東京鋪装工業株式会社
4種類の法人カードを導入し月160時間の経理業務を削減!
JCBとキャッシュレス化に挑んだ建設会社
企業概要

企業名:東京鋪装工業株式会社
業種:建設業
従業員数:195人(2025年3月末)
東京鋪装工業は、1947年に設立された舗装・土木工事をメインにした建設会社です。「道づくりを通して人々の暮らしを豊かに」をスローガンに掲げて、道路・空港・港湾など社会インフラ整備を中心に全国展開しています。また環境低負荷の舗装材の製造なども手がけ、2016年4月には情報通信建設工事で日本屈指の実績を持つ日本コムシスグループの一員となり、さらに経営基盤を強化しています。
管理部 担当部長
唐澤 敏英様
管理部 担当部長(経理担当)
倉澤 弘治様
管理部 経理課
前田 繭子様
管理部 経理課
近藤 数馬様
こちらの企業が導入しているソリューション
導入した背景
導入前の課題
- 現金精算により月240時間の作業が発生
- 全国20拠点以上の従業員に現金立て替えと精算業務が発生
- 現金精算が発生する従業員と各拠点の事務担当者との間で精算をし、各拠点へ本社経理から送金するという二段階のやりとりが非効率
導入効果
- 現金精算業務が減り、月160時間の事務作業を削減
- 現金立て替えが減少し、従業員の負担を軽減
- パーチェシングサービスで各拠点の経費精算も減少
- タクシーチケットが顧客との関係構築に貢献、精算の手間も軽減
導入の決め手
- コーポレートとビジネスカードの使い分けで管理上のリスクを抑制できる
- パーチェシングサービスによって金融機関への振込の手間を解消できる
- JCBのタクシーチケットは全国で安心して利用できる
インタビュー内容
2019年から段階的に導入を開始し、現在では4種類の法人カードを利用

——まず貴社の事業概要についてお聞かせください。
倉澤 弘治様(以下、敬称略):
当社は1947年に設立された舗装・土木工事をメインにした建設会社です。道路・空港・港湾などのインフラ整備を中心に、全国20カ所以上の拠点で事業を展開しています。アスファルト混合物の製造・販売なども手がけており、建設業界でも幅広い事業領域を持つのが特徴です。2016年には日本コムシスグループの一員となりましたが、DXに熱心な親会社の影響もあり、建設業界の中では比較的早くからキャッシュレス化に取り組んできました。
——御社はこれまで4種類のJCBソリューションを導入されています。導入にあたってはどのような経緯があったのでしょうか?
唐澤 敏英様(以下、敬称略):
一度に導入したわけではなく、段階的に拡充してきました。2019年にコーポレートカードとビジネスカードを導入して以降、JCBさんと相談しながら他の経費にも対応するため、2021年にパーチェシングサービス、2022年にカードレスタクシーチケットと活用するソリューションを順次増やしてきました。JCBさんと共に現在の体制を構築できたと考えています。
——最初の導入のきっかけについて教えてください。
唐澤:
当時は経理業務の効率化を考え、経費精算システム導入の検討が進んでいましたが、システムだけ入れても、従業員の現金立て替えの負担が残ることが懸念されました。当社は、全国各地に大規模な工事現場があり、駐車場の料金精算など現金立て替えの発生しやすいビジネスです。効率化するには、経費精算システムとともにクレジットカードを導入して、現金精算そのものを減らしたいと考えました。
全国20ヵ所以上の拠点でコーポレートカードとビジネスカードを導入
——導入前は具体的にどのような課題を抱えていたのでしょうか。
唐澤:
従来は従業員が一時的に経費を立て替え、精算後に払い戻す精算を行っていました。従業員と各拠点の事務担当者で小口精算を行い、各拠点へ本社経理から送金するという、二段階のやりとりが発生しており非効率な運用でした。しかも、全国20ヵ所以上の拠点で起こるため、現金精算の事務作業だけで月240時間もかかっていたのです。
——JCBを選んだ決め手をお聞かせください。
倉澤:
導入にあたりカード会社4社ほどを比較検討しましたが、その中でスピーディーかつ一番熱心に提案をしてくださったJCBさんを選びました。JCBコーポレートカードと会社債務保証型(会社の債務保証をつけることでカード発行を可能とする契約形態)のJCBビジネスカードを掛け合わせた複合的ソリューションという点も魅力でした。一定の役職者が持つコーポレートカードは法人口座からの引き落とし、その他の従業員が持つビジネスカードは従業員の個人口座からの引き落としという運用を提案いただき、管理上のリスクも抑えられるだろうと感じました。

