法人カードの基本をおさえる
法人カードのゴールドカードを徹底解説!特典豊富なおすすめのJCBカードも比較して紹介
公開日:2026年6月12日

法人向けのゴールドカードは、一般カードに比べて保険金額の手厚さや補償内容が充実しているだけでなく、空港ラウンジサービスなどさまざまな特典が付帯されています。年会費は必要ですが、業務を効率化するサービスを活用できれば、コストパフォーマンスの高さを感じられるはずです。
法人向けのゴールドカードには、さまざまな種類があります。自社にとってどのようなサービスがあればよいのか、日々の業務を振り返りながら選択してみましょう。
この記事でわかること
- 法人向けのゴールドカードには、個人カード、一般カードにはないビジネス向けの特典がある
- 年会費がかかることが一般的だが、年間の利用代金によっては無料になるものもある
- 自社にとってどのようなサービスがあると便利になるかを考えて、ゴールドカードを選択したい
目次
法人向けゴールドカードの特徴
まずは、法人向けゴールドカードの特徴を見ていきましょう。
ステータス性
ゴールドカードは、一般カードとプラチナカードの中間に位置するグレードです。一般カードと比較すると、審査の難易度はやや高くなる可能性があります。
ゴールドカードの審査に通過するには、金融機関からある程度の信用が求められるため、ゴールドカードを所有していることそのものが社会的信用につながると考えられるでしょう。

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利用可能枠(限度額)
利用可能枠(限度額)は、法人カードで定められている金額の範囲で、審査によって個別に設定されます。ゴールドカードの場合、上限が500万円程度と高めに設定されていることが多いでしょう。
また、法人カードの利用機会が増えた場合には、利用可能枠の増額を申し込むことも可能です。

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特典・サービス
ゴールドカードは、一般カードと比較するとさまざまな特典、サービスが付帯されています。たとえば、旅行傷害保険や空港ラウンジサービスなどがあります。
空港内にあるラウンジのなかには、特定の法人カードを提示することで、カード所有者が無料で利用できるものがあります。航空機を使った出張が多い方にとって、休憩や仕事ができる空港ラウンジを無料で利用できる点はメリットといえるでしょう。
これら以外にも、クレジットカード会社独自のサービスが利用できるなど、ビジネスシーンをより便利にしてくれるでしょう。
ポイント還元率
法人カードのポイント還元率は0.5〜1.0%に設定されていることが一般的です。クレジットカード会社やカードの種類によってポイント還元率はさまざまであるほか、利用店舗によっては倍率がアップすることがあります。法人カードを使ってまとまった金額の支払いをすれば、ポイントがたまりやすいでしょう。
JCBでは、「J-POINTパートナー」の対象となる店舗・サービスにおいて、ポイント倍率がアップします。また、ゴールドカード以上のグレード限定で、ポイント倍率がアップする場合があります。
[ゴールド以上のプレミアムカードで倍率アップするJ-POINTパートナーの例]
| パートナー名 | プレミアムカード利用時のポイント倍率 |
|---|---|
| Uber | 10倍 |
| タクシーアプリ『GO』 | 10倍 |
| S.RIDE | 10倍 |
- 事前にポイントアップ登録が必要です。優待店により特典・条件等が異なります。
- プレミアムカード以外のカードでのご利用代金は対象となりません。
- J-POINTパートナーの倍率は、2026年4月現在のものです。利用日によって異なる場合があります。

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年会費
法人カードのゴールドカードの年会費は、概ね3,000円から5万円の範囲で設定されており、一般的には5,000円から1万円が多いでしょう。
