自分にぴったりのクレジットカードをつくる
ブラックカードとは?持つための条件とJCBザ・クラスについて解説
公開日:2022年2月28日
更新日:2022年6月20日
ブラックカードは、一般的に最上位のステータスを持つとされるクレジットカードです。入会は招待制となっているケースが多く、厳しい条件をクリアしなければいけません。ブラックカードに関心があるものの、どうしたら入会できるのか気になる方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、ブラックカードの特徴やメリット、持つための条件などを解説します。JCBカードのブラックカードである「JCBザ・クラス」や、ブラックカードの入会に向けて持っておきたいカードも紹介しています。将来的にブラックカードを持ちたい方は、ぜひ確認してみてください。
この記事でわかること
- ブラックカードの特徴
- ブラックカードを持つための条件
- JCBのブラックカード「JCBザ・クラス」の詳細
目次
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ブラックカードとは最高位のステータスを持つクレジットカードのこと
ブラックカードは、一般的に最高位のステータスを持つとされるクレジットカードです。ブラックカードとはカードのランクを表す言葉で、券面が黒いカードのことではありません。クレジットカードのランクは一般カード、ゴールドカード、プラチナカード、ブラックカードの順にランクが高くなります。
クレジットカードはランクが上がるごとに付帯サービスが充実します。最高位のブラックカードでは、各種優待サービスや保険、補償制度などがほかのランクのクレジットカードより充実したサービスが受けられます。
また、ブラックカードは誰でも持てるカードではありません。最高峰のクレジットカードにふさわしい高い収入や信用が必要であり、一種のステータスとして見られます。
ブラックカードの入会方法
ブラックカードの入会には招待(インビテーション)が必要な場合が多く、自分から申し込むことができません。クレジットカードを使い続け、カード会社の定める条件を満たすと招待を受けられるでしょう。
ブラックカードを持つための条件
ブラックカードを持つための条件はカード会社によって異なり、詳しい条件は公表されていません。しかし、以下の条件を満たすとブラックカードの招待を受けやすい傾向があります。
- ハイステータスなカードを継続して使用する
- 年間利用額が高額である
- 過去の支払いに遅延などのトラブルがない
ハイステータスなカードを継続して使用する
ステータスが高いカードを使い続けると、招待を受けられる可能性があります。ブラックカードの招待を受けられるカードはカード会社により異なります。JCBでは、JCBゴールドとJCBゴールド ザ・プレミア、JCBプラチナが対象で、1年以上の継続所有が必要です。
また、ブラックカードを発行していないカード会社もあります。ブラックカードを目指す方は、入会前に確認しておきましょう。
年間利用額が高額である
年間利用額が高額であると、ブラックカードの招待を受けやすい傾向があります。年間利用額の基準はカード会社によって異なり、いくら使用すると招待を受けられるかは不明です。
また、年収などの個人属性よりも年間利用額などの実績が重要視されるケースもあります。同じ勤め先、近い年収の方でも、同じようにブラックカードの招待を受けられるとは限りません。
過去に支払いの遅延などのトラブルがない
過去にクレジットカードの支払いの遅延がないか、リボ払いを多用していないかなど、充分な支払能力があるのかも重要です。支払い時の入金が遅れたなどのトラブルがある方は、取得が難しい可能性があります。
ブラックカードは利用可能枠が高く、支払能力がない方が持つと貸し倒れのリスクがあるため、カード会社も慎重に審査します。
ブラックカードの特徴
あまり情報が公開されないブラックカードですが、共通の特徴があります。
- 年会費が高額
- 入会審査が厳しい
- 利用可能枠は個別で設定されている
年会費が高額
ブラックカードの年会費はカード会社によって異なり、数万~数十万円以上と高額です。
