クレジットカードを便利に活用する
オーストラリアでクレジットカードを活用しよう!旅行・留学前にチェックしたい使い方
公開日:2024年5月24日
オーストラリアでは、街中にある多くの店舗でキャッシュレス決済ができるため、旅行や留学の際はクレジットカードがあると便利です。
クレジットカードを持っていれば、あらゆる支払いがスムーズになることはもちろん、海外旅行傷害保険や優待・特典を利用できたり、海外キャッシングサービスで現地通貨を引き出せたりと、さまざまなメリットがあります。
オーストラリアへの旅行や留学、ワーキングホリデーの前に、自分にあったクレジットカードを選んで準備しておきましょう。
この記事でわかること
- オーストラリア旅行・留学でクレジットカードを使うメリット
- オーストラリアで使うクレジットカードの選び方
- オーストラリア旅行・留学でおすすめのJCBカード
目次
オーストラリア旅行・留学でクレジットカードを使うメリット
オーストラリアへの旅行や留学でクレジットカードを使うと、利便性や安全性などの観点でさまざまなメリットがあります。
現金よりスムーズに支払いができる
クレジットカード払いは、お札や硬貨を使った支払いよりもスムーズです。特に初めて訪れる国だと、現地通貨での支払いに慣れておらず、現金の計算に戸惑うことも多いでしょう。クレジットカード払いなら、カード本体を決済端末に差し込む、またはかざすだけで支払いが完了します。
また、クレジットカードを持っていれば、旅行中に必要以上の現地通貨を持ち歩く必要がありません。財布がかさばることもなく、現金の盗難や紛失のリスクも減らせます。
さらに、クレジットカードが使える場所であれば、Apple Payや Google Pay(TM) を利用できる場合もあります。事前に自分のスマートフォンにクレジットカードを登録しておけば、レジの端末にスマートフォンをかざすだけで決済が完了します。
海外旅行傷害保険を利用できる
多くのクレジットカードには、海外旅行傷害保険が付帯されています。海外旅行傷害保険とは、海外の旅行先でケガ・病気をしたときの治療費や入院費などを補償してくれるものです。
オーストラリアは、日本と比べて治療費や入院費が高額になる傾向があります。海外旅行傷害保険が付帯されていれば、これらの費用が補償されるので自己負担を軽減でき、万が一の事故やトラブルに備えることが可能です。
また、海外旅行傷害保険が充実しているクレジットカードを持っていれば、旅行中のケガや病気を補償する保険に別途加入する必要はありません。ただし、適用条件として「日本を出発してから90日間のみ」といった期限が限られていることが多いため、長期滞在の場合には注意が必要です。
クレジットカード付帯の海外旅行保険とは。補償内容・適用条件・使い方を解説
ホテル・レンタカーのデポジットに利用できる
デポジットとは「一時的な預かり金」「保証金」のことで、サービス利用における料金未払いを防ぐ目的で支払います。一時的に支払っているお金であるため、未払いなどのトラブルがなければ後から全額返金されます。
クレジットカードを持っていない場合は、デポジットを現金で支払う必要があり、その分現金を多めに用意しなければなりません。滞在中の買い物や飲食で使える現金が減ってしまうため、クレジットカードを用意しておくと便利でしょう。
デポジットの支払いが求められるシーンはさまざまです。たとえば、ホテルのチェックイン時に宿泊費やルームサービスなどの利用料金を保証する目的で支払いを求められる場合があります。また、レンタカー利用時に、レンタル料金や車両の損害などを保証するためにデポジットを支払うこともあります。
デポジットとは?支払い・返金の方法とクレジットカード利用時の注意点
ホテル予約・買い物でもポイントを獲得できる
クレジットカードは利用合計金額に応じてポイントがたまるので、現金よりもおトクに買い物できる点が魅力です。
オーストラリア旅行では、ホテルの宿泊やお土産の買い物、観光などでまとまった金額を利用することが多いでしょう。また、留学やワーキングホリデーで長期滞在する場合でも、スーパーやドラッグストアなどで日用品を購入する機会があるはずです。さまざまな支払いにクレジットカードを利用すれば、ポイントをためられ、現金払いよりもおトクになります。
たまったポイントは、クレジットカードの利用料金の支払いに充てたり、提携ポイントに交換したりと、幅広い使い方ができます。
現地でキャッシングサービスを利用できる
オーストラリアはキャッシュレス化が進んでいるとはいえ、滞在中に現金が必要なシーンもあります。
クレジットカードで現地通貨を引き出せる海外キャッシングサービスを利用すれば、急に現金が必要になったときや、足りなくなったときに便利です。
海外キャッシングサービスとは、クレジットカードを使って現金を借り入れるサービスのことで、次の流れで利用できます。