法人カードのなかには、従業員向けカードを追加発行できるものがあります。従業員向けカードの発行を検討するのであれば、追加カードの年会費にも注目してみましょう。複数枚発行すると、枚数分の年会費が必要になるためです。
[年会費の目安]
| 本カード | 5,000円から1万円程度が多い (5万円以上のものもある) |
|---|---|
| 従業員向けカード (1枚につき) | 500円から6,000円程度 |
年会費はかかりますが、その分特典が豊富なため、ビジネスに活用することでコストパフォーマンスが見込めます。
また、事業に使う法人カードであれば、年会費を経費にすることもできます。
JCBでは、年間100万円(税込)以上の利用で、翌年度の年会費が無料になるゴールドカードもあります。
法人がゴールドカードを活用するメリット
法人がゴールドカードを利用するメリットには、次のようなものがあります。
空港ラウンジサービスで出張が快適になる
空港ラウンジサービスとは、国内の主要空港、およびハワイ ホノルルの国際空港内にあるラウンジを利用できるサービスで、ゴールドカード以上のグレードの法人カードに付帯していることがあります。空港ラウンジサービスでは、落ち着いた環境で休憩や仕事ができるため、忙しいビジネスパーソンにとって便利なサービスです。
国内出張が多く、航空機を利用する機会がある方にとっては、空港ラウンジサービスが便利といえるでしょう。

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旅行傷害保険により医療費の負担を軽減しやすい
旅行傷害保険は一般カードでも付帯している場合があります。しかし保険金額は、グレードが上がるほど高くなる傾向があります。たとえば、JCBの法人カードで比較をすると次のとおりです。
[旅行傷害保険(死亡・後遺障害の場合)金額の例]
| JCBゴールド法人カード | JCB一般法人カード | |
|---|---|---|
| 海外 | 最高1億円 | 最高3,000万円 |
| 国内 | 最高5,000万円 | 最高3,000万円 |
国内、海外に出張の機会がある方にとっては、旅行傷害保険を付帯していることに加え、保険金額の手厚さが検討材料になるでしょう。
海外でケガや病気で治療をした場合、日本国内で治療を受けるよりも高額な費用がかかります。このようなとき、旅行傷害保険があると便利です。
なお、旅行傷害保険で補償を受けるためには条件があるため、渡航前に把握しておきましょう。
接待に便利な予約などを依頼できる
取引先と接待をする方にとっても、ゴールドカードが便利なシーンがあります。
たとえば、ゴルフ場のプレー予約ができるサービスなどを付帯しているゴールドカードもあります。クレジットカード会社が厳選したコースを予約できたり、通常よりも値引きしたコースが予約できたりする便利なサービスです。
忙しい方にとって、予約などの手続きを依頼できることはメリットといえるでしょう。
社員の福利厚生を充実させる特典がある
福利厚生として使えるサービスは、クレジットカード会社によって種類はさまざまです。
たとえば、医師や看護師などに健康に関することを相談できるサービスや、旅行先でケガや病気をしたときに近隣の医療機関を探してもらったりすることができるサービスなどがあります。
ほかにも、優待価格で人間ドックが利用できるなど、あると便利な特典が付帯されています。
利用可能枠(限度額)が高額でまとまった支払いにも対応しやすい
一般カードと比較すると、ゴールドカードは利用可能枠(限度額)が高めに設定されていることが多いでしょう。
広告費や仕入れ、出張に関連する経費などの支払いを法人カードにまとめることで、キャッシュフローが把握しやすくなりますが、そのためにはある程度高額な利用可能枠が必要です。
また、クレジットカードは後払いのため、引き落とし日まで資金を手元に置けるのも強みになります。請求締め・支払日のサイクルが一定なので、利用可能枠が高いほど資金繰りに余裕を持たせやすいでしょう。
JCBの法人ゴールドカードを徹底比較!