しかし、年会費が高額なブラックカードでは、空港での専用ラウンジの利用や、プレゼントなど充実したサービスが提供されます。利用方法によっては、年会費以上の価値を感じられるサービスもあるでしょう。また、ポイント還元率も高い傾向があるため、メインのクレジットカードとしてもより使いやすくなります。
入会審査が厳しい
ブラックカードは招待制ですが、入会審査があります。カード会社から招待を受けたとしても、審査に通過しなければ入会できないケースがあるため注意しましょう。
利用可能枠は個別で設定されている
ブラックカードの利用可能枠は、個人の状況に応じて設定されることがあります。利用可能枠は最大数千万円といわれているので、限度額をあまり気にせずカードを利用できるでしょう。
ブラックカードを持つメリット
ブラックカードには、以下のメリットがあります。
- 限られた人だけが持てるステータス
- 最高峰のサービスと補償が受けられる
限られた人だけが持てるステータス
ブラックカードは厳しい条件をクリアした方だけが取得できるクレジットカードです。高いステータスの証明となり、保有する喜びを与えてくれるでしょう。また、ブラックカードのステータスは多くの人に認められているため、周りから一目置かれる可能性もあります。
最高峰のサービスと補償が受けられる
ブラックカードは、最高峰のサービスを受けられるのもメリットです。たとえば、以下のようなサービスを提供している会社もあります。
ブラックカードのサービス例
- 国内外のホテルやレストランの優待サービス
- リムジン送迎サービス
- 24時間対応のコンシェルジュサービス
- キャンペーン、イベントへの招待
- 会員専用の空港ラウンジ
- 人気テーマパークの専用ラウンジ
など
カード会社ごとに内容は異なりますが、ゴールドやプラチナカードにはない、ブラックカードだけのサービスを受けられる場合も多く、日々の生活をより上質にしてくれるでしょう。
また、傷害保険などの補償が充実しているのも特徴です。海外旅行傷害保険やショッピングガード保険などの補償額が一般的なカードよりも高いため、旅行中のケガや病気、購入した商品の破損などのトラブルが発生したときも安心です。
JCBのブラックカード「JCBザ・クラス」とは?
ブラックカードの取得を目指す方に向けて「JCBザ・クラス」をご紹介します。JCBザ・クラスは、JCBカードのブラックカードです。ステータスの高さとさまざまな優待サービスを受けられる魅力があります。
ザ・クラス会員専用のコンシェルジュサービス
JCBザ・クラスでは、365日24時間対応のコンシェルジュサービスを利用できます。まるで秘書がいる感覚で、旅行やレストラン・ホテルの手配を代行してもらえます。自分でレストランを調べたり手配したりすると時間がかかるため、時間の有効利用にもつながるでしょう。
グルメの優待サービス
JCBザ・クラスでは、期間限定の優待サービス「グルメ・ベネフィット」を受けられます。グルメ・ベネフィットは、国内の厳選したレストランで所定のコースメニューを2名様以上で予約すると、1名様分の料金が無料となる期間限定の優待サービスです。大切な方とのディナーやビジネス接待で活躍する優待サービスです。
上質なアイテムを受け取れるサービス
JCBザ・クラスの優待サービス「ザ・クラス メンバーズ・セレクション」では、年に1回厳選されたアイテムの中から好きなものをひとつ無料で受け取れます。たとえば、電化製品やJCBトラベルクーポンなどのアイテムが受け取れます。
国内外の空港ラウンジが利用できるサービス
JCBザ・クラスの会員様は、国内の主要空港、およびハワイ ホノルルの国際空港内にあるラウンジを同伴者1名まで無料で利用できます。ラウンジでは、ドリンクサービス、新聞・雑誌の閲覧などが可能です。
さらに、世界各国の約1,200カ所の空港ラウンジを利用できる「プライオリティ・パス」も無料で利用できます。飲食やスパトリートメントなどを楽しめ、飛行機出発前のひとときをゆったりと過ごせます。
ブラックカードを目指す方におすすめのJCBカード
ブラックカードであるJCBザ・クラスを目指す方におすすめのクレジットカードは、「JCBゴールド」「JCB GOLD EXTAGE」「JCBプラチナ」の3種類です。JCBカードでは、プラチナカードはもちろん、ゴールドカードでもJCBザ・クラスへ招待される可能性があります。どのカードも招待不要で申し込みが可能なので、ぜひ検討してみてください。