- 渡航前にキャッシングサービスの利用可能枠(限度額)の設定を行う
- 海外ATMまたは現地金融機関の窓口で、クレジットカードを使って現地通貨を引き出す
- 後日、レート換算された利用金額に手数料を加算した金額が支払口座から引き落とされる
万が一現金が必要なときのためにも、渡航前に手続きをしておくとよいでしょう。
クレジットカードのキャッシング枠とは?限度額の確認と変更方法を解説
ステータスが高いカードは空港ラウンジを利用できる
ゴールドカードやプラチナカードといったステータスの高いクレジットカードを持っていると、空港内にあるラウンジを利用できる場合があります。
空港ラウンジ内では、食事やアルコールが提供されたり、シャワーやマッサージを利用できたりと、飛行機に乗る前後を快適に過ごすための環境が用意されています。
待ち時間を有意義に過ごせる空港ラウンジを利用したい場合は、ステータスが高いクレジットカードを用意することも検討しましょう。
空港ラウンジとは?メリットと利用するための条件や注意点
オーストラリアに行くなら持っておきたいJCBカード
JCBカードは、オーストラリアをはじめ、世界各国の店舗やネットショップで利用できます。ここでは、オーストラリア旅行・留学で持っておきたい、おすすめのJCBカードを紹介します。
年会費無料!海外でもポイント高還元の「JCB カード W」
JCB カード Wは、18~39歳の方が申し込みできる年会費永年無料のクレジットカードです。JCB カード Wを所有して40歳を迎えた場合でも、年会費無料のまま使用し続けられます。
JCB カード Wに付帯する保険については、以下の通りです。
旅行傷害保険(死亡・後遺障害の場合)(※1) | 海外 | 最高2,000万円 |
---|---|---|
国内 | - | |
ショッピングガード保険 | 海外 | 最高100万円 |
国内 | - |
- 1 保険の適用には条件があります。
詳しくは、旅行傷害保険の適用条件をご確認ください。
JCB カード Wの魅力は、国内外問わずいつでもポイントを2倍獲得できる高いポイント還元率です。
JCBカードは、毎月のご利用合計金額1,000円(税込)ごとに1ポイント獲得できますが、JCB カード Wでは2倍の2ポイント獲得できます。
JCBと提携する「JCBオリジナルシリーズパートナー」の店舗でJCB カード Wを利用してお買い物やサービスの利用をすると、さらにポイントが高還元になるため、国内での利用もおすすめです。たとえば、スターバックスやAmazon.co.jpといったサービスでポイントがたまりやすいことが特徴です。
- 1 スターバックス カードへのオンライン入金・オートチャージ、Starbucks eGiftが対象です。店舗でのご利用分・入金分はポイント倍付の対象となりません。
- 2 Amazon、Amazon.co.jpおよびそれらのロゴは、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標または登録商標です。
- 3 一部対象とならない店舗があります。法人会員の方は対象となりません。日本国内に限ります。
- JCB カード Wを利用するとカード特典の+1倍が加わるため、上に記載のポイント倍率が適用されます。
- 掲載内容は予告なく変更となる場合があります。
ポイント倍率は2024年8月時点の情報です。
事前にポイントアップ登録が必要です。優待店により特典・条件等が異なります。最新情報はJCBオリジナルシリーズサイトをご確認ください。
獲得したOki Dokiポイントは、提携先ポイントや航空系マイルなどに交換できます。交換先により異なりますが、1ポイントあたり3~5円分相当として利用できます(※)。
- ポイント移行商品などの申込可能ポイントは商品によって異なります。
充実した海外旅行保険・空港ラウンジサービスが利用できる「JCBゴールド」
JCBゴールドは、JCBブランドの安心感・信頼感に加えてステータスの高さが魅力のゴールドカードです。WEB明細サービス「MyJチェック」に登録し海外で利用するとポイント還元率が2倍になります。
また、国内外の旅行傷害保険、ショッピングガード保険、JCBスマートフォン保険が付帯しており、補償内容や補償限度額が一般カードよりも充実している点が特徴です。
旅行傷害保険(死亡・後遺障害の場合)(※1) | 海外 | 最高1億円 |
---|---|---|
国内 | 最高5,000万円 | |
ショッピングガード保険 | 海外 | 年間最高500万円(1事故につき自己負担額3,000円) |
国内 | 年間最高500万円(1事故につき自己負担額3,000円) | |