ここでは、JCBの法人カードの特徴を比較します。同じゴールドカードですが、「JCBゴールド法人カード」と「JCB Biz ONE ゴールド」では特徴が異なります。
法人向けゴールドカードの特徴別に、「JCBゴールド法人カード」と「JCB Biz ONE ゴールド」を比較した表が次の通りです。
| カードフェイス | ![]() JCBゴールド法人カード | JCB Biz ONE ゴールド |
|---|---|---|
| ステータス性 | ○ | ○ |
| 利用可能枠(限度額) | 50万〜500万円 | 〜500万円 |
| 特典・サービス | ◎ | ○ |
| ポイント還元率 | 0.5% | 1.0% |
| 年会費 | 11,000円(税込) 初年度無料 | 5,500円(税込) 初年度無料 【年間100万円(税込)以上利用で翌年度も無料】 |
| 追加カード | ○ | - |
また、JCB法人カード共通のメリットとして、会計ソフトとの連携による経費精算の効率化や会員専用ポータル「Cashmap(キャッシュマップ)」の活用で資金管理・キャッシュフロー改善など、ビジネスの成長を後押しするサービスを活用できます。
ここからは、JCBの法人ゴールドカードの特徴を種類別に詳しく解説します。
サービス充実!中小企業向け「JCBゴールド法人カード」
「JCBゴールド法人カード」は、中小企業の経営者、従業員向けの法人カードです。特典・サービスが充実しており、出張・接待・福利厚生まで幅広く活用できます。また、従業員向けカード、ETCカードを複数枚発行できることが特徴です。
| お申し込み対象 | 法人または個人事業主 カード使用者は18歳以上の方が対象 |
|---|---|
| 年会費 (カード使用者1名様の場合) | 11,000円(税込) 初年度年会費無料(※1) |
| 年会費 (使用者追加1名ごとに) | 3,300円(税込) 1枚目のカードの年会費が無料の場合、 追加のカードも無料 |
| 利用可能枠(限度額) | 50万〜500万円(※2) |
| ポイント還元率 | 0.5% |
| 従業員向けカード | 複数枚発行可能 |
| ETCカード | 複数枚発行可能 |
- 1 お切り替えの方は初年度年会費無料の対象となりません。
- 2 JCB法人カードを複数枚お持ちの場合、各カードにはそれぞれご利用可能枠の設定がありますが、同一発行会社のカードにおいて利用できる金額の合計は、カードの設定額のうちで最も高い金額の範囲内となります。一部対象とならないカードがあります。
こんな人におすすめ
- 中小企業の経営者
- 国内・海外に出張機会がある(旅行傷害保険があるので)
- 従業員にも法人カードを活用してもらいたい
- ETCカードを複数枚発行したい
「JCB法人カード」は、従業員向けカード、ETCカードを複数枚発行できることから、従業員にも法人カードを活用してもらいたい方に向いています。
従業員が外出先、出張先で経費の支払いをするにあたり、法人カードを利用することで現金の立て替えが不要になるというメリットがあります。
従業員が現金を立て替えている企業は、この機会に法人カードの導入を検討してみてください。
出張・接待・福利厚生に関するサービス
出張や接待、福利厚生に関するものとして、次のサービスが付帯されています。
| 旅行傷害保険 | 国内:最高5,000万円(※1) 海外:最高1億円(※2) |
|---|---|
| 航空機遅延保険 (※3) | 乗継遅延費用保険金(客室料・食事代) 2万円限度 出航遅延費用等保険金(食事代) 2万円限度 寄託手荷物遅延費用保険金(衣類購入費等) 2万円限度 寄託手荷物紛失費用保険金(衣類購入費等) 4万円限度 |
| 空港ラウンジサービス | ◯ |
| その他の特典・サービス | ゴルフエントリーサービス ドクターダイレクト24(国内) サイバーリスク保険(損害賠償責任に関する補償) |
- 1 事前に、「搭乗する公共交通乗用具」、「旅館、ホテル等の宿泊施設」、「参加する募集型企画旅行」の料金をJCBゴールド法人カードでお支払いになった場合、国内旅行傷害保険が適用されます。
- 2 「搭乗する公共交通乗用具」または「参加する募集型企画旅行」の料金をJCBゴールド法人カードでお支払いになった場合、最高補償額は1億円。JCBゴールド法人カードでのお支払いがない場合には、補償の対象となりません。
- 3 事前に航空便等の料金をJCBゴールド法人カードでお支払いになった場合、本保険が適用されます。
「ゴルフエントリーサービス」では、全国約1,200ヵ所のゴルフ場のプレー予約を、電話ひとつで手配します。また、ご希望の地域・日程を伝えることで、相談・予約に応じます。
通常ではビジターエントリーができない名門コースをはじめ、ゴルフ場設定のビジター価格から値引きしたコースを多数用意していることが特徴です。