券面 |
![]() JCBゴールド |
![]() JCB GOLD EXTAGE |
![]() JCBプラチナ |
---|---|---|---|
年会費 | 11,000円(税込) 初年度年会費無料(オンライン入会の場合のみ)※1 |
3,300円(税込) 初年度年会費無料 |
27,500円(税込) |
年齢制限 | 20歳以上 | 20歳以上29歳以下 | 25歳以上 |
旅行傷害保険(死亡・後遺障害の場合) | 海外:最高1億円※2 国内:最高5,000万円 |
海外:最高5,000万円※3 国内:最高5,000万円※4 |
海外:最高1億円 国内:最高1億円 |
ショッピングガード保険 | 海外:年間最高500万円 (1事故につき自己負担額3,000円) 国内:年間最高500万円 (1事故につき自己負担額3,000円) |
海外:最高200万円 (1事故につき自己負担額3,000円) 国内:最高200万円 (1事故につき自己負担額3,000円) |
海外:年間最高500万円 (1事故につき自己負担額3,000円) 国内:年間最高500万円 (1事故につき自己負担額3,000円) |
国内・海外航空機 遅延保険 |
乗継遅延費用保険金 出航遅延費用等保険金 寄託手荷物遅延費用保険金 寄託手荷物紛失費用保険金 |
なし |
乗継遅延費用保険金 出航遅延費用等保険金 寄託手荷物遅延費用保険金 寄託手荷物紛失費用保険金 |
特典 |
|
|
|
- 1 お切り替えの場合は初年度年会費無料の対象となりません。
- 2 日本出国前に「搭乗する公共交通乗用具」または「参加する募集型企画旅行」の料金をJCBゴールドでお支払いの場合、最高補償額は1億円、カードのお支払いがない場合、5,000万円となります。
- 3 JCB GOLD EXTAGEで、「搭乗する公共交通乗用具」または、「参加する募集型企画旅行」の料金をお支払いになった場合、海外旅行傷害保険が適用されます。募集型企画旅行は、日本出国前にJCB GOLD EXTAGEをご利用いただいた場合に限ります。
- 4 JCB GOLD EXTAGEで事前に、「搭乗する公共交通乗用具」、「旅館、ホテル等の宿泊施設」、「参加する募集型企画旅行」の料金をお支払いになった場合、国内旅行傷害保険が適用されます。
- 5 ★JCBは、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのオフィシャル・マーケティング・パートナーです。TM Universal Studios. CR22-1291
JCBゴールド
JCBゴールドは、国際ブランドの信頼感が魅力のゴールドカードです。旅行やお買い物に関する保険内容も充実しており、国内・海外航空機遅延保険も付帯されています。国内・海外航空機遅延保険では、国内外の航空便ご利用時の乗継遅延等で生じた宿泊・飲食費および出航遅延で生じた飲食費や、預けた手荷物が遅延・紛失した際の衣類購入費等を補償します。安心感を重視する方に心強い1枚です。
年会費は11,000円(税込)で、新規申込の場合は初年度無料です。年齢制限が20歳以上からと、紹介する3枚の中では申し込める年齢が広いため、多くの方におすすめできるクレジットカードです。
JCBゴールドの特徴
- ゴルフ、グルメサービスが充実
- さまざまな施設で優待を受けられるJCB GOLD Service Club Offを利用可能
- 旅行傷害保険、ショッピングガード保険に加え、国内・海外航空機遅延保険も付帯
- JCBザ・クラス、JCBゴールド ザ・プレミアへのアップグレードも可能
JCBゴールドは優待サービスも魅力です。空港ラウンジの利用をはじめ、名門ゴルフコースの手配や、コース代金が20%OFFとなるグルメ優待サービスなど、ビジネスからプライベートまで幅広く使える優待サービスが揃っています。
▶ JCBゴールド
JCB GOLD EXTAGE
JCB GOLD EXTAGEは、20歳以上29歳以下が申込対象のゴールドカードです。年会費は3,300円(税込)で、初年度は無料です。5年後の初回更新時にJCBゴールドへ自動で切り替わります。
JCB GOLD EXTAGEの特徴
- 入会後3ヵ月間はOki Dokiポイント3倍
