法人カードの基本をおさえる
法人カードでマイルを効率よくためるコツ!おすすめの使い方も解説
更新日:2026年3月5日

法人カードのなかには、利用合計金額に応じてたまったポイントをマイルに交換できるものがあります。交換したマイルは、航空券への引き換えや座席のアップグレードなどに使えるため、出張の多い企業や個人事業主にとって魅力的な活用方法です。
マイルを効率よくためたい場合は、ポイント還元率の高いカードを選ぶことが大切です。還元率が高いほどポイントがたまりやすく、交換できるマイルも多くなります。
年会費の有無や付帯サービスなども含めて比較検討すれば、より自社にあった法人カードを選べるでしょう。
この記事でわかること
- 法人カードでマイルをためる方法
- 法人カードでためたマイルの使い道
- マイルをためたい方向けの法人カードの選び方
目次
法人カードでマイルをためる方法
法人カードでマイルをためる方法は、大きく分けて2つあります。
ポイントをマイルに交換する
法人カードを利用すると、利用合計金額に応じてポイントがたまります。法人カードのなかには、ためたポイントをマイルに交換できるものがあります。
直接マイルが付与される法人カードでなくても、ポイントの交換によってマイルをためることが可能です。
航空会社の提携カードを使う
航空会社と提携している法人カードを利用すると、利用合計金額に応じて、提携航空会社のマイルが直接付与されます。ポイントをマイルに交換する必要がないため、よりスムーズにマイルをためられます。
マイルを効率よくためる法人カードの使い方
ここでは、航空会社と提携していない一般的な法人カードで、効率よくマイルをためる方法を紹介します。一般カードは、まずカード会社のポイントがたまり、必要なタイミングで一部だけマイルに交換できる柔軟性が強みです。
ポイント還元率が高い法人カードを選ぶ
ポイント還元率とは、クレジットカードの利用合計金額に対して付与されるポイントの割合を指します。
たとえば、100円の利用で1ポイント獲得でき、1ポイント=1円相当として利用できる法人カードの場合、ポイント還元率は1.0%です。一方、1,000円の利用で1ポイント獲得でき、1ポイント=5円相当として利用できる法人カードの場合は、ポイント還元率が0.5%となります。
ポイント還元率が高いほど、効率よくポイントをためることができ、交換できるマイルも多くなります。
なお、ポイント還元率は法人カードの種類によって異なるほか、利用する店舗やサービス、キャンペーン期間などによっても異なる場合があります。
支払いを法人カードに集約する
法人の場合、事務所の家賃や通信料、水道光熱費、税金などの公共料金、各種保険など、事業に関する支払いが多く発生します。これらの支払いをひとつの法人カードにまとめることで、利用合計金額が集約され、ポイントがたまりやすくなります。
Aは現金、Bは口座振替、Cは法人カード、と支払い方法が分散している場合は、できる限り支払いを法人カードにまとめることを検討しましょう。
従業員向けの法人カードを発行する
出張が多く、宿泊先でのホテル代の支払いや、外出先での立て替え払いが発生する企業では、従業員用の法人カードを発行するのも効果的です。
法人カードのなかには、従業員向けに追加カードを発行できるものがあります。従業員にも法人カードを使ってもらうことで、ポイントがたまりやすくなるだけでなく、立て替えの必要がなくなり、経費精算や経理作業の効率化にもつながります。
また、企業側は従業員カードの利用明細をまとめて確認できるため、「いつ・どこで・いくら使ったのか」が明確になり、支出の透明性も向上するといったメリットもあります。

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法人カードでためたマイルの使い道
法人カードでためたマイルは、さまざまな用途に活用できます。たとえば、座席のアップグレード、航空券への交換、ツアー代金や宿泊費への充当、商品への交換などが代表的です。
そのほかにも、航空会社ごとにさまざまな活用方法が用意されています。具体的な交換先は、各航空会社のマイレージサービスで確認しておきましょう。
法人カードでためたマイルは個人利用してもいい?