「ドクターダイレクト24(国内)」では、経験豊かな医師、保健師、看護師などの有資格者が、医療機関情報、専門医療情報、健診・ドック施設などの情報を提供します。
【ウェブ限定】新規入会&ご利用で最大40,000円相当(※1)ポイントプレゼント
- 1 還元率は交換商品により異なります。
個人事業主・フリーランス向け「JCB Biz ONE ゴールド」
「JCB Biz ONE」は、個人事業主やフリーランス、会社員で副業をしている方も申し込めるゴールドカードです。年会費は5,500円(税込)と、「JCBゴールド法人カード」と比較するとリーズナブルな点が特徴です。
| お申し込み対象 | 法人代表者または個人事業主 (フリーランス・副業を含む)(※1) カード使用者は20歳以上の方が対象 |
|---|---|
| 年会費 (カード使用者1名様の場合) | 5,500円(税込) 初年度無料 【年間100万円(税込)以上利用で翌年度も無料】 |
| 年会費 (使用者追加1名ごとに) | - |
| 利用可能枠(限度額) | 50万〜500万円(※2) |
| ポイント還元率 | 1.0% |
| 従業員向けカード | - |
| ETCカード | 1枚発行可能 |
- 1 フリーランスとは、企業と雇用関係を結ばずに案件単位で業務を請け負う方を指します。
- 2 Biz ONEのほかにJCBカード(個人用)をお持ちの場合、各カードにはそれぞれご利用可能枠の設定がありますが、同一発行会社のカードにおいて利用できる金額の合計は、カードの設定額のうちで最も高い金額の範囲内となります。一部対象とならないカードがあります。
こんな人におすすめ
- 個人事業主やフリーランス
- 会社員で副業をしている
- コストパフォーマンスを意識したい
- 出張の機会は少なめ
- ポイントをためておトクに法人カードを使いたい
「JCB Biz ONE」は、いつでもポイントが2倍獲得できるため、JCBの法人カードのなかではポイント還元率が高いことが特徴です。「J-POINTパートナー」の対象となる店舗・サービスでは、最大21倍のポイントが獲得できます。
また、カードの発行では法人の本人確認書類が不要で、個人名義の口座に限り最短5分でカード番号を発行できます。
出張・接待・福利厚生に関するサービス
出張や接待、福利厚生に関するものとして、次のサービスが付帯されています。
| 旅行傷害保険 | 国内:- 海外:- |
|---|---|
| 航空機遅延保険 | - |
| 空港ラウンジサービス | ◯ |
| その他の特典・サービス | ドクターダイレクト24(国内) 人間ドックサービス JCBスマートフォン保険 サイバーリスク保険(損害賠償責任に関する補償) |
「JCB Biz ONE ゴールド」には、経験豊かな医師、保健師、看護師などの有資格者が、健康・医療・介護・育児・メンタルヘルスなどに関する相談ができる「ドクターダイレクト24(国内)」を付帯しています。そのほかにも、全国の提携している優良医療機関の人間ドックを優待料金で利用できる「人間ドックサービス」を付帯していることが特徴です。
【ウェブ限定】新規入会&ご利用で最大50,000円相当(※1)ポイントプレゼント
- 1 還元率は交換商品により異なります。
ゴールドカードと一般カード・プラチナカードはどう違う?
ここでは「JCB法人カード」を例に、ゴールドカードと、一般カード、プラチナカードはどのように違うのかを見ていきましょう。ゴールドカードより高いグレードのクレジットカードを「プラチナカード」といいます。
| カードフェイス カード名 | ![]() JCB一般法人カード | ![]() JCBゴールド法人カード | ![]() JCBプラチナ法人カード |
|---|---|---|---|
| ステータス性 | △ | ◯ | ◎ |
| 利用可能枠(限度額) (※1) | 10万〜500万円 | 50万〜500万円 | 150万円~ |
| 特典・サービス | △ | ◯ | ◎ |
| ポイント還元率 | 0.5% | 0.5% | 0.5% |
| 年会費 (カード使用者1名様の場合) | 1,375円(税込) 初年度年会費無料(※2) | 11,000円(税込) 初年度年会費無料(※2) | 33,000円(税込) |
- 1 JCB法人カードを複数枚お持ちの場合、各カードにはそれぞれご利用可能枠の設定がありますが、同一発行会社のカードにおいて利用できる金額の合計は、カードの設定額のうちで最も高い金額の範囲内となります。一部対象とならないカードがあります。
- 2 お切り替えの方は初年度年会費無料の対象となりません。
「JCBプラチナ法人カード」には、次のようなサービスが付帯されています。