JCBスマートフォン保険 | ディスプレイ破損 年間最高50,000円(1事故につき自己負担額10,000円)(※2) |
- 1 保険の適用には条件があります。
詳しくは、旅行傷害保険の適用条件をご確認ください。
- 2 JCBスマートフォン保険の詳細は、下のページをご覧ください。
JCBスマートフォン保険ご案内サイト(L2310494)についてはこちら
また、国内の主要空港、およびハワイ ホノルルの国際空港内にあるカードラウンジも利用可能で、航空機に乗る機会が多い方にも向いています。
JCBゴールドを保持していれば、一定条件を満たした方限定でワンランク上のサービスが受けられる「JCBゴールド ザ・プレミア」への招待が届きます。クレジットカードを育てて、今後さらにステータスの高いカードを持ちたい方にもおすすめです。
JCBカードは海外でも使える!旅行をおトクで便利に楽しむ方法を紹介
オーストラリアの情報をチェック!JCBのおトクな情報
JCBカードで支払うことで割引などのおトクなサービスを受けることができます。ここでは、JCBカード会員限定のおトクな優待情報を一部紹介します。
より詳しく知りたい方は、JCBが運営する海外旅行の情報サイト「たびらば」にオーストラリアの各エリアにおけるおトクな情報が掲載されています。たとえば、おすすめのカフェやパブ、日用品が揃えられるドラッグストアなどです。優待店やサービス内容、優待の受け方もチェックして、渡航先で有効に活用しましょう。
シドニー|Sydney Duty Free【利用代金5%OFF+ウォーターボトル進呈】
Sydney Duty Freeは、オーストラリアのトップブランドやギフトが200点以上も揃う免税店です。定番のチョコレートやお茶をはじめ、スキンケアグッズ、雑貨などが充実しています。
店舗はシドニー市内の中心地にあるので、観光の合間に気軽に立ち寄れます。日本語対応可能なスタッフがいるので、安心して買い物ができるのも魅力です。
ここでは、商品を購入した方に、ウォーターボトル(500ml)を進呈しています。さらに、A$200以上の購入の場合、レジにてクーポンを提示し、JCBカードで支払うことで、ご利用代金から5%引きされます。
優待が受けられる店舗 | Sydney Duty Free |
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優待の内容(※) |
|
優待を受ける方法 | JCBカードでの支払い レジでクーポン提示 |
優待期間 | 2024年4月1日(月)~ 2025年3月31日(月) |
- おひとり様1回限り。一部の商品、セール商品は除く。プレゼントの内容は在庫状況により変更となる場合あり。他の優待との併用不可。
シドニー・ゴールドコースト|Pancakes on The Rocks【利用代金10%OFF】
Pancakes on The Rocksは、40年以上の歴史がある人気のパンケーキ専門店です。オリジナルパンケーキのほか、クレープやピザ、サラダ、リブ・ステーキなどを提供していて、朝食から夕食まで幅広く利用できます。
ここでは、テーブル案内時および支払い時にクーポンを提示し、JCBカードで支払うことで、ご利用代金から10%引きされます。
優待が受けられる店舗 |
Pancakes on The Rocks シドニー:パンケーキ・オン・ザ・ロックス店 |
---|---|
優待の内容(※) | 利用代金から10%引き |
優待を受ける方法 | JCBカードでの支払い テーブル案内時と支払い時にクーポン提示 |
優待期間 | 2024年4月1日(月)~ 2025年3月31日(月) |
- スタッフへのオーダーのみ優待適用。二次元コードオーダーは対象となりません。他の優待との併用不可。
Pancakes on The Rocksの優待情報はこちら
JCBプラザ|観光案内・日本語による緊急時のサポートに対応
JCBカードを持っていれば、オーストラリアの各地域に設置されたサービス窓口「JCBプラザ」を利用できます。JCBプラザでは、JCB加盟店のホテル・レストラン・ツアーの予約、優待・観光に関するお問い合わせに日本語で対応しています。
ほかにも、オーストラリア滞在中にJCBカードを紛失したり盗難被害にあったりしたときのサポートも行っています。再発行を希望する場合は、海外専用の緊急再発行カードの手続きも可能です。
オーストラリア国内のJCBプラザは、シドニー、ケアンズ、ゴールドコーストの3都市にあります。
トラブル時の相談窓口として利用できるよう、滞在するエリアに近いJCBプラザの位置を把握しておきましょう。詳しい情報は次のページをご確認ください。
オーストラリアは日本よりキャッシュレス決済が普及している
