自分にぴったりのクレジットカードをつくる
高齢者もクレジットカードが作れる!審査や保有率、事前に知っておきたいこと
公開日:2022年11月24日
定年退職をした高齢者であっても、年金やパートなどの「安定した収入」があればクレジットカードの申し込みが可能です。
ただ、クレジットカードの利用には、紛失や不正利用などへの心配がつきものです。高齢者とその家族が安心してクレジットカードを利用するためにも、利用時の注意点を正しく把握しておきましょう。
この記事でわかること
- 高齢者がクレジットカードを利用するときに知っておきたいこと
- 高齢者におすすめの家族カード
- 高齢者におすすめのクレジットカード
目次
高齢者もクレジットカードの申し込みが可能
多くのクレジットカードは、申込対象を「本人または配偶者に安定した収入があること」と定めており、年金やパートなどで「安定した収入」がある方なら高齢者でもクレジットカードの申し込みが可能です。正社員でない、または働いていない場合でも、クレジットカード審査に通る可能性は十分あります。
また、JCBで実施したクレジットカードの保有調査では、60代のクレジットカード保有率は男女ともに90%以上で、高齢者のほとんどがクレジットカードを利用していることがわかります。
ただし、クレジットカードの審査基準は公開されておらず、審査に通るかどうかは一概に判断できません。審査では、本人の収入のほかに以下の項目で判断されているといわれています。
収入以外に審査で判断される項目
- ローンの有無
- 過去の借入経験
- 配偶者の収入
- 家族構成
- 住まいの状況(賃貸・持ち家)
- 居住年数 など
クレジットカードの審査とは?審査基準や通過のポイント、発行の流れを解説
高齢者がクレジットカードを利用するときに知っておきたいこと
高齢者がクレジットカードを利用するにあたって気をつけたいことは、次の3つです。
知らないうちに不正利用されるリスクがある
クレジットカード情報が漏えいすると、知らないうちに不正利用されてしまうリスクがあります。たとえば、以下のような状況でカード情報を抜き取られることが考えられます。
カード情報を抜き取られる
- 本物によく似た、架空のショッピングサイトでカード情報を入力してしまう
- 「〇〇(カード会社や銀行)からのお知らせ」というメールが届き、記載したリンク先をクリックしてしまう
- 警察やカード会社、カード業界団体などと名乗った電話が来て、カード情報を伝えてしまう
- 郵便受けに届いたクレジットカードの不在票が盗み取られ、第三者が本人に代わってカード本体を受け取ってしまう
不正利用を防止するためにも、少しでも不信感を覚えたらそのサイトやメールは開かないこと、クレジットカード利用時に不安な点があればすぐ家族に相談するなど、あらかじめ家族間で話し合っておくとよいでしょう。
使い過ぎてしまう場合がある
クレジットカードは現金での支払いのようにお金を使った感覚が少ないので、使い過ぎてしまう可能性があります。クレジットカードの利用明細をこまめにチェックしていないと、ひと月の請求額を見て驚くことがあるかもしれません。使い過ぎを防止するためにも「週に1回は利用明細を確認する」などと決めて管理をしていく必要があります。
紛失や盗難に遭う可能性がある
クレジットカードを財布などに入れて持ち歩いていると、「うっかりどこかに落としてしまった」「バッグごと盗難に遭った」などが原因で、カード本体が第三者の手に渡ってしまう可能性があります。カードが第三者の手に渡れば、支払い時に暗証番号の入力やサインの記入が求められないコンビニやスーパー、ガソリンスタンドなどで不正利用されてしまう可能性があります。
クレジットカードを無くした際はカード会社へ連絡し、カード利用をすぐに停止してもらいましょう。また、紛失時に慌てないためにも事前にカード会社の連絡先と連絡方法を事前に確認しておくことも大切です。
家族カードを活用してトラブルを防止する方法
高齢者のクレジットカード利用に不安がある場合は、家族カードを検討するのもおすすめです。家族カードとは、クレジットカード契約者である本会員の家族が保有できるカードです。
家族カードでは、家族カード保有者の利用分が本会員に請求され、利用明細も同一になります。つまり、本会員の登録口座から自身と家族カードの利用分の合計が引き落とされるのです。そのため、万が一の不正利用に本会員が気付ける可能性が高く、深刻な被害を防げるかもしれません。また、本会員は家族カードの利用制限ができるので、カードの使いすぎも防止できます。