| プラチナ・コンシェルジュデスク | 24時間365日、国内・海外のホテルや、航空券・列車・レンタカーの手配などご旅行に関する各種サポートや、ゴルフ場やチケット、レストランなどのエンターテインメントに関する相談ができるサービス |
|---|---|
| グルメ・ベネフィット | さまざまなシーンで利用できるレストランのなかから所定のコースメニューを2名様以上で予約すると、1名様分の料金が無料となる期間限定の優待サービス |
| プライオリティ・パス | 世界146の国や地域、600を超える都市にある1,800ヵ所以上の空港ラウンジを無料で利用できるサービス |
「JCBプラチナ法人カード」には、一般カード、ゴールドカードにはない、日常のビジネスシーン、接待にも役立つサービスを付帯しています。「JCBプラチナ法人カード」は年会費が33,000円(税込)と、プラチナカードのなかではリーズナブルであるため、コストパフォーマンスを意識したい方にも向いています。
自社にあう法人ゴールドカードの選び方
法人向けのゴールドカードには多くの種類があります。自社にあうゴールドカードを見つけるためのポイントは、次の通りです。
使いたい特典・サービスが付帯されている
まずは、どのような特典・サービスがあれば、ビジネスシーンが便利になるのか、業務が効率化するのかを考えてみましょう。法人カードに付帯する特典、サービスには主に次のようなものがあります。
- 空港ラウンジサービス
- プライオリティ・パス
- 旅行傷害保険
- 航空機遅延保険
- 公共交通機関の予約サービス
- 宿泊施設の予約サービス など
ゴールドカード同士を比較して、特典が豊富なもの、自社にとって便利なものを選択してみましょう。従業員がいる企業の場合は、従業員も活用できるサービスがあるかも確認するのがおすすめです。
サービス内容と年会費のバランスを確認する
ゴールドカードに付帯するサービスは、クレジットカード会社によってさまざまです。
年会費がリーズナブルなゴールドカードの場合、グレードはゴールドではあるものの、特典が一般カードと大きく変わらないことがあるかもしれません。
一方で、特典が豊富なゴールドカードになるほど年会費は高額になる傾向です。支払う年会費以上に特典を利用すれば問題ありませんが、活用できないとコストパフォーマンスが優れているとはいえません。
たとえば、JCBの場合、ゴールドカードを次のように活用できれば、コストパフォーマンスの高さを感じられるでしょう。
- 年間で100万円(税込)以上利用して、年会費を無料にする(「JCB Biz ONE ゴールド」の場合)
- 「人間ドックサービス」で人間ドックを優待料金で利用する(「JCB Biz ONE ゴールド」の場合)
- 従業員にも法人カードを活用してもらって、より多くのポイントを獲得する(「JCB法人カード」の場合)
- 年会費を経費として計上する
コストの負担が大き過ぎないものを選択し、利用する法人カードに付帯する特典を把握しておくことが、法人カードを使いこなすポイントといえるでしょう。
従業員向けカードの発行枚数が充分かを確認する
従業員にも法人カードを活用してもらいたいときは、「従業員向けカードを発行できるか」「何枚発行できるか」に注目しましょう。
複数枚発行する場合は、従業員向けカードの年会費や発行手数料も確認しておくことが大切です。「JCB法人カード」の場合、年会費はかかりますが、発行手数料はかかりません。
従業員向けカードを活用することで、従業員による現金の立て替え払いが不要になり、経理作業の効率化が期待できます。従業員の負担軽減のためにも、法人カードが役立ちます。
経理作業を効率化するなら会計ソフトとの連携可否も確認する
経理作業の効率化には、自社で導入している会計ソフトと自動連携できる法人カードを選択することが必要です。
会計ソフトと法人カードを自動連携することで、利用明細が自動的にソフトに連携されます。これにより、手動による仕訳が不要になり、入力ミスの軽減、効率化につながります。
「JCB法人カード」と自動連携できる会計ソフトは、次の通りです。
- マネーフォワード クラウド会計
- FXクラウドシリーズ「銀行信販データ受信機能」
- 弥生会計
- freee会計
- ソリマチ
- MoneyLook
ポイントやマイルの還元率・使い道を確認する
ポイントによる利得性を重視したい方は、ポイント還元率や、どの店舗・サービスで支払えば倍率がアップするのか、ポイントの使い道も確認しておきましょう。
法人カードでまとまった金額の支払いをすればポイントもたまりやすくなります。ポイント還元率が高い法人カードを選択すれば、より多くのポイントを獲得できます。
クレジットカード会社によって提携する店舗・サービスは異なるため、自社がよく利用するサービスではポイント倍率がアップするのかも確認しておきましょう。