一般社団法人キャッシュレス推進協議会が行った調査によると、2021年におけるオーストラリアのキャッシュレス決済比率は「72.8%」でした。日本のキャッシュレス決済比率は「32.5%」であるため、オーストラリアは日本以上にキャッシュレス決済が普及していることがわかります。
オーストラリアでは、クレジットカードやデビットカード、スマホ決済などが広く利用されています。スムーズに支払いをするためにも、オーストラリア滞在中はクレジットカードを積極的に利用することをおすすめします。
クレジットカードが使える場所
日本よりキャッシュレス化が進んでいるオーストラリアでは、多くの店舗でクレジットカードを利用できます。
たとえば、日用品や食品が多く揃っている大手スーパーマーケットに次の4つがあります。
Woolworths(ウールワース) |
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Coles(コールズ) |
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Aldi(アルディ) |
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IGA(アイジーエー) |
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そのなかでも「Woolworths」や「Coles」、そして「IGA」は、クレジットカード払いに対応しています。留学生や長期滞在者にとっても利用しやすい店舗なので、クレジットカードがあると支払いがスムーズです。
使える国際ブランドは、オーストラリア国内で主要なVisaとMastercardをはじめ、American ExpressやJCBなども利用できます。近年はAmerican ExpressとJCBの提携によって、JCBを利用できる店舗が拡大しています。JCBカードを利用できるかどうかは、支払いの前に確認しておきましょう。
クレジットカードが使えない場所
キャッシュレス決済が普及しているオーストラリアですが、屋台やマーケットなどの小規模な店舗ではクレジットカードが使えないことがあります。万が一に備えて、クレジットカードに加えてある程度の現金も持ち歩いておくと安心です。
オーストラリアで使えるクレジットカードの種類
オーストラリアでは、JCB、Visa、Mastercard、American Express、Diners Clubといった主要な国際ブランドが利用可能です。
ただし、店舗によっては特定の国際ブランドの支払いに対応していないこともあります。対応していない場合に備えて、異なる国際ブランドのクレジットカードを複数枚持っておくことも検討しましょう。
クレジットカードの種類と違い。ランク・国際ブランドとカードの選び方
オーストラリア旅行・留学で使うクレジットカードの選び方
オーストラリアで使うクレジットカードを選ぶときには、次のポイントに注目しましょう。
海外旅行に関するサービス・保険が充実している
海外旅行に関するサービス・保険が充実しているクレジットカードを選びましょう。
海外旅行傷害保険が充実しているクレジットカードなら、万が一のケガや事故による入院費や、治療費などの費用を補償してくれます。オーストラリアでは治療費や入院費が高くなることが多いので、保険が充実していると安心です。
また、空港ラウンジサービスが利用できるかにも注目しましょう。空港ラウンジサービスが付帯するクレジットカードは、ゴールドカード以上の年会費がかかるものが多い傾向です。空港の利用頻度が多い方や空港滞在時の快適性を重視する方は、空港ラウンジサービスが付帯するクレジットカードを選ぶとよいでしょう。
オーストラリアで利用できる特典・優待がある
クレジットカードを選ぶときには、オーストラリアで利用できる特典・サービスにも注目しましょう。たとえば、特定のクレジットカードを利用することで、オーストラリアのホテルやレストランを特別価格で利用できたり、クーポンやプレゼントがもらえたりする場合があります。
クレジットカードの特典・サービスをうまく活用することで、オーストラリアでの滞在をよりおトクに楽しめます。
2枚目を持つなら異なる国際ブランドを選ぶ
オーストラリアに行く際には、クレジットカードを2枚以上持っておくと安心です。持っているクレジットカードが1枚のみの場合、現地でクレジットカードの不具合が起きたり、紛失したりした際に、カード払いが利用できなくなってしまいます。
2枚目のクレジットカードを持つ場合は、1枚目とは異なる国際ブランドを選ぶのがおすすめです。たとえば、Visaのクレジットカードを持っている方なら、新しくJCBカードを選ぶとよいでしょう。複数枚のクレジットカードを所持していれば、一方の国際ブランドが使えなくても、もう一方で支払いを済ませられます。