——導入時の社内調整はどのように進められましたか。
唐澤:
カードの紛失や盗難のリスクについての懸念や、望ましくない利用が起こる可能性を指摘する声はありました。そこで、JCBさんにも協力いただきながら、カード利用の社内規定を定めました。社員へ配布するカード利用に関する誓約書についても、JCBさんにサポートいただきながら内容をつめていきました。
前田 繭子様(以下、敬称略):
カードの申し込みに関する社員向け説明会の開催や、申込書の記入方法についての説明資料の作成など、スムーズに申し込み手続きが進むようにフォローしていただきました。JCBさんが記入上の注意点を分かりやすく説明してくださったおかげで、不備なくスムーズに手続きを進められるようになったと思います。
近藤 数馬様(以下、敬称略):
当社の新人社員は原則ビジネスカードを保有しています。そのため、新入社員にレクチャーを行う際には、当時作成していただいたフローが現在も大いに役立っています。
当社は運用上、ビジネスカードの利用料金は従業員の個人口座から引き落とされますが、すぐに経費精算を完了させれば、引き落としよりも先に入金される運用にしています。
この運用により、従業員の経済的な負担が生じないようにしています。
JCBビジネスカードは、ご利用代金をカードを使用した社員の方の口座から引き落とす使用者支払法人型カードです。経費支払いに利用することで立替負担を軽減しつつ、経費精算の効率化を実現します。
従来の経費精算フローに組み込みやすいのも特徴です。
——運用開始後、カード利用のチェックはどのように行っていますか。
唐澤:
管理部で定期的にカード利用情報をチェックしています。コーポレートカードは、経費精算システムと連携しており、支払い情報をほぼリアルタイムで確認できます。またビジネスカードは、JCBの管理者向けサイト内で利用情報を確認可能です。そのため、精算が遅れている従業員を個別に把握でき、早期チェックに繋がっています。
月240時間の現金精算業務を月160時間削減
——導入後の成果について教えてください。
唐澤:
現金精算の件数が大きく減少したことで、事務作業を月240時間から3分の1である月80時間に短縮でき、月160時間削減できました。現金立て替えの必要がなくなり、従業員の負担軽減を実現できています。さらに、JCBを介した効率的な精算フローにより、利用明細がシステムに即時反映されるため、月末に集中していた確認作業が日常的に平準化されました。カード利用なら精算時に金額の誤りが起こりませんので、チェックの手間も軽減され、確認作業が簡素化できました。
倉澤:
ペーパーレス化が進んだことも成果の一つです。以前は、領収書だけでも膨大な量で保管庫が必要でしたが、現金精算が減ったことによって、保管が必要な書類の量も激減しました。全社的なデジタル化の取り組みと合わせると、10年間でコンテナ1つ分の書類削減を実現しました。
JCBコーポレートカードは、ご利用代金を法人口座から引き落とすため、経費立替が不要になります。
経費精算の負担を大幅に軽減し、経費精算システムとの自動連携で管理強化や業務効率化を実現します。
毎月発生する各拠点の固定費をカードレス決済に
——その後、パーチェシングサービスを導入した際の経緯を教えてください。
唐澤:
ビジネスカード・コーポレートカードの導入により、個人の現金立替はなくなりましたが、各拠点に届く経費の支払いが一部現金のまま残っていました。小口精算ゼロを目指していたため、そのことをJCBさんに相談すると、拠点名義で使えるパーチェシングサービスを提案いただきました。毎月発生するような定期的な支払いに適したソリューションだと感じ、すぐ導入を決めました。