法人カードでためたマイルの個人利用が可能かどうかは、契約者が法人か個人事業主かによって異なります。
個人事業主の場合、自身の事業経費でためたマイルを個人で利用しても問題ありません。法人代表者が個人名義でカード契約している場合も、ポイントやマイルを管理できる立場であることから、個人利用は可能と考えられます。
ただし、従業員を雇っている場合や、法人カードの管理を経理担当者など別の方が行っている場合には、透明性のある運用が求められます。たとえ代表者であっても自由に利用するのではなく、経理担当者などと事前に相談しておくことが大切です。
一方で、従業員が無断でマイルやポイントを利用することは、横領とみなされる可能性があります。代表者や法人カードの管理担当者の許可なく利用するのは避けるべきです。
トラブルを防ぐためにも、マイルやポイントの利用ルールを社内で明確に定め、周知徹底しておきましょう。
法人カードとマイルに関する注意点
法人カードでマイルをためたい場合は、事前に確認しておきたいポイントが5つあります。
ポイントをマイルに交換できない法人カードがある
多くの法人カードにはポイントプログラムがあり、たまったポイントをマイルなどに交換できます。ただし、ポイント制度があっても、マイルへの交換に対応していないカードも存在します。
マイルへの交換を前提に法人カードを検討する場合は、ポイント還元率の高さだけでなく、「マイルに交換できるかどうか」も確認しておくことが重要です。
交換できるマイルの種類が限られていることがある
マイルに交換できる場合でも、交換先として対応している航空会社が限られることがあります。たとえば、ANAやJALへの交換に対応しているカードは多い一方で、それ以外の航空会社のマイルには対応していないこともあります。
自分がためたいマイルに交換できるかどうか、あらかじめ確認しておきましょう。
マイルに交換する手数料がかかることがある
法人カードでためたポイントをマイルに交換する際、移行手数料がかかることがあります。
移行手数料の有無や金額、条件はカードの種類によって異なるため、「移行手数料がかかるか」「かかる場合はいくらか」を確認したうえでカードを選ぶことが大切です。
マイルに交換できるポイントの上限が決まっていることがある
法人カードによっては、「1ヵ月あたり◯ポイントまで」「年間で◯ポイントまで」のように、マイルに交換できる上限が設けられていることがあります。
法人カードの利用合計金額が多いと、その分ポイントも多くたまりますが、上限に達すると、それ以上は交換できなくなります。
できるだけ多くのポイントをマイルに交換したい方は、事前に上限を確認しておきましょう。
手続き完了からマイルに交換できるまで時間がかかることがある
ポイントをマイルに交換する際、申し込みから実際にマイルへの移行が反映されるまでに数週間かかることがあります。そのため、「すぐにマイルを使いたい」と考えている方は、あらかじめ所要日数を把握し、早めに手続きを行うことが大切です。
なお、JCBの場合は、申し込みから約1週間後にマイルに移行されます。
マイルをためたい方向け!法人カードの選び方
法人カードで効率よくマイルをためたい方に向けて、カードの選び方のポイントを解説します。
1. 希望するマイルに交換できるかを確認する
まずは「どの航空会社をよく利用するか」などを考え、ためたいマイルを決めましょう。
法人カードによって、ためられるマイルの種類は異なります。法人カードのポイントプログラムを確認し、自分の希望するマイルに交換できるかどうかを確認します。
たとえばJCBの法人カード「JCB Biz ONE」では、「JALマイレージバンク」や「ANAマイレージクラブ」のマイルへの交換が可能です。
2. ポイント還元率を確認する
続いて、法人カードのポイント還元率を確認してみましょう。還元率が高いほど、利用合計金額に応じてポイントがたまりやすくなり、交換できるマイルも多くなります。
たとえば、JCBの法人カード「JCB Biz ONE」は、どこで使っても、いつでもポイントが2倍付与されるため、通常の利用でも多くのポイントをためられます。
3. 交換手数料・上限を確認する
最後に、法人カードでためたポイントをマイルに交換する際に発生する手数料や、交換可能なポイント数の上限についても確認しておきましょう。
法人カードを選ぶときにマイル以外で重視したいポイント
マイルをためたい場合、マイルに関する内容を重視して法人カードを選ぶことは重要ですが、マイル以外にも確認しておきたいポイントがあります。
法人カードは、ここで紹介する内容を比較・検討しながら選ぶとよいでしょう。
年会費
法人カードの年会費は、カードの種類やグレードによって異なります。永年無料のものもあれば、グレードによっては数万円の年会費がかかるものもあります。
コストを抑えたい方は、年会費が無料、または低めに設定されているカードを選ぶのがおすすめです。
一方、ゴールドカードやプラチナカードなど、グレードの高い法人カードは年会費が高額になりますが、特典やサービスは充実している傾向があります。年会費がかかるカードでも、自社のニーズにあった特典やサービスが含まれていれば、結果としてコストパフォーマンスが高く感じられる場合もあります。

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特典・付帯サービス
法人カードには、種類やグレードに応じて、さまざまな特典が付帯されています。
たとえば、空港ラウンジサービスや旅行傷害保険は多くの法人カードに付帯されているサービスです。このほかにも、出張や経費精算に役立つなど、ビジネスに関連するサービスが用意されている場合があります。
特典や付帯サービスの内容はカードの種類によって異なるため、比較検討することで、自社の利用シーンにあった法人カードを選びやすくなるでしょう。
ETCカード・従業員向けカードの発行枚数
法人カードには、ETCカードや従業員向けカードの追加発行が可能なものもあります。ただし、発行できる枚数や条件はカードの種類によって異なるため、事前の確認が必要です。
従業員にETCカードを配布したい場合は、自社の運用にあった発行枚数に対応できる法人カードを選びましょう。

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JCBの法人向けカードでためたポイントはマイルに交換できる!