オーストラリアでクレジットカードを使うときに知っておきたいポイント
オーストラリアでクレジットカードを使うときには、次のポイントを押さえておきましょう。
- 日本円ではなく豪ドルで支払うのがおすすめ
- 5セント未満は四捨五入で計算される
- パスポート・ビザの申請もクレジットカードが使える
日本円ではなく豪ドルで支払うのがおすすめ
オーストラリアでは、クレジットカード払いをする際の通貨を「日本円と豪ドルのどちらにするか」を選択できることがあります。この場合、日本円ではなく現地通貨である豪ドルで支払うのがおすすめです。
これは、日本円で支払うと店舗が独自で設定した為替レートが適用され、現地通貨の豪ドルと比べて高いレートで引き落とされる可能性があるためです。
5セント未満は四捨五入で計算される
オーストラリアでは、1992年に1セント・2セント硬貨が廃止されました。これによって、現金払いでは、5セント未満が四捨五入で計算されることを覚えておきましょう。たとえば、1.99ドルの商品を購入すると2ドルを支払うことになり、反対に1.92ドルだと1.90ドルを支払うことになります。
クレジットカードで支払えば、切り上げ・切り捨てはなく、額面どおりの支払いとなります。少額ではあるものの、現金払いの場合は損をしてしまう可能性もあるので注意しましょう。
パスポート・ビザの申請もクレジットカードが使える
オーストラリアをはじめ海外に入国する際には、パスポートとビザが必要です。
一般的にパスポートの新規発行は現金のみですが、更新は電子申請で行うことでクレジットカードを利用できます。
また、オーストラリアに入国する際には、あらかじめビザを申請して、支払いを済ませておく必要があります。観光ビザやワーキングホリデービザ、学生ビザはオンラインで申請でき、申請手数料の支払いはすべてクレジットカードで行います。
このように、オーストラリア渡航前にもクレジットカードを利用する機会が多々あることを知っておきましょう。
オーストラリア旅行・留学でクレジットカードを使うときの注意点
オーストラリア旅行・留学で上手にクレジットカードを使うためにも、次の注意点を把握しておきましょう。
海外でクレジットカード払いすると手数料がかかる
オーストラリアをはじめ、海外でクレジットカードを利用すると、利用合計金額に対して基準レートが適用され、手数料が加算されます。具体的な計算方法は次の通りです。
基準レートとは、支払い処理が行われた日の為替相場をもとに決定されるレートであり、クレジットカードの国際ブランドによって異なります。なお、基準レートは利用代金の引き落とし日ではなく「利用代金の支払い処理が行われた日」になるので注意してください。
日本円に換算された利用代金は、クレジットカードの利用明細に登録された後で確認できます。反映されたら、正しく引き落とされるかを確認しておきましょう。
渡航前に利用可能枠(限度額)を確認・増額しておく
利用可能枠(限度額)とは、クレジットカードを利用できる金額の上限のことで、利用可能枠を超えて支払うことはできません。海外へ行くとなると、渡航前にホテルや航空券を予約したり、現地でお土産を購入したりと普段より出費が多くなります。利用可能枠に達してしまうと、滞在中に支払いができなくなってしまいます。
渡航前に「利用可能枠がどれだけ残っているか」「上限に達して利用できなくなる可能性がないか」を確認しておくとよいでしょう。
もし上限が足りないと感じた場合、クレジットカード会社の会員専用アプリやウェブサイトから利用可能枠の増枠申請ができます。ただし、増枠申請には審査が必要で、1週間ほどかかることもあります。渡航直前の申請は避け、できるだけ早めに申請しておきましょう。
盗難・紛失・不正利用の際は速やかにカード会社に連絡する
オーストラリア滞在中にクレジットカードをなくしたり、財布を盗まれたりしたときは、速やかにカード会社に連絡をして、クレジットカードの利用を停止してもらいましょう。利用停止しないままでは、第三者にクレジットカードを不正利用される恐れがあります。
JCBでは、JCBカードの海外専用緊急再発行を行っています。「JCB紛失・盗難受付デスク」へ連絡し、再発行の希望を伝えることで、オーストラリア国内にある「JCBプラザ」にて再発行カードを受け取れます。オーストラリアのJCBプラザは、シドニー、ケアンズ、ゴールドコーストの3都市にあります。
クレジットカード会社のサポートデスクでは、カードの盗難や紛失をはじめさまざまな相談ができます。旅行先でもすぐに電話ができるよう、スマートフォンなどに連絡先をメモしておくと便利です。
よくある質問
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日本で発行したクレジットカードはオーストラリアでも使えますか?