ためたポイントの使い道は、法人カードの利用代金に充てられるほか、買い物に利用できたり、マイルや他社ポイントへの移行ができたりとさまざまです。
法人ゴールドカードの審査基準
法人カードを発行する際の審査では、「代表者の属性情報・信用情報」と、「企業の経営実績・財務状況」が確認されます。
「属性情報」とは、申込者個人に関する情報です。「信用情報」とは、クレジットカードやローンの利用履歴、申込履歴に関する情報を指します。
ゴールドカードの場合、一般カードと比較して審査基準が高くなると考えられます。ただし、クレジットカード会社は「売上がいくらあれば審査に通過できる」といった審査基準を公表していません。さまざまな情報を総合的に審査しています。
- 本記事の審査・申込条件の情報は一般的な解説です。カードや発行会社により異なるため、実際の適用条件は各カードの公式サイトでご確認ください。
JCBの法人カードに申し込む手順
ここでは、中小企業向けの「JCBゴールド法人カード」と、個人事業主、フリーランス向けの「JCB Biz ONE ゴールド」の申込手順を紹介します。
JCBゴールド法人カード」の申込手順
- 申し込みフォームに必要情報を入力する
- 審査結果を待つ
- 入会申込書を記入して返送する
- 契約確認書類が送付される
- カード発行
「JCB法人カード」の場合、オンライン上での申し込みのほか、郵送での申し込みも可能です。
「JCB Biz ONE ゴールド」の申込手順
- 申し込みフォームに必要情報を入力する
- オンラインでお申し込み
- 入会審査(ここまで最短5分)
- MyJCBアプリをダウンロード
- アプリにカード番号が表示
- カードをお届け(約1週間)
「JCB Biz ONE」の場合、法人カードの利用代金の支払口座として登録するものが個人名義口座の場合に限り、最短5分で入会が可能です。
それぞれの法人カードの詳細はこちらで紹介しています。
ビジネスに役立つサービスが豊富!中小企業向け「JCBゴールド法人カード」
法人の本人確認が不要!個人事業主向け「JCB Biz ONE ゴールド」
よくある質問
-
法人ゴールドカードを所有するメリットを教えてください
-
ゴールドカードには、次のようなメリットがあります。
- 空港ラウンジサービスで出張が快適になる
- 旅行傷害保険により医療費の負担を軽減しやすい
- 接待に便利な予約などを依頼できる
- 社員の福利厚生を充実させる特典がある
- 利用可能枠(限度額)が高額でまとまった支払いにも対応しやすい
-
法人ゴールドカードは何を基準に選べばよいですか?
-
ゴールドカードを選ぶ際は、次のポイントに注目してみましょう。
- 使いたい特典・サービスが付帯されている
- サービス内容と年会費のバランスを確認する
- 従業員向けカードの発行枚数が十分かを確認する
- 経理作業を効率化するなら会計ソフトとの連携可否も確認する
- ポイントやマイルの還元率・使い道を確認する
-
法人ゴールドカードの年会費はいくらですか?
-
ゴールドカードによってさまざまですが、概ね3,000円から5万円に設定されており、一般的に5,000円から1万円くらいのものが多いでしょう。
カードのグレードや特典が豊富になるほど、年会費は高くなる傾向があります。 -
JCBの法人ゴールドカードで空港ラウンジサービスが付帯するものはどれですか?
-
JCBの法人ゴールドカードで、空港ラウンジサービスが付帯するのは「JCBゴールド法人カード」と「JCB Biz ONE ゴールド」です。
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- 掲載内容は予告なく変更となる場合があります。
- 【監修者】
-
氏名:飯田 道子(いいだ みちこ)
資格:ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、他金融機関勤務を経て96年FP資格を取得。現在は各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっています。どの金融機関にも属さない独立系FPです。海外移住にも対応しており、特にカナダや韓国への移住や金融・保険情報を得意としています。
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法人用のゴールドカードなら、一般のカードと比べてポイント還元率が高くなりますので、たまったポイントで事務用品を購入したり、接待交際費にあてたりすることができます。ゴールドカードの場合、保障が充実しているほか、空港のラウンジを無料で利用できるメリットも見逃せません。ラウンジにはWi-Fiのほか、ドリンクが準備されています。搭乗前の時間をリラックスして過ごす、プレゼンの準備をするなどして有効に使えますよ。