JCBの法人向けカードは、ためたポイントをマイルに交換することが可能です。
各カードにおけるマイルの交換レートは、次の通りです。
| カード名称 | 交換可能なマイル | 交換レート (J-POINT 1ポイントあたり) |
|---|---|---|
| JCB Biz ONE | JALマイレージバンク ANAマイレージクラブ | 0.6マイル |
| ANA JCB 法人カード | ANAマイレージクラブ | 通常獲得ポイント:2マイル ボーナスポイント:0.6マイル |
「ANA JCB法人カード」は、交換対象がANAマイレージクラブのマイルに限定されている一方で、通常獲得ポイントの交換レートが高いことが特徴です。
なお、「JCB Biz ONE」および「ANA JCB法人カード」でためたポイントは、マイルへの交換だけでなく、他社のポイントや商品との交換にも対応しています。
毎月の利用合計200円(税込)ごとにJ-POINTが1ポイントたまり、1ポイントあたり最大1円分相当として利用できます。
- ポイント移行商品などの申し込み可能ポイントは商品によって異なります。
いつでもポイント2倍獲得!「JCB Biz ONE」
「JCB Biz ONE」は、個人事業主やフリーランスの方でも申し込める法人カードです。
利用合計金額200円(税込)ごとに付与される「J-POINT」が通常の2倍になるため、ポイントを効率よくためられます。たまったポイントは、「ANAマイレージクラブ」や「JALマイレージバンク」のマイルへの交換が可能です。
一般カードは年会費が永年無料で利用でき、コストをかけずにポイントをためられる点が魅力です。
ゴールドカードの年会費は5,500円(税込)ですが、初年度は無料です。さらに、年間100万円(税込)以上の利用で翌年度も無料になります。ゴールドカードには「空港ラウンジサービス」など、ビジネスシーンで役立つ特典も付帯しています。
また、一般カードとゴールドカードのどちらも、「弥生会計」「freee」「マネーフォワード ME」などの会計ソフトと連携可能です。カードの利用明細を自動で取り込み、帳簿に反映できるため、日々の経理業務の効率化にもつながります。
ANAのマイルをためたい方向け「ANA JCB法人カード」
「ANA JCB法人カード」は、ANAのマイルを効率よくためられる法人カードです。入会時にマイルが獲得できるほか、ANAグループ便への搭乗のたびにボーナスマイルが付与されます。交換対象となるのは「ANAマイレージクラブのマイル」のみですが、交換レートの高さが魅力です。
通常獲得ポイントは、J-POINT1ポイントあたり2マイル、ボーナスポイントは、J-POINT1ポイントあたり0.6マイルとして交換できます。ボーナスポイントとは、各種キャンペーンなどで獲得したポイントを指します。
なお、マイル移行手数料は年間5,500円(税込)ですが、ゴールドカードの場合は無料です。
よくある質問
-
マイルを効率よくためる法人カードの使い方を教えてください
-
法人カードでマイルを効率よくためるポイントは次の3つです。
- ポイント還元率が高い法人カードを選ぶ
- 支払いを法人カードに集約する
- 従業員向けの法人カードを発行する
-
マイルがたまる法人カードの特徴を教えてください
-
マイルがたまる法人カードの特徴としては、ポイント還元率が高いことが挙げられます。法人カードの利用合計金額に応じてポイントが付与され、そのポイントをマイルに交換するため、「どれくらいポイントがたまるか」が重要になるでしょう。
-
法人カードのマイルやポイントは個人利用をしてもいいですか?
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契約者が個人事業主であれば、事業経費でためたマイルやポイントを個人で利用しても問題ありません。法人契約の場合は、代表者であっても経理担当者と相談するなど、透明性のある運用が求められます。従業員による無断利用は横領とみなされる可能性があるため避けるべきです。
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- 掲載内容は予告なく変更となる場合があります。
- 【監修者】
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氏名:飯田 道子(いいだ みちこ)
資格:ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、他金融機関勤務を経て1996年FP資格を取得。現在は各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっています。どの金融機関にも属さない独立系FPです。海外移住にも対応しており、特にカナダや韓国への移住や金融・保険情報を得意としています。
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法人カードでマイルを効率よくためるためには、集中的に法人カードを利用することです。カード会社によっては、特定の店舗を利用したときにボーナスポイントが付与されたり、ダブルでポイントがたまったりすることがありますので、チェックしてみましょう。法人カードの選ぶ際は、年会費、マイルへの移行制限の有無、カード発行可能枚数、付帯サービス等を確認し、自分たちのビジネスにあったカードかどうかを見極めてくださいね。