ただし、家族カードの発行条件を「生計を同一にする親」としている場合もあります。生計が同一ではない、または離れて暮らす家族は家族カードの対象とならない場合もあるので注意しましょう。
家族カードのメリットや審査の有無|おすすめのカードと申込条件を紹介
高齢者にもおすすめ!安心のクレジットカード「JCB一般カード」

高齢者におすすめしたいのが、信頼あるJCBブランドの「JCB一般カード」です。JCBのなかで最もスタンダードなカードで、「18歳以上で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方」が保有できます。
オンラインで入会をすれば、初年度年会費が無料で利用できます。2年目以降は通常1,375円(税込)の年会費がかかりますが、年間合計50万円(税込)以上を利用し、かつ会員専用WEBサービス「MyJCB」に登録すれば、翌年度の年会費が無料になります。
また、JCB一般カードはカードを安全・安心に利用できる対策や補償が充実しています。
内容 | 詳細 |
---|---|
カード利用の通知 | カードのご利用都度、またはカードの利用金額合計がお客様の設定金額に到達したときに、リアルタイムでお知らせする |
カードの紛失・盗難時の対応 | オンラインまたは電話にて年中無休で対応し、すぐに利用停止の対応をする |
不正利用時の補償 | 第三者に不正利用された場合は全額補償する(※条件あり) |
不正検知システム | 365日体制で不正利用を監視し、もし不審な利用を検知した場合は一時的にカード利用を停止する |
さらに、JCB一般カードは入会手続き完了から最短5分で審査が完了し、MyJCBアプリでカード情報を確認できる申し込み方法もあります。カード本体が届くのを待たずしてカード情報を知れるので、できるだけ早くクレジットカードで支払いをしたい方に便利なサービスです。
最短5分の即時発行の入会受付は土・日・祝を含む9:00AM~8:00PMであり、それ以外の時間は翌日受付となります。このほかにも、利用の際には利用条件がありますので、あらかじめ確認しておきましょう。
JCB一般カードは、日本のブランドとして信頼感や安心して利用できるサービスの充実度を重視したい方に向いています。
よくある質問
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高齢者が持つためのクレジットカードの選び方を教えてください
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「万が一のトラブル時にクレジットカード会社がサポートをしてくれるか」「クレジットカードの利用明細が確認しやすいか」など、カード利用時の不安をカバーできるカードを選ぶのがおすすめです。
また、年会費が永年無料のクレジットカードであれば、お金をかけずに持つことができます。クレジットカードを利用しなくなった後に、年会費を請求される心配もありません。
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高齢者の場合、何歳までクレジットカードを作ることができますか?
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申込対象に「〇〇歳以下」などの条件がないクレジットカードであれば、上限なしでクレジットカードに申し込めます。ただし、クレジットカードの審査は、収入やローンの有無など年齢以外の点も考慮されます。審査を通して「支払能力に不安がある」と判断された場合は、申込対象であっても審査に通らない可能性があります。
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- 掲載内容は予告なく変更となる場合があります。

- 【監修者】
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氏名:高柳政道(たかやなぎ まさみち)
資格:一級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP、DCプランナー2級一級ファイナンシャル・プランニング技能士を取得後、2020年5月に金融コラムニストとして独立。企業に属さないFPとして投資商品の選び方を中心に情報を発信。
資産運用・生命保険・相続・ローンなど、多岐に渡るジャンルの執筆及び監修業務を手掛け、関わった記事数は500を超える。