自分にぴったりのクレジットカードをつくる
2枚目のクレジットカードは持つべき?作るメリットと選び方・注意点を紹介
公開日:2023年3月24日
現在利用中のクレジットカードがあり、2枚目を持つべきかどうか悩んでいませんか?
2枚目のクレジットカードを持つと、よりおトクで便利な使い方ができる可能性があります。ただし、選び方によってはデメリットのほうが増えてしまうので注意しましょう。
この記事でわかること
- 2枚目のクレジットカードを作成するメリット
- 2枚目のクレジットカードを選ぶポイント
- 2枚目のクレジットカードを選ぶ際の注意点と対策
2枚目のクレジットカードを作るメリット
普段の生活で頻繁にクレジットカードを活用している方ほど、2枚目のカードを持つメリットが大きくなります。ここでは、2枚目のクレジットカードを新たに作るメリットを解説します。
利用目的を分けられる
2枚目のクレジットカードを所有していれば、1枚目は生活費の支払いに使用し、2枚目は趣味や外食など特別な用途に使うといったように、カードを目的別に分けられます。
カード別の使用金額を見れば「何にいくら支払ったか」が一目でわかるので、家計管理がしやすくなります。さらに、カードによって引き落とし用の銀行口座も分けておけば、生活費と趣味用のお金を別にしておくことも可能です。
トラブルに備えられる
メインのクレジットカード1枚のみに依存していると、思わぬトラブルにより支払いができなくなってしまうことがあります。
よくあるトラブルとしては次のような例が考えられます。
- 磁気不良やICチップの動作不良でクレジットカードが読み取れない
- 利用した店舗がクレジットカードの国際ブランドに対応していない
- 紛失や盗難によりクレジットカードを紛失した
クレジットカードが1枚しかない場合は、トラブルに備えて現金を多めに持ち歩く必要があります。その点、2枚目のクレジットカードがあれば、1枚目のクレジットカードが使えなかった場合に備えられます。
利用可能枠(限度額)が増える
クレジットカードの利用代金が利用可能枠(限度額)に達すると、追加の利用ができなくなります。
2枚目のクレジットカードがあれば、既存のカードとは別に利用可能枠が設定されるので、1枚目のクレジットカードが限度額に達しても2枚目のカードが利用できます。
次のようなケースを想定してみましょう。
- 1枚目のクレジットカードの利用可能枠:30万円
- 2枚目のクレジットカードの利用可能枠:20万円
この場合、2枚目のカードを発行したことにより、利用可能枠が合計50万円まで拡大されます。
ただし、利用可能枠を拡大するには、1枚目のクレジットカードのカード会社とは異なる会社(国際ブランド)で2枚目を発行する必要があります。同じ会社の場合、限度額は合算されるのではなく、高い金額が適用されます。また、2枚目のカードの利用可能枠がどのくらいに設定されているかは、審査に通過するまでわかりません。
クレジットカードの限度額とは?仕組みと増枠する方法を解説
2枚目のクレジットカードの選び方
2枚目のクレジットカードを申し込むなら、1枚目のカードとは異なる特徴のあるカードがおすすめです。
クレジットカードの特典や付帯サービス、ポイントの付与率や還元率、カードそのもののグレードや年会費など、クレジットカードはそれぞれ強みが異なります。2枚目のクレジットカードを選ぶ前に、まず1枚目の特徴をよく分析するとよいでしょう。
1枚目にはないサービス・特典がある
1枚目のクレジットカードの特徴を整理して、次のように、「あれば嬉しい機能」「対応してほしい制度」を探してみましょう。
- 前から使いたかった電子マネーの決済機能が付いている
- 海外旅行に出かけるときの保険の補償が充実している
- 近所でよく使うコンビニでもらえるポイントの付与率・還元率が高い
人気のあるクレジットカードでも、1枚ですべての希望に対応するのは困難です。1枚だけではカバーしきれない点を、2枚目で補える可能性があります。
1枚目とは違う国際ブランドを選ぶ
店舗によっては、支払いに使えるクレジットカードの国際ブランドが限定されている場合があります。国際ブランドとは、JCBやVisa、Mastercardなどクレジットカードの支払いシステムを持つブランドを指します。とくに、海外の都市部以外では使用できる国際ブランドが限定されている場合があるので注意が必要です。
「店舗が対応していないので支払いに使えない」というリスクを回避するために、2枚目のクレジットカードは、1枚目と異なる国際ブランドから選ぶ方法があります。旅行や出張などで海外へ出かける機会がある方は、渡航機会が多い国や地域で多く普及している国際ブランドを選ぶのがよいでしょう。
クレジットカードの国際ブランドの特徴や種類とは|5大ブランドの違い
年会費とサービスのバランスを考える
クレジットカードの発行枚数を増やすと、年会費が余計にかかるのが気になる方もいるかもしれません。しかし、2枚目のクレジットカードの年会費を支払っても、その分のサービスや特典を利用できるなら負担を気にする必要はないでしょう。
ゴールドカードやプラチナカードといったグレードになると、年会費が高額になりがちですが、その分サービスや特典が充実しています。
海外旅行や出張に出かける機会がある方にとっては、旅行傷害保険の補償金額が大きいため、万が一の場合に備えられます。また、空港のラウンジを無料で利用できるなどの特典が付いているケースもあります。年会費を支払うだけのサービスの対価が得られるかを検討するとよいでしょう。
一方、2枚目のクレジットカードの利用頻度が低く、「あくまで予備」として考えるなら、カードの年会費が無料のクレジットカードをおすすめします。
2枚目のクレジットカードを作るときの注意点
新たに2枚目のクレジットカードを作ると、これまで以上に便利になる反面、カード2枚分の管理やチェックも必要になります。具体的にどのような点に注意すればよいか、対策も交えて解説します。
利用合計金額を把握する
クレジットカードを2枚持ちにした場合、それぞれの利用明細のチェックが必要です。2枚目のクレジットカードを1枚目とは異なるカード会社で発行した場合は、別のウェブサービスの会員ページを閲覧する必要があります。
毎回、複数の利用明細をチェックするのはわずらわしいと感じるかもしれません。しかし、定期的に利用明細を確認する習慣があれば、使い過ぎも防げるでしょう。クレジットカードを使ったら、スマホやメールなどで通知する機能を活用するのもおすすめです。
年会費とその対価を比較検討する
2枚目のクレジットカードで年会費が有料のものを選ぶ場合は、「年会費に見合うサービスを受けられているか」をチェックするとよいでしょう。
たとえば、1万円の年会費がかかるカードを作成し、年会費無料のカードに比べて3倍のポイントが得られるとします。
仮に年会費無料のカードが1万円の利用につき100円分のポイントがもらえる場合、有料カードは3倍の300円分のポイントとなり、200円分の差が生まれます。この比較では、年間の利用額が50万円を超えるなら、「年会費を支払っても得られるポイント額が多くなるのでおトク」といえます。
不正利用に早めに気付くための対策をする
1枚目のクレジットカードをメインとして使っていると、2枚目のクレジットカードの利用明細の確認を忘れてしまう場合もあります。それにより、不正利用に気付くのが遅れる可能性があるので注意しましょう。
多くのカード会社が、不正利用があってから「60日以内に届け出をすれば補償が受けられる」と定めているため、早期発見が欠かせません。
普段は持ち歩かないクレジットカードでも、ネットショッピングなどの利用などをきっかけに不正利用の被害に遭う可能性があります。支払時にスマホへ通知されるサービスを使うとともに、表面にカード番号が記載されていないものなど、セキュリティー対策が充実したクレジットカードを選ぶのが対策としておすすめです。利用頻度に関係なく、1枚目、2枚目ともにセキュリティー対策を万全にしておきましょう。
クレジットカードが不正利用される原因とは?対策と対処法を徹底解説
2枚目にもおすすめのJCBカード
2枚目のクレジットカードには、ポイントの還元率が高いおトクなカードがおすすめです。JCBカードなら、クレジットカードの利用合計金額1,000円(税込)につき、Oki Dokiポイントが1ポイントたまります。Oki Dokiポイントは、毎月の利用合計金額に対して換算されるので、1回あたりの利用合計金額が1,000円未満でも無駄になりません。
たまったOki Dokiポイントは、家電やグルメなどの商品と交換できるほか、マイルや他社のポイントに移行できます。
また、会員専用WEBサービス「MyJCB」では、スマホやPCから気軽に利用残高が確認できます。カード利用時にはメール通知やスマホへのプッシュ通知機能もあるので、身に覚えのない利用があったときに素早く気付けるでしょう。
JCB カード W