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日本で発行したクレジットカードは、オーストラリアでも利用可能です。オーストラリアはキャッシュレス化が進んでいるため、あらゆる店舗でクレジットカードを利用できます。スムーズに支払うためにも、渡航前にクレジットカードを発行しておくのがおすすめです。
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オーストラリアではどのようなクレジットカードが使えますか?
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JCB、Visa、Mastercard、American Express、Diners Clubといった主要国際ブランドのクレジットカードを利用できます。
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オーストラリア旅行や留学におすすめのクレジットカードを教えてください
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オーストラリアで使うクレジットカードは、海外旅行に関するサービス・保険が充実していて、特典・優待があるものがよいでしょう。
JCBカードであれば、コストを抑えたい方は「JCB カード W」、海外旅行傷害保険を充実させたい方は「JCBゴールド」がおすすめです。
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オーストラリアでクレジットカードをなくしてしまったらどうすればいいですか?
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クレジットカードをなくした場合は、早急にカード会社に連絡をし、クレジットカードの利用を停止してもらいましょう。利用停止しないままでは、第三者にクレジットカードを不正利用される恐れがあります。
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オーストラリアでクレジットカードを使う方法を教えてください
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オーストラリアでクレジットカードを使う方法は、日本国内と大きく変わりません。レジの周辺に設置された決済端末にかざす、あるいは差し込むことで支払いができます。
また、クレジットカード情報をスマートフォンに取り込むことで、Apple Payや Google Pay を利用できます。
今こそ安心のブランドJCB
サービスも充実のJCBのスタンダードカード
39歳以下の方限定カード
Oki Dokiポイントはいつでも2倍
- 掲載内容は予告なく変更となる場合があります。
- Apple Payを利用するにはiOS 12.5.2以降が必要です。Apple Payに対応しているデバイスについてはhttps://support.apple.com/ja-jp/HT208531をご覧ください。
- Apple Payは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
- Google Pay は Google LLC の商標です。
- Google Pay のご利用には、Google ウォレット アプリのダウンロードが必要になります。
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- 【監修者】
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氏名:高柳政道(たかやなぎ まさみち)
資格:一級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP、DCプランナー2級一級ファイナンシャル・プランニング技能士を取得後、2020年5月に金融コラムニストとして独立。企業に属さないFPとして投資商品の選び方を中心に情報を発信。
資産運用・生命保険・相続・ローンなど、多岐に渡るジャンルの執筆及び監修業務を手掛け、関わった記事数は500を超える。
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オーストラリアは世界的にみて治安がよい国ですが、それでも現金を大量に持ち込むのは紛失や盗難が心配されます。クレジットカードがあれば現金が必要なときにキャッシングできるので、持ち込む現金は最低限で済みます。また、万が一現地で病気やケガをしたとしても、クレジットカードに付帯された海外旅行傷害保険があれば安心です。