- JCBトラベル Oki Dokiトクトクサービスを利用可能
- リーズナブルな年会費
JCB GOLD EXTAGEの大きな魅力は、ポイント付与率の高さです。入会後3ヵ月はOki Dokiポイントが3倍、4ヵ月目以降は1.5倍獲得できます。JCBカードのなかでもコストパフォーマンスの高い1枚です。
さらに、空港ラウンジサービスや JCBトラベル Oki Dokiトクトクサービスなど、ゴールドカードと同様の優待サービスを一部利用できます。おトクにゴールドカードのステータスを体験したい方におすすめです。
JCB GOLD EXTAGEを利用している間はJCBザ・クラスの招待を受けられません。しかし、5年後にはJCBゴールドに切り替わるため、そのまま使い続ければ招待を受けられる可能性があります。
JCBプラチナ
JCBプラチナは、国際ブランドが発行するプラチナカードというステータスの高さが魅力です。招待不要で申し込めるので、申込条件を満たしていれば誰にでも入会チャンスがあります。
年会費は27,500円(税込)とゴールドカードより高めですが、より上質な優待サービスや補償が受けられます。
JCBプラチナの特徴
- 25歳以上なら招待不要で申し込みが可能
- 補償内容がより充実
- 「プラチナ・コンシェルジュデスク」をはじめとした専用サービスが充実
- ゴールドカードの優待サービスも利用可能
JCBプラチナでは、ゴールドカードの優待サービスに加え、専用サービスも受けられます。たとえば、365日24時間いつでもチケットやレストランの相談ができる「プラチナ・コンシェルジュデスク」や、京都駅ビルやユニバーサル・スタジオ・ジャパンのJCB会員専用ラウンジの利用などが可能です。
また、JCBザ・クラスと同じく「グルメ・ベネフィット」を利用できるため、おトク感もあります。ワンランク上のサービスを受けつつ、ブラックカードを目指したい方は、ぜひJCBプラチナへの申し込みを検討してみてください。
▶ JCBプラチナ
ブラックカードの入会には一定の条件と招待が必須
ブラックカードは誰でも入会できるわけではなく、一定の条件と招待が必要です。最高位のステータスを持つクレジットカードなので、下位のカードより入会条件も厳しい傾向があります。
ブラックカードの入会に必要とされる条件
- ハイステータスなカードを継続して使用する
- 年間利用額が高額である
- 過去の支払いに遅延などのトラブルがない
招待を受けるためには、ステータスが高いカードを継続して使用する必要があります。ブラックカードを目指す方は、まずJCBゴールドやJCBプラチナに入会して実績を積み上げていきましょう。
よくある質問
ブラックカードに招待されるにはどうしたらいいですか?
ハイステータスなカードを継続して利用すると招待される可能性があります。また、年間利用額の高さや、過去の支払いトラブルなども考慮される傾向があります。
ブラックカードを持つためにはどれくらいの年収が必要ですか?
ブラックカードの審査を通る具体的な年収は不明です。また、年収、職業、利用可能枠なども含めて入会の条件は公表されていません。
JCBのブラックカード「JCBザ・クラス」はどのようなカードですか?
JCBザ・クラスは、多くの優待サービスが受けられるブラックカードです。専用のコンシェルジュデスクをはじめ、年1回厳選商品をひとつ受け取れる「ザ・クラス メンバーズ・セレクション」や、厳選したレストランのコースが1名分無料となる「グルメ・ベネフィット」など、JCBザ・クラスでしか受けられない魅力的なサービスが揃っています。
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プラチナカードならではのサービスが充実
- 掲載内容は予告なく変更となる場合があります。
【監修者】
氏名:高柳政道(たかやなぎ まさみち)
資格:一級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP、DCプランナー2級
一級ファイナンシャル・プランニング技能士を取得後、2020年5月に金融コラムニストとして独立。企業に属さないFPとして投資商品の選び方を中心に情報を発信。
資産運用・生命保険・相続・ローンなど、多岐に渡るジャンルの執筆及び監修業務を手掛け、関わった記事数は500を超える。