「JCB カード W」は、高校生を除く18〜39歳限定で入会できる年会費が永年無料のクレジットカードです。JCBカードのなかでも、とくにポイント還元率が高い点がJCB カード Wの特徴です。国内・海外ともに利用時に、JCBのポイントプログラム「Oki Dokiポイント」が2倍たまります。JCBオリジナルシリーズパートナーで利用すれば、さらに高還元でポイントがたまるのでおトクに買い物ができます。
39歳までに入会しておけば、40歳以降も継続して利用できます。その後もずっと年会費がかからないので、「2枚目のクレジットカードを持ちたいけれど、年会費などコストをかけずにできるだけおトクなカードがほしい」方におすすめです。
いつでもポイントが2倍以上たまる、代表的なパートナー店は次の店舗があげられます。
- 1 Starbucks eGiftの購入は21倍、スターバックス カードへのオンライン入金・オートチャージは11倍です。店舗での利用分・入金分はポイント倍付の対象となりません。
- 2 Amazon、Amazon.co.jpおよびそれらのロゴは、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標または登録商標です。
- 3 一部対象とならない店舗があります。法人会員の方は対象となりません。
- JCB カード Wを利用するとカード特典の+1倍が加わるため、上に記載のポイント倍率が適用されます。
- 掲載内容は予告なく変更となる場合があります。
ポイント倍率は2023年8月時点の情報です。
事前にポイントアップ登録が必要です。優待店により特典・条件等が異なります。最新情報はJCBオリジナルシリーズサイトをご確認ください。
JCBゴールド