——どのような場面で使われているのでしょうか。
唐澤:
主に各拠点の固定費支払いに活用しています。各拠点の電気料金に限っては本社で一括契約していますが、それ以外の費用ついては、各拠点が個別にコンビニなどで支払い手続きを行っていました。ここにパーチェシングサービスを導入したことで、事務担当者による支払い作業がなくなり、本社へ大量に送付される納付書の事務処理も不要になりました。
近藤:
コンビニ支払いや銀行支払いが激減し、納付書も大幅に減少しました。各拠点では本社への精算起票が不要になり、事務担当者の方からも楽になったという声が上がっています。本社でも確認作業の負担が大幅に軽減されました。
前田:
自動引き落としになるため、払い忘れといったアクシデントも起こりませんし、支払い漏れでガスや水道が止まるようなことも未然に防げます。パーチェシングサービスも利用ルールを設けており、光熱費や通信費など定期的に発生し、自動引き落としが適した用途に限定しているため、トラブルなどは起きていません。
パーチェシングサービスは、Web上でカード番号のみを発番するカードレス決済サービスです。部門や拠点、費目ごとの経費管理に適しています。
券面紛失のリスクがなく、継続的な各取引業者へのお支払いをJCBからの請求書に一本化することで、業務効率化とコスト削減を実現できます。
顧客への営業活動にタクシーチケットが有効
——3つのソリューションに加えて、タクシーチケットを導入された背景についても教えてください。
倉澤:
実は以前にもタクシーチケットを購入する形で使ったことがありましたが、コロナ禍で接待などが減ったことで廃止したという経緯があります。しかし、営業部門から「復活してほしい」という声が上がるようになっていました。
営業部門からの要望は、お客様との関係強化に努めるという営業戦略のもと、会食が終わったあとお客様に気持ちよくお帰りいただくために、タクシーチケットを有効に使いたいという内容でした。現金を渡すと領収証のやりとりが必要になりますし、帰宅する方角が違えば営業担当自身がカードで支払うこともできません。お渡しするだけのタクシーチケットが一番スマートだという意見は、管理部としても納得できるものでした。
加えて、タクシーチケットなら利用履歴が明確に残り、交際費として適切に処理できます。不正利用を防ぐ仕組みも整っているため、タクシーチケットの再導入を決定しました。さらに経費管理の透明性を高めるため、通常の経費とは別に「カードレスタクシーチケット」という専用の法人カードを申し込みました。
——JCBのタクシーチケットを選んでよかったことはありますか。
唐澤:
JCBタクシーチケットは、利用できる会社、地域が多い点です。
導入前からJCBさんより「利用できるタクシー会社が多い」と説明を受けていましたが、実際にタクシーチケットに不慣れな運転手さんもJCBのマークを見れば安心して受け取ってくれるようで、導入以来、利用できなかったというトラブルは一度も起こっていません。全国展開する当社にとって、どこでも使える安心感はとても大きなメリットです。
利用については限られた場面のみ使えるよう営業本部長の事前承認が必要な運用にしており、営業部で枚数を管理する体制を整えています。上限額が1枚3万円に設定されているため、遠方のお客様でも十分対応できる金額です。
タクシーチケットを使うシーン自体は、それほど多くはありません。しかし、いざ必要な時の手段として用意されていることが営業担当者に安心感を与えているのだと思います。

カードレスタクシーチケットは、全国で利用可能なJCBタクシーチケットの発注から利用、決済までをカードレスで完結できるサービスです。新たにカードを発行する必要がないため、手軽にJCBタクシーチケットをご利用いただけます。
また、オンラインで簡単にチケットを発注できる、利用情報を一括管理できるなどのメリットもあります。
——最後にJCBのサポートへの評価、今後の期待をお聞かせください。
前田:
導入当初と変わらず、新入社員のカード発行から日常的なトラブル対応まで、JCBさんには継続的かつ効果的にサポートいただいています。使い方が分からない、カードを紛失したなど、様々な問い合わせに対して、状況を丁寧にヒアリングし、迅速に解決していただけるので本当に助かっています。
近藤:
今年度は新たな取り組みとして、JCBさんに新入社員向けの金融リテラシー研修を実施していただく予定です。カードの適切な使い方だけでなく、お金の管理全般について金融のプロから直接学ぶことで、より深い理解が得られると期待しています。若手社員にとって、社会人として必要な金融知識を身につける貴重な機会になると考えています。
唐澤:
当社も一気に完璧を目指すのではなく、JCBさんと相談しながら、優先順位の高い課題から順番に対応していきました。今後新たに社内でクレジットカードを活用するのなら、会社のルール作りから相談に乗ってもらい、遠慮せずJCBさんを頼れば、良い結果に結びつくと思います。