「JCBゴールド」は20歳以上の方が申し込みできるゴールドカードです。オンラインで入会いただいた方に限り、初年度の年会費が無料(※1)になります。
旅行や出張で利用できる国内外の旅行傷害保険(※2)が充実しており、万が一に備えておきたい方におすすめです。死亡・後遺障害の場合、海外で最高1億円、国内で最高5,000万円の補償があります。
国内の主要空港、およびハワイ ホノルルの国際空港内にあるラウンジを、無料で利用できるサービスが付帯していることが特徴です。ほかにも、世界1,100ヵ所以上のラウンジをUS35ドル(一部空港ラウンジはUS27ドル)で利用できる空港ラウンジサービス「ラウンジ・キー」も利用できるため、プライベート、ビジネスともに快適な旅をするのに役立ちます。
- 1 お切り替えの方は初年度年会費無料の対象となりません。
- 2 適応条件改定により、2023年4月1日以降出発は、旅行代金(ツアー料金や交通費など)を対象のカードでお支払いいただくことで、旅行傷害保険・航空機遅延保険が適用されます。
よくある質問
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2枚目のクレジットカードを持つメリットはありますか?
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2枚目のクレジットカードを作れば、次のようなメリットがあり、よりおトクで便利にカードを利用できる可能性があります。
- 利用目的に応じてカードの使い分けができる
- 1枚目のクレジットカードが支払いに使えないときの備えになる
- 異なるカード会社で2枚目のカードを発行すれば利用可能枠が増やせるい
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2枚目のクレジットカードはどんなカードを選ぶとよいですか?
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2枚目のクレジットカードは、1枚目のカードと特徴が異なるものを選ぶとよいでしょう。とくに異なるポイントがたまる、異なる国際ブランドである、年会費が有料のカードの場合には得られるサービスをチェックし年会費とのバランスを取るのがおすすめです。
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クレジットカードは何枚まで持てますか?
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とくに上限の枚数は決まっていません。そのため審査に通れば、多くの枚数を所有できますが、枚数が増えれば管理も複雑になるほか、不正利用されるリスクもあります。
そのため、2~3枚程度のクレジットカードを利用シーンによって使い分けたり、強みを補い合ったりすることが望ましいでしょう。
今こそ安心のブランドJCB

安心と信頼のJCBスタンダードカード

39歳以下の方限定カード
Oki Dokiポイントは常に2倍

- 掲載内容は予告なく変更となる場合があります。

- 【監修者】
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氏名:高柳政道(たかやなぎ まさみち)
資格:一級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP、DCプランナー2級一級ファイナンシャル・プランニング技能士を取得後、2020年5月に金融コラムニストとして独立。企業に属さないFPとして投資商品の選び方を中心に情報を発信。
資産運用・生命保険・相続・ローンなど、多岐に渡るジャンルの執筆及び監修業務を手掛け、関わった記事数は500を超える。